【1年間で月商200万円⇒700万円】『セルワーク薬剤師求人』のSEO対策を公開
「HRテックカンパニー」を掲げているセルバでは求人サイト構築だけではなく、「セルワーク」というブランド名で主に看護師や保育、介護など医療系の求人サイトを運営しています。
その中で『セルワーク薬剤師』が2022年12月の売上200万円から2023年12月に売上700万円と1年間で月商200万円から700万円まで成長しました。
今回はそのSEO施策を公開します。
マーケティング施策も後日公開しますので、忘れないように「いいね」しておいてください。
セルバでは求人サイト、データベース型サイトのコンサルティング・構築・集客支援を行っています。興味のあるご担当者は以下のリンクからお問い合わせください。すでに30社以上のサイト構築・集客・SEO対策の支援実績があり、中には0から月2億円の売上のサイトも機能追加・運用を継続中です。
データベース型求人サイトとは
「データベース型求人サイト」とは、データベースの情報をもとに動的にページを生成しているサイトを指します。基本的な構成としては求人検索と一覧ページと詳細ページで構成されます。
有名な求人データベース型サイトでは「リクナビ」や「マイナビ」、「Indeed」、「求人ボックス」などが該当します。
大量のページを保有するサイトが多く、数百万のページを持つサイトもあります。大量のページを全部クロールさせることは難しく、クロール・インデックス・内部リンク・PLP（Preferred Landing Page）のコントロールが重要になります。
データベース型求人サイトでチェックする5つの優先順位
答えを言ってしますと以下の順番でチェック・対策をしていきます。
STEP1：ページがクロールされているか
STEP2：クロールされたページがインデックスされるか
STEP3：PLP（Preferred Landing Page）が一致しているか
STEP4：キーワードの選定と高順位を目指す
STEP5：コンバージョン率を上げる
Googleのアルゴリズムを簡単に説明すると以下になります。
1.何百万、何十万とあるページのURLをクロール待ちのキューに入れる。ここでクロールの優先度が付けられる。
2.優先度の高いURLからクロール、ページデータを登録
3.ページの内容を解析して、インデックスする価値があるか判断。データベースに登録
4.キーワード(テーマ)に対してそのページの価値を算出。検索順位に反映させる。
STEP1：ページがクロールされているか
データベース型サイトではクロールの最適化が重要です。
まずは重要なページが適切にクロールされるように施策を打っていく必要があります。
クロールの状況はGoogleサーチコンソールのカバレッジレポートで確認が可能です。
カバレッジレポートを見ながら、以下の数字を減らしていく必要があります。
「クロール済み - インデックス未登録」
クロール完了したが、インデックスに登録していない
「検出 - インデックス未登録」
ページは発見したが、まだクロールを行っていない
ページがクロールされない要因
主な要因は以下でボトルネックを探っていきます。
・サイトへのクロール割当量(クロールバジェット)が少ない
・品質の低いページにクロースリソースが取られて、主要ページにクロールが回ってきていない
・クロール導線がなく、Googleがページを認識していない
├内部リンクが繋がっていない
└sitemap.xmlを登録していない
対策1：サイトマップXMLの最適化を行う
「Googleにページを見つけてもらう」上でサイトマップXMLの出力とSearch Consoleでのサイトマップの登録は必須です。
・適切なページ単位でXMLを切り分けて作成する
・lastmodタグも重要で、最終更新日を記載する
・noindexのページは含めないようにする
・親子階層形式で作成する
サイトマップXMLの注意点
・コンテンツの価値が低いページはリストに含めない
(重複しているコンテンツや独自の情報量の少ないページ)
・1ファイルは5万URL以下、50MB以下にする
・同一URLを含めないようにする
求人詳細ページのリスト
対策2：クロールの絶対量を増やすためにサイトの品質、被リンクを集める
クロールの絶対量はサイトの質、ドメインランクによって決まります。
ドメインランクは被リンクによって決まりますので、ページの内容と一致したリンク元、ドメインランクの高い被リンクの獲得施策が有効です。
※被リンク施策に関しては別途記事化します
対策3：ページ表示速度を早くする
ページの表示が遅いサイトはクロールの数が減ります。
ページの表示速度は「PageSpeed Insights」とツールで確認できます。
中でもサーバーからのレスポンス速度は超重要です。
よくアクセスさせるページはキャッシュ化やSQLの実行速度の見直しを行います。
STEP2：クロールされたページがインデックスされるか
SEO対策の支援をさせていただいたケースでは、「インデックスされない」がボトルネックになっていることが多く、対策の優先順位が高いです。
インデックス状況が改善されると表示順位にも好影響を与えます。
インデックスされない要因
・クロール対象にnoindexのページが含まれている
・ページの品質が低いと認識されている
対策1：品質の低いページはnoindexにする
Googleに「品質の低いページ」が多いと判断されると、クロール、インデックスの数が減ります。
以下のページはnoindexにするようにします。
・件数の少ない一覧ページ
・情報価値の少ないページ
・重複しているページ
noindexにする目的
低品質なページを減らし、サイト全体の質を高める
noindex化の注意点
対象のサイトでGoogleが何のデータを重視してインデックスしているかはツールの数字での確認が必要です。
サイトクロール、インデックス状況に合わせnoindexにするページを決めていく必要があります。
対策2：一覧ページに適切なサブコンテンツを設定する
サブコンテンツの目的
一覧ページのテーマ性を高め、インデックスされやすくする
サブコンテンツの施策内容
一覧ページの下部にテーマに合ったコンテンツを掲載する。
たとえば給与の統計など。
注意点
品質の低い内容、重複している内容を掲載すると逆にインデックスされにくくなる。
サブコンテンツとして求人一覧・詳細ページに
年収別求人のグラフと統計を表示
対策3：一覧の並べ替えリンクやページングをnofollowにする
nofollowの目的
重複コンテンツと判断されるのを防ぐ
nofollowの施策内容
一覧のページの並べ替え(新着順)やページングの2ページ目以降のリンクにはnofollowを付与。またそのページにはnoindexを行う。
注意点
ツールでインデックス状況を確認しながら、どのページをnoindexにするか判断が必要です。
STEP3：PLP（Preferred Landing Page）が一致しているか
PLPとはキーワードに対して出したいページが検索にヒットしているかの指標です。
たとえば、求人サイトで看護師というキーワードに対して、「看護師」のページが一番最初にヒットさせたいですが、「看護師 千葉」のページがヒットしている場合はPLP不一致ということになります。
ユーザーはわざわざ再度ページ検索せずに他のGoogle検索のページに移動するのでPLP不一致だと、キーワードで流入してきたユーザーをそのまま逃すことになります。
PLP不一致の要因
主な要因はGoogleから他のページの方が重要と判断されることにあります。
・ページのクエリとテーマの関連性が低い
・他のページが検索エンジンから重要と思われている
対策1 PLPを一致させたいページにリンクを貼る
PLPの階層に応じてリンクを貼っていきます。
意図しないページがヒットしている場合はそのページをnoindexにするのもあり。
対策2 パンくずリストを出力する
パンくずの構造化タグの対応を行うことで、Googleにもタグの認知がされます。
これにより上位階層のページの方がより検索に表示されやすくなります。
STEP4：対策するキーワードの選定
キーワード順位を上げるにはテーマ性が必要です。
たとえば「看護師+東京+求人」などは検索しても上位に大手サイトがひしめいていて、なかなか検索上位にはなりません。
対策1：検索上位が取れるキーワードを選定する
「看護師+東京+求人+時短」で競合が少ない場合は「看護師+東京+求人+時短」を上位に上げるように、ページのテーマ性、リンクを貼るなどの対策がとれます。
キーワード選定は「ラッコキーワード」というツールを使っています。
STEP5：コンバージョン率を上げる
流入が増えてもコンバージョンに結びついてなければ、成果は出ません。
セルワーク薬剤師では以下の対策を実施しています。
対策1：問い合わせフォームの形式
STEP型の問い合わせフォームの方が2倍近いコンバージョン率になります。
特に入力してもらう項目が多い場合、一度にフォームの項目を並べると離脱率が非常に上がります。
STEP型だと「せっかく入力したものを無駄にしたくない」という心理が働き最後まで入力してもらう率が上がります。
対策2：遷移してきたページで応募出来るようにする
PLPのところでも書きましたが、ユーザーは検索から飛んできたページからわざわざ遷移しません。
検索エンジン、広告から遷移してきたページでコンバージョンを発生させる必要があります。
そのため、そのページで応募出来る形を取る必要があります。
SEO対策まとめ
これらのことを行い、セルワーク薬剤師求人は1年間で月商200万円から700万円まで成長してしました。
現在は対策をより深掘りしていくとともに「セルワーク看護師求人」「セルワーク保育士求人」のサイトでも同様の対策を開始しています。
また上記で記載している以外の内部、外部SEO対策はもちろん行っていまして、その内容は別途記事化したいと思います。
最後にセルバでは求人サイト、データベース型サイトのコンサルティング・構築・集客支援を行っています。
すでに30社以上のサイト構築・集客・SEO対策の支援実績があり、中には0から月2億円の売上のサイトも機能追加・運用を継続中です。
興味のあるご担当者の方は以下のリンクからお問い合わせください。
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