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”千差万別な浮気ライン”の起こす悲劇

 今回は法律とはなんら関係のない,ただの経験談を元にした談義みたいなものです。ニュースを付けていれば,必ず一回は報道される「女子高校生遺体遺棄事件」この件と似たようなことを僕も経験しました。すこし,それについて話そうと思います。

 逮捕された女性の犯行動機は「嫉妬」とありました。これはちょっと後回し。後々話していくね。

これ?阻止できたんじゃね?

 この女性にとって,”若い子とSNSで連絡を取り合っている”ことが許せなかったのか”女性と連絡を取っている”ことが許せなかったのかはこの時点ではよくわかりません。しかし,少なくとも逮捕された女性にとってはパートナーの行動が”関係を疑うに足りるもの”であったという事に変わりはないでしょう。所謂,「どこからが浮気か否か」論争とも繋がるかもしれません。

それ,結婚前に話し合いとかしなかったんですかね???

 ほら,人によってはこのラインって違うじゃないですか。「肉体関係があれば駄目!」って人もいれば,「連絡取った時点で駄目!」って人もいてこういうのって千差万別なんですよね。そこのすり合わせって大事なんですよ。付き合ってすぐとはいかなくても少なくとも1年経つまでにはすり合わせするべきじゃないですかねぇこういうのって…なんて思ってしまいます。

類似のトラブルになった僕の事例

 簡潔に申しますと,SNSで知り合った異性と電話したことを報告したら浮気だと言われて大惨事になりました。(言わないで勝手にやったら浮気を疑われるかなと思ったので(-_-;))相手が遠方に住んでたからまだよかったものの恋人の方が「相手を連れてこい」と言い出したので,この事件と全体構造は似ています。結果第三者(友人)を挟んでなんとかことは収まりましたし,相手も金銭的な問題でこちらに来れなかったのでまぁ有耶無耶ではありますが解決はしました。友人何人かに相談した際も「え?それだけで??」という反応しかありませんでしたがやはりSNSを見ると「連絡を取ったらOUT」という方も一定数いました。「異性と(個人的には)連絡取るな」というのって非常に厳しいとは思うのですが,そこらへんのすり合わせと交渉は本事件の様な最悪の結末を防ぐという意味でも必要です。結婚するなら猶の事。こういうのって誰にでもあり得る問題だから,だからこそきちんと喧嘩や別れを恐れずに話し合いをして”浮気のライン”を共有した方がいい。それで別れるのは,価値観の違いが起因するものであってむしろそれがお互いの為であったと前向きにとらえて欲しい。”浮気ライン”のすり合わせを行わないで第三者を巻き込んだ悲劇になるよりはよっぽどマシだと思う。

法律上のお話

 僕は法学徒なので一応法律的な話もしよう。”異性とSNSで連絡を取っていた”という理由と証拠だけで不倫は認定されるか。実際人の浮気ラインは千差万別だが,法律上は一応”不貞行為”がないと不倫とはならない(他にも構成要件はあるが今回は割愛する)。不貞行為とは肉体関係のことであるから,”連絡はしていたけど会ったことはない”とか”恋愛関係だったけど,肉体関係はない”となると法律上は不倫にならない(=損害賠償請求が出来ない)。ちなみに,実際に不貞行為がなかったとしても”不貞行為をしたと思われてもおかしくない行動をした(例えば,ホテルに行ったとか家に行ったとか…)場合は不貞行為とみなされる場合もある。紳士淑女の皆様はくれぐれもお気を付けを…。

まぁそんなこと信頼関係の問題からしたら関係ないけどね!!!!

それはそれとして,思う事

 最近中高生がSNSのトラブルに巻き込まれる事が非常に多く感じます。児童ポルノならまだしも殺人事件に発展した例も1,2年に一度は起きていますよね。そこまでいかなくてもトラブルに発展したケースはもっと多いと思います。インターネットの普及によって親も子供もネットに対する危機感が薄れているのかもしれません。”出会い厨”で荒れる大学生の方が余程危機管理が出来ているの言えるでしょうね。(お恥ずかしいながら,僕の大学ですけど…)

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