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あいさつから始める飛躍の第一歩。ドジャース移籍の大谷選手が「自分から話に行く」と前向きな姿勢。これが愛されキャラの秘訣だろう

何事もまずはあいさつから。それは飛躍への第一歩となる。当たり前に思えるが、新天地に行くと、緊張のあまり二の足を踏んでしまいそうになる。しかしドジャースに移籍した大谷翔平選手(29)はチームになじむことに積極的だ。これが愛されキャラの秘訣なのだろう。プレーだけでなく、チームの仲間とうまくやっていくことが飛躍へとつながっていくのだ。

エンゼルスで6シーズンプレーした大谷選手。個人的には2度アリーグMVPを受賞したが、ポストシーズンに進出したのは一度もなかった。レギュラーシーズンの先のヒリヒリした戦いを望んでいただけに、常勝軍団ともいえるドジャース移籍は当然の道筋だったろう。

新天地のドジャースで心がける点として、チームメイトとの積極的なコミュニケーションを上げた。

チームが好結果を出すためには、個々の成績の積み重ねだけではうまくいかない。チームが一つになることが最重要だ。それが勢いを生む。だからこそ、大谷選手はコミュニケーションに力を入れることに意欲的なのだろう。

チームメイトやスタッフとの接し方について、自ら話に行くことを心がける姿勢だ。一方で「いろんな人とあいさつするので、同じ人に2回目のあいさつに行ったときには勘弁してほしい」と茶目っ気なことも口にした。

確かに初対面のはずだが、「前にあいさつしたかも」と思ってしまうこともある。それがあいさつに二の足を踏んでしまう要因になりかねないが、大谷選手はとにかくコミュニケーションを取ろうと積極的だ。

ドジャースにはオリックスから山本由伸投手(25)も移籍してきた。大谷選手とはキャンプ地の施設でロッカーが隣だ。大谷選手は「わからないことがあれば、僕の方が知っている部分はあると思うので、一緒にやっていけたら」と山本投手を全面的にフォローする姿勢だ。

昨年の侍ジャパンを思い出す。ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に臨むのにあたり、オリックスの宇田川優希投手がチームに溶け込めずにいた。

ここでベテランのダルビッシュ有投手が食事会のきっかけを作った。この会食を通じて、宇田川投手は選手たちとの距離が縮まって、チームの世界一奪還に貢献する働きを見せた。コミュニケーションがいかに大事となるかの好例だろう。

エンゼルス時代の大谷選手もほかの選手たちと冗談を言い合うほどになじんでいた。常勝軍団のドジャースに移籍しても、チームメイトとのコミュニケーションが必須と感じているだろう。

大谷選手が愛されキャラとなっている理由は、やはりコミュニケーションを積極的に取っているからだろう。

ドジャースでも愛されキャラとなり、世界一に向けた原動力となってほしい。その第一歩があいさつで始まるのだ。

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