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OMURO 88 chapter 4
chapter 3 →
僕は四国八十八ヶ所霊場を巡礼したことがない。今は何回かに分けてバスツアーやマイカーで行く人が多い。ましてや足腰が不自由な高齢者に取ってはなおさらである。思いは馳せた。そんな四国巡礼の田園風景の道端にも同じような石仏があるに違いない。
いよいよ終盤戦だ。
修復中らしいが、奥にあるのは旧修行場だそうだ。
下の池の中に御浮堂が見えた。石橋を渡ると今までの祠とは雰囲気が全く
OMURO 88 chapter 3
chapter 2→
大きく腕を広げて深呼吸した。空気が美味い。息を吐き切った時、スカイツリーより低い成就山の頂上236mに登ったくらいで有頂天になっている自分に気づき、思わず苦笑した。(写真は2024年4月10日撮影)
さぁ 出発しよう。下りは気が楽だというイメージがあった。小道はゆっくりとジグザグに下がっている。それをスピードを出しすぎないように進んだ。
また眺めの良い場所に来た。眼下に仁
OMURO 88 chapter 2
chapter1→
道中、何人かのハイカーhikerたちに追いつかれる度に道を譲った。
「こんにちは」どちらともなく声を掛け合う。追い抜かれる時もすれ違う時も同じだ。中には無言で行ってしまう人もいるけれど、これが小道で会った時のマナーだと思っている。ほとんどのハイカーは毎日のようにエキソサイズexerciseに来ている地元の人だと思う。彼らにとって札所は通過点であり、祠の仏さまには見向きもせず、
OMURO 88 chapter 1
世界遺産御室仁和寺(御室御所)は平安時代中期(888年)宇多天皇が開創した。(以下の写真は2024年4月10日撮影)
約200年前、四国八十八カ所霊場になかなか行くことができない人のために第29世門跡、済仁法親王の発願により約2時間(1日巡礼)で八十八カ所を巡礼できるよう整備された。
OMURO88(御室八十八ヶ所霊場)はこの西門から始まる。
第1札所の場所がどこにあるのかわからなかった。結
はじめてNoteに投稿してみました。2024.3.22
Noteというappを知ったきっかけは数か月前にある情報誌のインタビュー記事でした。そこにはappを造った経緯やよくあるブログとの違いを語っていたと記憶しています。早速興味本位にappをダウンロードしてみました。そしてnoteの使い方ガイドなどをチェックしました。クリエーターファストでとてもシンプルなフォームがとても気に入りました。「創作を続ける・ずっと発表を続ける」この文言がいいですね。そしてラ
もっとみるEssay "Silent "①賢いカラスと不届き者
ゴミの収集日、僕が通勤する通り道にあるマンションの前の歩道には決まってゴミが散乱している。カラス除けネットがあるのに不届き者がそのゴミ袋にネットを被せずに行ってしまうからだ。それにより約100m先まで風で飛ばされたゴミが散らばっている。そのマンションだけでなく、100m先までの住民みんなが大迷惑している。朝の通勤でどんなに急いでいようが、ゴミ袋にネットを被せる10秒くらいの時間はあるはずだ。その時
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