2024/12/21⑦モロッコの人情は格別。タンジェから。【モロッコ男ひとり旅】
2024/12/21(土)モロッコの人情は格別。タンジェから。【モロッコ男ひとり旅】
7日目感想
あれ、俺7日間もモロッコいたんや。てことでモロッコひとり旅の最終日でした。
街歩いてたら車の窓からモロッコ人少女たちに「ハーイ!」って言われて、手振り返したら去り行く車の中から「キャー!!」って歓声が聞こえてきた。
なんかめちゃくちゃ嬉しかったんやけど!!アイドルとかこんな感覚なんやろな。その車が信号待ちでもっかい横通るってなったとき、ポケットに入れる手の位置調整したりしてカッコつけようとしてる自分がおもろかった。まあ、そらスカしてまうわな。
タクシー乗ってイブン・バットゥータ・スタジアムへ。収容人数は6万5000人。エティハドと一緒くらいやな。レアルが優勝した2022年のクラブワールドカップ決勝のスタジアムでもあったみたい。
その外観に惚れ惚れしながら歩いてみると、広場でボールを追いかける少年たちを見かけた。気づいたら声かけてもーてたよね。握手を交わして俺も参戦。3時間くらい休み無しでひたすらミニゲームが続いた。
観光も言わずもがな楽しいけど、現地の人と交流する時間もかけがえのないものやと思う。結構みんな上手かったし可愛かったな。
試合が終わってぼーっとしてら今度はモロッコ人のオッサンが話しかけてきた。6人の子どものお父さんやっててオランダで不動産会社経営してるらしい。小1時間ほど話してみたけど、序盤は「(愉快やなーこの人)」、中盤は「(もうええ話長いて)」、終盤は「(なにこの深みある人)」って流れ。
めちゃくちゃ良いこと言うてたから忘れないように記しておこう。
・教育機関のカリキュラムは政府が決めたもの。フルタイムで働いては国に税金を納める人材を育成する場所。何気なく学校に通って卒業すると、政府にとって都合のいい働き手となる。
・historyとmonetize はマストで勉強すべき。生き方のヒントはそこにある。
・SNSはやらない。他人の人生なんてどうでもいいじゃないか。そんなことに人生の大切な時間を割いてどうする。自分の人生を生きたい。
・オランダでユーロを稼いで物価の安いモロッコで暮らす。すると生活水準はどうなるだろう。子どもたちに好きなものを好きなだけ買ってやれる。美味しいレストランで贅沢ができる。
・モロッコは人情の国。差別なんてありえない。困ってる人がいるなら手を差し伸べ合う。オランダは困ってる人がいても見て見ぬふりをする。子どもたちにはモロッコ人たちのパーソナリティを学んで欲しいからモロッコに住み続けるよ。
・自分が好きな生き方で生きることは出来る。
エトセトラ。ベンツの助手席に座らせて頂いては空港まで送迎してくださった。
ありがたい、感謝の気持ちに尽きる。
7日間のモロッコ旅を通してこの国が好きになった。モロッコ人の温かい人情に恋した。
いつの日か、また。
声を大にして伝えたい、シュクラン。
ps.飛行機搭乗前のスタンプ押してくれる空港職員が、
”Are you Japanese?! Wow, do you know this song?” て言うてきたから耳澄ましてみると、
「マクドナルド♪グーグル、トイレット♪キットカット、ディズニーランド♪」って聞こえてきた。
いや、ツッコミどころ多いな!
どんな曲選やねん!んで搭乗の許可か否かジャッジする責任重大な仕事中に音楽聴きながらやってえーんかい!
モロッコひとり旅エッセイ、完。
Seitaro Otamendi