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Small beauties everywhereをモットーに、日々の小さな出来事・考え事・感じたことを綴ります。

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そんなのが、わたし

好きな野菜は芽キャベツ。5年前に、オランダで恋に落ちた。 嫌いな野菜はトマト。そのくせ、高校卒業前後に、二度もトマト農家でバイトした。加熱してあれば食べられる。 魚座なのに、泳げない。小学校の頃は泳げたのだけれどなぁ。 色々なことに流されてここまで来られた人生。 ちなみに辰年なのに空を飛べない。 三姉妹の長女。妹たちに10㎝、15㎝分身長を抜かされた。 留学先のオランダは、世界で一番平均身長が高いらしい(女性で170㎝、男性は180㎝)。そこで私は浮く代わりに沈んでた(や

    • ★自然栽培塾 sunsoilsoul 第1期生募集開始します★

      美味しさと笑顔が溢れる世界を。 あなたらしい自然栽培を。 自然栽培を、自分の頭で考え心身で感じ、基礎から応用まで主体的に学んで極めていきたい方、大募集です! 🌱🌱🌱🌱🌱 塾の概要 対象:自然栽培を、自分の頭で考え心身で感じ、基礎から応用まで主体的に学んで極めていきたい方。   例えば、現役農業従事者や就農を考えている方、家庭菜園を極めたい方、農業に携わっていきたい学生など。当てはまるかわからない方は、ぜひ一度ご相談・ご応募ください。 塾長:サキ・モリタ 講師:今枝稚

      • ★美味しさと笑顔の溢れる世界を。自分らしい自然栽培を通して★ 自然栽培塾 in 豊田、始まります

        自分らしく育った野菜は、うまみと甘みのバランスが良く、その野菜本来の味がして美味しい。 自然栽培農家12年目の今枝さんは語ります。 なるほど。きっと私たち人間も同じはず... 私自身は農業の経験がまだまだ浅いですが、今枝さんの栽培指導に同行させて頂いたり、勉強会を聴いたり、植物の特性について対話をしたりしていて、自然栽培や植物・微生物の奥深さに気づかされると同時に、自らが土や野菜と向き合い声を聴く大切さを感じました。加えて、土に触れること、食べるものを自分で育てること、美味

        • さすらいの百姓、脱皮しました!

          こんにちは!さすらいの百姓、サキです。 この度、脱皮いたしました。 4年の留学を終え日本に帰国し、肩書を何にしようか悩んでいた時期がありました。拠点は地元、埼玉県熊谷市だけれども、自由に動き回りたい。一応農・食・福などをベースにしているけれども、それも縛られたくない。 「旅する百姓」かな?と思っていたところに、高校時代の後輩から「さすらいの百姓」というネーミングを頂きました。 地理的にも分野的にもさすらう、「さすらいの百姓」として活動してきた一年間。 北海道から沖縄

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        • さすらいの百姓 オランダ振り返り投稿
          8本

        記事

          海抜0m地帯で鍛えられたオランダの国民性 ~オランダ振り返り投稿7~

          オランダ振り返り投稿其の六では、低地・平地のオランダで行われてきた国土計画を紹介した。前回参考にしたのと同じ文献に、オランダの国土の特徴故に生まれてきた国民性についても書かれていた。まさに「土地柄」である。以前の記事と被ってしまう内容もあるが、地形という観点から再度国民性を読み解いていきたい。 【ヒエラルキー(のなさ)】 水という、職業や身分に関係なく襲ってくる自然に立ち向かうためには誰が上だとかあーだこーだ言っている暇はない。皆が協力しなければならないのだ。真っ平な国土

          海抜0m地帯で鍛えられたオランダの国民性 ~オランダ振り返り投稿7~

          血と汗を流して作り上げてきた土地は大切に~オランダ振り返り投稿6~

          「窒素危機」に対するオランダ政府の対応を調べていて驚いた。 なんと、農地(畜産)を買収して住宅地や自然保護区に転用するというのだ。窒素の排出量を各産業でパズルのように削減していく政策に、畜産業者や動物たち、木々までが単なるパズルの一ピースのよう扱われていると感じてしまった。 計画好きな国だな、と思ったのだが、文献を読んでいたらまさにそうだということが分かった。参考にしたのは関西大学のこちらの記事。 さて、英名「The Netherlands」が「低い国」を意味することから

          血と汗を流して作り上げてきた土地は大切に~オランダ振り返り投稿6~

          サキと行く!オランダの旅2023 一般販売開始しました

          ★さすらいの百姓、再びオランダへ★ 4年間のオランダ留学を終えて帰国してから早半年強。うずうずしてきました。2022年秋からオランダはどう変化したのか?帰国してから湧いてきた疑問の数々。訪問しておけばよかった!というリストは長くなってゆくばかり… よしっ!またオランダに行こう! いつ? → 今年8月~9月の間の、約3週間を予定 どこへ? → オランダ全国。主に農・食・福祉・教育などに関連する場所を考えていますが、具体的な訪問先は、これから決めていきます。  今回はみ

          サキと行く!オランダの旅2023 一般販売開始しました

          みんなで農家を雇う、オランダ型CSA ~オランダ振り返り投稿5~

          ★オランダの旅2023クラファン、限定先行販売を明日19時に開始します。詳細はこの投稿の末尾に★ 𝗛𝗲𝗿𝗲𝗻𝗯𝗼𝗲𝗿𝗲𝗻:農業革命後の19世紀に出てきた農家の在り方。農地は持っているが自分では耕さず、代わりに人を雇って耕してもらう農家を指した。 そして21世紀。2015年にBoxtelという町で新たに始まった𝗛𝗲𝗿𝗲𝗻𝗯𝗼𝗲𝗿𝗲𝗻の動きは、これとは似て非なるもの。逆に人々が土地を持っている農家を雇い、自分たちも手伝いながら作物を作ってもらうというムーブメントだ。今では全国

          みんなで農家を雇う、オランダ型CSA ~オランダ振り返り投稿5~

          ビジネス文化から読み解く オランダの障がい者雇用ほか ~オランダ振り返り投稿4~

          オランダの障がい者雇用やケアファーム、ソーシャル・エンタープライズ(社会的企業。社会的・環境的(など)「インパクト」を生み出すために事業を行う)を調べたり、代表の方と話したりする中で、やっぱりオランダと日本って文化が違うなと感じたことが多々ある。どちらが良い、悪いではなく、単に違う。だから、一概にオランダを(外国を)見習おうとは言えない。 2018年のPwCのレポートによると、「普通ではないことをする勇気がある。人々を魅了するストーリーを伝えて、消費者やその他支援者を動かす

          ビジネス文化から読み解く オランダの障がい者雇用ほか ~オランダ振り返り投稿4~

          私自身の役割は?と考えることを辞める

          農業に興味を持ち始めたのは高校1年生の時。 そこからどんどん派生して、「食」「種」「暮らし」「農福連携」「貧困」などにも関心が広がった。 その過程のどこかで、私は自分に問い始めた:私のこの世界における役割って何なんだろうか? 限られた命の時間で、自分が成せることを全力で成し遂げたい。 オランダの大学を卒業して帰国して、私の帰国を待ち望んでいた沢山の方に「サキちゃんはこれから何やるの?」「サキちゃんは、絶対に日本の農業を変えるね!大物になるよ!」と言われ、ますます自分に尋ね

          私自身の役割は?と考えることを辞める

          農家のデモに呆れる農家(#2の続き)~オランダ振り返り投稿3~

          オランダの厳しい環境政策に反発してデモを起こす農業従事者。国民の過半数がそれを支持してきた。今年3月の地方統一選では、2019年に創立された政党 BBB(Boer Burger Beweging「農民市民運動党」)が12の州すべてで最大の政党となった... 前回の記事→→ 声を上げろ!厳しい環境政策に反発して ~オランダ振り返り投稿2~|seedsoilsoul さすらいの百姓|note しかし、すべての農家がこの動きに賛成しているわけではない。 今のオランダ型農業と、そ

          農家のデモに呆れる農家(#2の続き)~オランダ振り返り投稿3~

          「ヤバい」が原動力か、「楽しい」が原動力か

          自然栽培や自給自足、持続可能な暮らし、などというキーワードを追いかけて場所を訪れたり、集まりに参加したりしていると、色々な活動をしている方・色々な想いを持った方に会う。 その中には少なからず、「やっていること」や「やりたいこと」は私と似ているのに、会話をしていて違和感を覚えるときがある。 理由はもしかしたら、原動力の違いなのかもしれない、と最近気づいた。 食糧危機が起こるかもしれない、通信障害に備えなきゃ。 そういった、「このままじゃヤバい」を原動力に活動している人もい

          「ヤバい」が原動力か、「楽しい」が原動力か

          「必ず行かねば」という目的地を手放してから

          目的地と地図が必要な人間だった。 目標を決めて、バックキャスティングで計画を立てる。そうすることで、どこか安心感を覚えた。たぶん、色々な占いで繰り返し出てくる、私の完璧主義的な面の表れなのかもしれない。 何が何でもこの高校の○○科に入りたい、と受験に燃えていた中学時代。 それなりの進学校で、学年一位を目指してページ数まで細かく計画立ててテスト勉強していた時代。 部活で英語・アカデミックディベートに没頭し、全国大会を前に朝から晩まで作業していた時代。 いつからだろうか?

          「必ず行かねば」という目的地を手放してから

          声を上げろ!厳しい環境政策に反発して ~オランダ振り返り投稿2~

          農業従事者が怯えてる。農業従事者が怒ってる。 2019年、オランダの最高裁のとある判決により、「窒素危機」に陥った。 まあ色々端折ると、窒素を排出する活動に出す許可が、実は根拠に欠けていて、EUの生息地指令に反するものだったということだ。 これに伴って、この許可に基づいて申請していた建築プロジェクト等は一時停止になった。また、2021年に政府は「窒素法」を制定し、各産業へ窒素排出制限を課した。農業もご多分に漏れず。 家畜の糞尿に含まれる窒素分が、土や水や空気を汚染し、花々

          声を上げろ!厳しい環境政策に反発して ~オランダ振り返り投稿2~

          アンチテーゼとしての有機栽培や農福連携 ~オランダ振り返り投稿1~

          オランダの有機農地面積は、農地全体の5%弱(日本は0.5%以下)。 オランダには全国に千以上のケアファーム(オランダ型農福連携)がある。 単なる栽培方法や福祉のスタイルというよりは、今までの行き過ぎた資本主義のアンチテーゼとして、もっと深い社会的背景のもと発展してきたと考えられる。 だからこそ環境や人権問題と切り離せない。ケアファームも、有機栽培でやっているところが多い印象なのは、大量生産大量消費社会に疑問を感じた人たちが、人にも環境にも優しさを持って接する農業・社会の在

          アンチテーゼとしての有機栽培や農福連携 ~オランダ振り返り投稿1~

          生き物なんだから、調子のアップダウンくらいあるさ

          今私が、勤務先のグループホームで関わっている世界。 藍染め、醤油麹、味噌、畑。 全部生き物の世界。もっと細かく言うと、全部微生物の世界。 生き物だから、ご機嫌がある。個性もある。 調子よく働いてくれる時もあれば、いつの間にかお昼寝してしまっているときもある。 暴れん坊な子もいれば、穏やかで控えめな子もいる。 出来上がりの質からスピード、量を人間の思惑通りに管理するのはほぼ不可能だ。 だから、生き物相手に働くのは難しいとも言える。 でも、生き物だから、愛に応えてくれる。 ヒ

          生き物なんだから、調子のアップダウンくらいあるさ