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ロッテ・佐々木朗希投手が完全試合。1球ごとにスコアブックをつけてみた。まだ継続中の記録あり。次戦も楽しみ

ロッテの佐々木朗希投手(20)が完全試合を達成した。ニュースで大記録を知って、DAZNで再放送を見ることに。せっかくだから1球ごとにスコアブックをつけてみた。そこから分かったのは、まだ継続中の記録があること。次戦も楽しみになった。

佐々木投手はプロ3年目。高校時代に163キロをマークし「令和の怪物」と呼ばれた。今回の大記録は、怪物であることを証明するのに、ふさわしい。

10日にZOZOマリンで行われたオリックス戦。相手は昨年のパリーグ王者。そこを相手に達成したのだ。パリーグは指名打者(DH)制を採用している。確実にアウトを取れそうな投手は打席に立たない。なおさら、この日の完全試合達成は難度が高かったのだ。

完全試合とは別に13人連続奪三振の日本プロ野球新記録、1試合19奪三振の日本タイ記録もマーク。19個の内訳は、ストレートで4個、フォークで15個だった。

この日はフォークボールが冴えていた。初回の吉田正尚選手との対戦が象徴的だ。昨季まで2年連続で首位打者に輝いているパリーグきっての巧打者だ。

佐々木投手は、吉田選手をカウント0-2と追い込むと、三球勝負でフォーク。空振り三振に仕留めた。吉田選手は体勢を崩して、体がくるりと一回転。ヒットメーカーをここまで翻弄するとは。四回もフォークで空振り三振、七回には163キロのストレートで見逃し三振に斬って取った。

スコアブックは、オリックスの部分が各イニング3人で終わっていく。規則正しい配列が美しい。完全試合のスコアブックは、「アート」ではないかと思う。

この日のスコアは6-0だった。ロッテが初回に1点を先制。六回に5得点と味方打線がビックイニングを作って援護してくれた。

しかし、完全試合達成まで一番ヒヤヒヤしたのが、皮肉なことに直後の七回の守りだった。大量リードに気が抜けたわけでもないが、この回の先頭打者に3ボールを与えた。四球のピンチ。そこからストライクを一つ取った後、最後はライトへのフライに打ち取った。

ただ、このフライ処理もセカンドが打球を深くまで追っていた。、最後はライトが捕球したが、スタンドからはどよめきが起こった。あわやポテンヒットになるかもしれなかったから。

105球を投じ、20歳5カ月の史上最年少でパーフェクトゲームを樹立した。完全試合のドラマは、これで終わったが、佐々木投手は、まだ記録を継続している。

この試合の九回を終えて、今季は23ニング連続奪三振が続いている。昨季からとなると34イニング連続だ。

佐々木投手の奪三振ショーを次戦も楽しむことが出来そうだ。佐々木投手のマウンドに立つ日がいっそう楽しみになってきた。


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