思いやりの心、日本を超えて世界へ。募金活動、はじめます!
【 学校をつくるプロジェクト No.5 】
気づいたらもう年末。
妊婦から始まった2018年は、はじめての出産を経験したこともあり一生忘れられない年になることでしょう。
さて、まず私の近況報告から。
最近話題のSDGs。
ようやくカードゲームワークショップに参加することができました。
SDGsとは,2001年に策定されたミレニアム開発目標(MDGs)の後継として,2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にて記載された2016年から2030年までの国際目標。
詳しくは国連広報センターの動画にて:持続可能な開発とは?
私が小学生の頃から興味があった世界の貧困のことはじめ、地球環境のこと、こどもたちの教育のことが盛り込まれています。
実は高校生の時に国際開発・援助に携わりたいと思っていました。でも、英語がどうしてもできずにその道は諦めて、代わりに日本の福祉を選び、こどもたちの保育・教育に出会ったという経緯の私。
そんな思いを持っている私にとって、とっても嬉しい動きがr3小学校で起こってきているので、今日はそのことを書こうと思います。
水を飲めない国の子に募金したい!
ある日、小学校1年生である校長と商店街を歩いて会話している時にふと、
「ペットボトルキャップを集めると赤ちゃんを助けられるワクチンになるんだよね」と彼女は言いました。
なんで知っているの?と聞くと、「だって学校で集めてたから!」
と教えてくれました。
(赤ちゃん先生で彼女の所属する小学校に私も出入りしているのですが、確かに玄関にボックスがありました。)
「他にも世界にはいろんな子がいるの知ってる?」と聞くと、
「水が飲めない子もいるんやろ。泥水飲んで、病気になって、小さいのに死ぬ。かわいそうやんな....」とつぶやきました。
「何かできることあるかねぇ?」と聞くと、「募金したい」と。
早速r3に戻ってお姉ちゃんに話すと「一緒にやりたい」となり、r3小学校で募金活動をすることにしました。
翌日、姉は図書室からアフリカの本を借りてきて、姉妹で読んでいたのでした。
募金箱をつくる。
後日、募金箱を自分たちでつくることにして、近所の子とダンボール集めから開始!
コンビニにいたトナカイやスーパーのおばちゃんにダンボールがほしいと伝え、嬉しそうにダンボールをゲットした2人。
さらに助っ人が1人増えて、みんなで製作。
あっという間にできました!
なんだか、みんな、とってもいい顔をしています。
早速、募金活動をするチャンスがやってきた!
作った翌日、r3では親子のためのクリスマスバイオリンコンサートがあったので、こどもたちは早速、募金の呼びかけをしてみることに!
まずは目標金額の3000円を目指そうということで、
コンサート中に考えた呼びかけ文を姉が読み、
校長の妹はなぜか恥ずかしいということで顔を募金箱で隠してます(笑)
募金をはじめること、支援先のこと、
3,000円集まると食糧1カ月分を提供できることなどを一生懸命に伝えていました。
コンサートが終わって、入り口に立って呼びかけると....
たくさんの方が募金をしてくださいました!
どのくらい集まったか、見てみよう。
イベントが終わり、箱を開けてみることに。
嬉しそうな校長の顔(笑)
お金を並べていくと......
3,138円
やったー!とこどもたちは全員で大喜び。
そして、しっかりしています。
大切なお金をきっちり管理!
これがこどもたちのはじめての募金活動。
「今度は外で立ってやろうよ!」「街を歩いて集めるのはどう?」などと、次のことをもう考えています。
具体的にいつ・どうやって行うのかは、またみんなと話し合って決めていこうと思います。
r3には常に募金箱がおいてありますので、立ち寄った際には見てみてください!
そして、募金にご協力いただける方は、どうぞよろしくお願いします!
そして、次なる活動は....
やる気に満ち溢れているこどもたちは、すぐに次の活動へアクション開始!
新年に、小学生限定で一風変わったゴミ拾いをするそうです。
(チラシは姉作成)
またこのことは、活動後に詳しく書こうと思います。
r3小学校プロジェクトのこれから。
10月に生まれたこのプロジェクトを見てきて、私に芽生えた気持ちを最後に少し綴っておきたいと思います。
r3小学校やはっぴーようちえんを一緒に作っているのは、この2つの場所のオーナーのこどもたち。
でも、r3やはっぴーの家ろっけんにいると、この地区の小学生たちとたくさん出会います。
ゲーム、宿題、tiktok、子守り、おしゃべり、などなど。
いろんなことをしている子どもたち。
それもそれでいいかもしれないけれど、
” もっといろんなことに出会ってみてほしいなぁ ”
と強く思う私がいました。
この街に引っ越してきて、小学生たちとたくさんやり取りする中で、柔軟な発想を持ち、まだまだいろんなことを遊びに変えることのできる力があることを強く感じ、未来への可能性を感じました。
いろんな世界を知る機会や失敗を恐れずチャレンジする機会をこのプロジェクトを通して作っていきたい。
こどもたちと交わる中で、誰かの「やりたい!」を見つけたら、全力で寄り添い、応援したい。
それはもちろん、私だけではなく、r3やはっぴーの家ろっけんに関わるみんなにも力を借りて。
さらには、この街にいる人たちも巻き込みたい。
学校だからこそ出会える世界もあるけれど、街の中だからこそ出会えるものもある。
うまいこと学校とも連携して、新しい教育モデルができたら....
なんて妄想もありますが、1つずつ現場で起こることを大切にして来年もこどもたちに寄り添っていきたいなと思っています。
もちろん我が子にもそんな小学生の先輩たちの姿を見せていくことで、何か感じ取ってもらえたらいいなぁという親としての思いもあります。
2019年。
どんなことが起こるのかわかりませんが、一番身近にいる街のこどもたちといろんなチャレンジをしていきたい!