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『綾瀬はるか「戦争」を聞く』(岩波ジュニア新書)を読んだ話。


部屋の片付けをしていて、たまたま見つけたのがきっかけで、タイトルの本を読みました。


広島・長崎で被曝された方、沖縄戦を体験された方、3.11被災されたを綾瀬はるかさんがインタビューしています。
(TBS『NEWS23』などの放送を書籍化したもの。)


普段は教科書の中で表面的にしか触れられないような部分を、リアルな形で触れることができる本。
戦争の裏には、それぞれの人生、ドラマがあったのだと思い出させてくれます。


本編の内容でも印象に残った部分はたくさんありますが、
今回は「おわりに」にある、プロデューサーの吉岡弘行さんの言葉を紹介したいと思います。
(ネタバレが気になる方は飛ばしてください)



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戦争の記憶を継承していくには、何よりも『教育』が大事……この国には……天然資源がなく、人を育てることでしか国家として成り立たない
(メディアが生まれたことで)「『想像力』が以前ほど働かなかなくなっている」
「好奇心が育ちにくい状況」
「疑うことを学べ」(←これ自体は筑紫哲也さんの言葉です。)


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引用したのはほんの一部ですが、教育の重要性、戦争の記憶を継承したい、教育の一助となりたいという熱い想いが伝わってきます。

私の文章だけでは良さを伝えきれません、読みやすく誰でもすぐに読める本なので、是非。




私自身、教育の大切さは身にしみてわかっているつもりだし、これからも色々なことを知っていかなければいけないと思っているのは事実。

でも、知った後にどこにつなげていけばいいのか、いけるのか……ずっとわかっていないまま。

自分自身の糧にするだけじゃなく、周囲の人にとっても有意義なことをしていきたいと思う今日この頃です。


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