碩学舎デジタル教育研究会の研究員の皆さんによる大学授業エッセイです。デジタル教科書を使った授業、オンライン授業についてのご自身の経験を語っていただいています。
- 運営しているクリエイター
#オンデマンド
対面式への回帰と双方向授業への戸惑い:遠藤明子先生(福島大学)
オンデマンド式への強制転向からの愛着、そして対面回帰コロナ禍での制約された生活様式から通常の日常へと回帰しつつあるなか、福島大学でも2023年度後期から、大規模授業でも、希望する教員はオンデマンド式から対面式に戻すことが可能になりました(本学では2020年度から履修者100名以上の科目にオンデマンド式を義務化)。
突如降り掛かったコロナ禍の試行錯誤、ドタバタ、悲喜こもごもを乗り越えて、教
大規模オンライン講義の工夫と課題:西春奈先生(岡山商科大学)
2020年4月以降のオンライン授業の状況 教員3年目の2020年4月,ある程度固まってきたと思われた教材や授業方法をオンラインに対応させるべく,大幅に見直すことになりました。2020年度前期以降,私が担当した授業を下記にまとめました。2020年度前期はオンデマンド型の講義を,後期以降はZoomを併用したハイブリッド型の講義を展開しています。これは,「原則対面授業」という所属大学の基本方針と,諸事情
もっとみる抜粋版デジタル教科書を用いた、反転学習的オンデマンド講義:遠藤明子先生(福島大学)
このnoteでは、福島大学経済経営学類の専門科目である「マーケティング論」での取り組みをお話したいと思います。これは2年次後期(秋学期)から履修できる選択制の講義科目です。経営学コース(経済学コースとの2コース制)の学生はほぼ全員履修しており、履修者数は例年150名程度です(他学類生も3年次から履修可能)。
抜粋版デジタル教科書とオンデマンド講義の採用理由 この講義では碩学舎の『1からのマーケ