机にぶつかったときに、「この机が悪いね!〇〇ちゃんは悪くないよ!」と言われたことありますか?
こんにちは!
日本一🇯🇵子育てが苦手な
【子育て研究者】kotoです!
皆さんはタイトルにあるように、
机や扉などにぶつかったとき、
おじいちゃんやおばあちゃんに、
「この机(扉)が悪いね!
○○ちゃんは悪くないよ!
この机を叱っとこう。めっ!!」
って言われたこと、ありますか?
実はこれ、私がおばあちゃんから
よく言われていた言葉でした。
孫をとってもかわいがってくれる
おばあちゃんで、
私がものにぶつかったり、
転んだりしたときには
ものや床を叱る真似をして、
慰めてくれました。
孫思いの、とーっても優しいおばあちゃん
だったのです。
◆「あなたは悪くない」と
言われ続けると
おばあちゃんに慰めてもらえると、
子供ながらに安心したのを覚えています。
ところが、ものにぶつかったときに
「kotoちゃんは悪くないよ~
この机が悪いんだよ」
と繰り返し教えられた私は、だんだんと
「ぶつかった私は悪くない!
私がぶつかるようなところにある
机が悪いんだ!」
と、まるでチンピラのような発想をする
子供に育っていきました。
しかも、
「どこ見て歩いてんだよー!!!」と、
机に向かって怒鳴る系のチンピラに。
(そんなチンピラの方、いないと思いますが)
私の記事をいつも読んでくださっている
皆さんならもうお分かりかと思いますが…
この大人の対応、ちょっと変ですよね。
◆机にぶつかり続けた私
おばあちゃんが
私をいたわってくれた気持ちは
本当にありがたいものでした。
ぶつかった痛みを共感してくれたおかげで、
安心して元気になることができました。
けれどもぶつかったのは、
まぎれもなく私の不注意。
自らの意思で動くことのない
机や扉に怒ってもどうしようもない。
それなのに、
「あなたは悪くない」
と言われ続けた私は、
そのことに気付かず、
自分がぶつかったことでさえ
他のもののせいにする習慣がついていました。
しかも、ぶつかって痛いのは
自分のせいではなく
机や扉のせいなのですから
「なんでぶつかったのか?」
「どうしたら次は痛い思いを
しなくてもいいのか?」
という振り返りもしません。
結局、その後も何回もぶつかっては
痛い思いを繰り返すことに…
◆痛い思いをしたときに、
本当に教えてほしかったこと
おばあちゃんは私のことをかわいそうだと思い、
慰めるために、机や扉を悪者に
してくれていました。
でもその結果、かわいい孫(私)は、
いつまでも、ものにぶつかり続け
痛い思いをし続けることになったのです。
じゃあ、優しいおばあちゃんは、
かわいい孫が痛い思いをしているときに
何を教えてあげればよかったのでしょうか??
それは、「もののせいにする」という
その場限りの気休めではなく
「どうしたら、次はぶつからなくてすむのか」
という知恵でした。
痛い思いを共感してくれたのは、
とっても嬉しかった。
でもその後は、
「よそ見をしてたらぶつかって痛かったね。
次は、前を見て歩くんだよ。」
「狭いところで走ると、ぶつかるから
お外で走ろうね。」
とか、痛みを避けるための具体的な方法を
教えてほしかったのです。
そうすれば、いくらぼんやりしていた私でも
「こんな痛い思いをしないように、
今度から気を付けよう」
と、前向きな学習ができたかもしれません。
◆まとめ
かわいい子供が痛くて泣いていたら
その気持ちに寄り添ってあげたいと思うのは
本当に素敵だと思います。
実際、身近な大人のそういった優しい関りが
子供の心を強くしてくれます。
けれども、その気持ちが行き過ぎて
ぶつかったことを他のもののせいにしていては
いつまでたっても、
その子自身の危険を避ける力は育たず、
痛い思いを繰り返してしまうと思います。
子供が痛い思いをしているのを見ると、
周りの大人の心も痛みますが、
その痛みは、
子供自身が乗り越えるしかありません。
せめて、次の痛みは避けられるような
子供にとって有益な情報を
教えてあげられたらな~と
子育てをしている今は思うのでした。
私のような勘違い系のチンピラキッズが
1人でも減りますように(T▽T)!!
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