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大ブレイクは突然に!少しずつ力をつけてきた証しです。日ハム・万波選手が両リーグトップの本塁打11本!新庄監督の4番起用に応えた

人が突然、大ブレイクを遂げる。目を見張る成長ぶりに周りの人たちは驚くが、それまで努力を続けてきた証しなのだ。それが一気に花開く形となる。日本ハムのプロ5年目、万波中正選手(23)が絶好調だ。両リーグトップの11本塁打を放っている。30日に始まった交流戦初戦では2アーチ。波に乗っている万波選手が大ブレイク中だ。

30日に開幕したセパ交流戦。日本ハムは本拠エスコンフィールドで昨年のセリーグ覇者ヤクルトを迎えた。日ハムの「ビッグボス」新庄剛志監督が4番に起用したのは万波選手だった。

万波選手が4番に起用されるのは、23日のソフトバンク戦以来6試合ぶり4度目だ。そして、ビッグボスの采配が大的中となった!

0-1とリードされた四回。先頭の万波選手のバットが火を噴いた。初球の外角直球をとらえると、ライトへ同点アーチを放った。

さらに波に乗っている男は止まらない。次の打席は六回。フルカウントからの7球目。内角直球をセンターへ勝ち越しソロ。2発ともにヤクルトの大ベテラン石川雅規投手から放った。

試合はこの2発で勝負が決まった。日ハムが2-1で競り勝ったのだ。「4番万波選手」は大的中だった。

そして試合前、万波選手は「昨季の三冠王」ヤクルトの村上宗隆選手からバットをせがまれたのだ。今春のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で侍ジャパンを世界一に導いた大打者からのお願いだ。

万波選手は「うれしくないっすか。三冠王をとった人に頼まれるなんて」と表情をほころばせていた。

今季5年目の万波選手。2019年のルーキーイヤーは出場2試合のみで本塁打なし。翌年は1軍出場がなかった。2021年に本塁打5本。そして昨季は100試合出場で14本塁打。少しずつ本塁打数を伸ばしてきた。

そして、今年大ブレイク。出場44試合で両リーグトップとなる11本を放っている。昨季を大きく上回るペースで量産態勢だ。

打点もリーグ2位の31。トップとは1差だ。打率も2割6分3厘でリーグ9位タイにつけている。勝負強い打者に育ってきた。

大ブレイクは突然に。ただ、それは少しずつ力をたくわえてきた証しなのだ。万波選手が大波に乗った。今季何本塁打を放つのか注目だ。

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