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"教育系" note まとめ

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"教育系" noteのまとめです。
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2018年12月の記事一覧

3ヶ月で外国語を「15分」話せるようになる勉強法とは?

「外国語学習の科学」という本で紹介されている英語の勉強法をまとめたこの記事は多くの人に読んでもらっている。 同じ本で、外国語学習の興味深い事例が2つ紹介されているので紹介したい。 文法は家で、教室ではインプットを まずは著者が日本の公立高校の英語教師をしていた時の事例。ここで彼がベースにしたのは「ナチュラル・アプローチ」という手法。 彼が行った指導を整理すると以下のとおり。 ■クラシェンの「文法は家庭学習にまわし、教室では理解可能なインプットを与える」という方針を応用

師弟関係でエンパワーされるのは、師の方だったりする

人との出会いは、傲慢さをかき消す。 教えることは、教わること。 彼がある日、「弟子入りさせてください!」とメールをし、 家に押しかけて来た日から、2年近くが経ってしまう。 「彼と一緒に居すぎなせいで、彼女ができないんじゃないか」 そんな冗談めいたことを、少なくない回数言われるくらいには、常時一緒に過ごした。 手取り足取り教えるためには、自分を捧げる必要があるはじめて顔合わせたときに、お互いに交わした約束はシンプルなものだった。 ①即レス、②できないことを「できる」と

思いやりの心、日本を超えて世界へ。募金活動、はじめます!

【 学校をつくるプロジェクト No.5 】 気づいたらもう年末。 妊婦から始まった2018年は、はじめての出産を経験したこともあり一生忘れられない年になることでしょう。 さて、まず私の近況報告から。 最近話題のSDGs。 ようやくカードゲームワークショップに参加することができました。 SDGsとは,2001年に策定されたミレニアム開発目標(MDGs)の後継として,2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にて記載された2016

いじめられてると認めたくない気持ち

自分は、いじめられたこともないし、いじめたこともない。 いつも傍観している立場だった。 しかし、いじめられている人の気持ちもいじめている人の気持ちもなんとなくわかる気がする。 ということで、少し語ってみることにした。 いじめてられてるって認めたくないこの気持ちが飾らずにわかりやすく書いてある著書がある。 それは重松清さんの「せんせい。」という本だ。 以前にも少し「にんじん」という章を取り上げたことがある。 今回はその中でも、「ドロップスは神様の涙」という章にいじ

署名活動を始めます

日本語教育の推進に関する法律の早期成立を求める署名サイト 受け入れのための総合的対応策今夏以降,日本社会への外国人受け入れに関して,議論が急展開しています。先週の17日には,「外国人材の受け入れ・共生のための総合的対応策検討会」の第5回会合が開催され,総合的対応策の案として,「暮らしやすい地域社会づくり」「地域における多文化共生の取組の促進・支援」等,14項目が提示されました。この内容について,本日(12月25日),閣議決定がなされるそうです。外国人受け入れに関して,基盤と

『綾瀬はるか「戦争」を聞く』(岩波ジュニア新書)を読んだ話。

部屋の片付けをしていて、たまたま見つけたのがきっかけで、タイトルの本を読みました。 広島・長崎で被曝された方、沖縄戦を体験された方、3.11被災されたを綾瀬はるかさんがインタビューしています。 (TBS『NEWS23』などの放送を書籍化したもの。) 普段は教科書の中で表面的にしか触れられないような部分を、リアルな形で触れることができる本。 戦争の裏には、それぞれの人生、ドラマがあったのだと思い出させてくれます。 本編の内容でも印象に残った部分はたくさんありますが、 今回

東大生ってどんな論文書いてるの?②

迎です!第二弾です。 こちらはなかなかの自信作だった論文です! -------- 緊急人道支援のディレンマとは ディレンマの構造解明とその軽減に向けて はじめに   冷戦後、紛争構図が劇的に変化したことで、紛争の一つの帰結でもある人道的危機も激変した。冷戦後に生じた多くの武力紛争は、直接的な暴力行為の犠牲者だけでなく、紛争当事者によって扇動されたジェノサイド行為や武力紛争に伴う飢餓や伝染病による犠牲者までも生み出してしまったのである。1990年代に生じた、ルワンダ大虐

「ミーティングの場を捌く力と、ミーティングをデザインできる力は、また別物だよね」というお話し~人を巻き込むファシリテーションに必要なスキル

赴任している國學院大學では、授業の他に、1年生23クラスの『基礎演習』というアクティブラーニング型授業をサポートしてくれるFA(Facilitator & Advisor)という役割の、2年生23名の組織化も担当させてもらっています。 そのFAコミュニティの運営は、毎月の定例ミーティング等も含めて、できるだけ彼/ 彼女たちにお任せするようにしています。 先日、ミーティングのファシリテーションの様子を見ていて、自分自身気づきになることがありました。 ファシリテーションをし

自分は創造的か

米47%、独44%、英37%、日8%。 日本の若者だけが自分を創造的だと思っていない。 「将来、何かを「作る」仕事をしている」 米83%、英75%、独70%、日43%。 日本の若者だけが創造する仕事に就こうと思いっていない。 「創造性が求められる仕事や職業はたくさんある」 米77%、英75%、独73%、日31%。 日本の若者だけが創造力に期待をしていない。 「将来に向けて準備ができている」 米73%、独61%、英49%、日16%。 日本の若者だけが将来を向いていない。

「将来の夢は?」という呪詛に似たなにか

電脳コラムニストの村上です。いよいよ大晦日、今年もおつかれさまでした! 明日は元旦ということで、新年の誓いを立てるぞ!という方も多いでしょう。わたしも誓いというほどではありませんが、毎年プライベートな目標を3つ立てるということを習慣にしています。今年の達成状況は、△○○という感じで、合格ラインは越えたかなという着地でした。 ■ 夢を持つことはよいことだというすり込みみなさんも小学校や中学校で、必ず作文を書かされたと思います。「さぁ、将来の夢について書いてみましょう!」とい

「分断されつつある社会」について②

先日書いた「分断されつつある社会」についてを補足するような記事がありましたので共有します。大阪大学の吉川徹教授の記事で、その通りだなと思います。 "全国の地方県の中には、教育県を自任し、県立進学校が極めて高い進学実績を誇っているところが少なくありません。けれどもそれは、限られた予算で育てた人材を都市部に供給し、県を動かす若年大卒エリート層を減らす側面も持っているのです。" 私の地元長野県も、教育県との呼び声高く、それを私自身も誇らしく思っておりましたが、従来なんとなく言わ

誰が先生を評価するのか

ゼロ高の内藤です。 ゼロ高の相談会へやってくる子が口を揃えて言う言葉が2つあります。 「先生が嫌い」 「勉強が面白くない」 この原因はなんだと思います? 今回、長くなってしまいましたが、 私なりに考えたことをまとめてみました。 私が注目したのは「誰が先生を評価するのか?」です。 この記事を読んで、考えをぜひ教えてください。 行動と反応の連続私たちは反応を元に行動をします。 お腹が空いたり、眠くなったり。 誰かに会いたくなったり、歌いたくなったり。 行動した結果、反

映像授業について〜自分にあった勉強を選べる時代に〜

私は仕事柄、本屋によく立ち寄って教材を物色するのですが、ふと思ったのがYou Tubeやアプリなどで授業を提供する形が多くなってきているということです.なんといまや設問にQRコードが付いていて,読み込むとその設問の解説を聞ける,といった作りになっていて驚きを隠せませんでした.ここ2~3年で教育業界の進歩を肌で感じています. 教材販売会社や新聞社なども,映像授業に力を入れていて,今や「授業の映像化」は最も注目されているコンテンツです.今まで以上に教材が多く氾濫する時代が来てい

英語講師として思う事-TOEICについて

現職の英語を教えるという仕事で、避けては通れないのがTOEIC指導。 まず自分のTOEIC受検歴について、大学留学前にやはり英語講師として働いていて、その時に940点を取得した。 その数年後に3年間の大学留学。以前は考えられなかったエッセイライティングも5枚くらいなら朝飯前(は言い過ぎだけど)程度になったし、自分以外全員ネイティブというグループでも、相手の顔色をみながらそれなりの事を主張したりすることもできるようになった。 棚からぼた餅的に得られた大学図書館のリサーチデス