2024/02/08(木)見返りを求めることなく、他人を助けられる人は素敵だ。
見返りを求めることなく、他人を助けられる人は素敵だ。
先日、チェーンの外れた自転車を取りに、丈夫な自転車に乗って停めている置き場へと向かった。
となれば、その帰り道は2台の自転車を持ち帰る必要がある。片手ずつそれぞれのハンドルを握りしめ、重心を捉えるべく自転車を押し進める。
とはいえ、ハンドルの位置に高低差があり、重量も異なることから、僕は自転車を転倒させてしまった。
そのとき、ふと後ろから声がした。
「大丈夫ですか?途中まで私が押していきますよ」
なんと、制服を着た学校帰りの高校生が手伝ってくれるとのことだった。助かる。ありがとう。
全くもって赤の他人である僕に、優しさをくれる高校生。横並びになって、自転車を押し進めながら世間話を繰り広げている最中に、「この子にどうやったらお返しができるかな」と考えていた。
見ず知らずの僕を助けてくれた高校生。
きっと素敵な人なんだろうな。
また、こんなこともあった。
とある人とお出かけをしているとき、その人の元恋人が目の前を通り過ぎた。当時の苦しい思い出が蘇えったらしく、噎せて発作のようなものを起こしてしまった。
心配するも、どう対処すれば良いのか分からない僕。慌てふためいていた次の瞬間、目の前に救世主となるべくお姉さんが声をかけてきた。
「看護師やってるものです。任せてください。深呼吸してね。スーッ、ハッー。そうそう。大丈夫よ。大丈夫やからね」
なんて勇敢でプロフェッショナルな方なんだ。僕は心底感謝とリスペクトの念を抱いた。
見返りを求めずとも、他人を助けられる人。
そんな人になりたいものです。
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