セバス

週末の出来事や日々感じたことに写真を添えて。 Leica(Digital & …

セバス

週末の出来事や日々感じたことに写真を添えて。 Leica(Digital & Film)・GRⅢ・SIGMA fp・LUMIX S5

マガジン

  • Monochrome Act

    This magagine is a collection of monochrome photographs. These photos represent the scenery I saw as much as possible.

最近の記事

寿司の写真をChatGPTに批評してもらった話

三連休。暇なわけではない。 むしろ持ち帰りの仕事が終わらなくて最終日になって必死にキーボードを叩いている始末。 いい加減に語彙力が枯渇してChatGPTに縋っていたところ、写真をChatGPTに添削してもらうと面白いよというnoteの記事を読んでしまったので、昨晩食べた寿司の写真を添削してもらったら案の定テンプレ的な面白さ満載だったという話。 寿司の写真一つでこの分析力。 確かに少し角度をつければイクラの立体感はより強調されるし、左下のホタテにハイライトを入れればより瑞

    • 写真を撮り始めた頃に感じていた匂い

      あの頃感じた匂いを思い出している。 どうして一眼レフカメラを買おうと思ったのか今では理由も覚えていない。 どこかで聞いた「F5.6」という言葉。 その響きが何となくかっこよくてカメラに興味を持ち始めた。 今でも絞りを絞って使いがちなのはそのせいかもしれない。 就職してから3年目。ようやく生活に余裕が出てきた頃にカメラを買った。 実際は引っ越したり車を買ってしまったりしたので余裕なんか全然なかったんだけど。“助手席に無造作に置かれた一眼レフカメラのイメージ”を自分のものにし

      • グラキリスの種

        我が家のグラキリスの種がもうすぐ弾けようとしている。 実生4年目のグラキリスが3株ある。 その内の2株が今年初めて花を咲かせた。 グラキリスは自家受粉ができないので、複数株を持っていても花が咲くタイミングが違うと受粉することは難しい。 偶然にも2株同じタイミングで花が咲いてくれたので、YouTubeで受粉の仕方を検索して挑戦したのが4月後半のことだった。 必要な知識はインターネットで手に入る。経験値は実際にやってみないと手に入らない。 素人の受粉作業いざ開始。 花弁を取

        • SIGMA 28-45mm F1.8 DG DN | Art 購入検討。

          僕は悩んでいる。 いや、正確には悩んでいないのかもしれない。 悩みとは精神的に不安や苦痛を感じている状態を指す。 ならば僕の精神状態はもはや悩みなどではない。 SIGMA 24-70mm f2.8 DG DN Ⅱ|Artが発表された時、インナーズームなら購入スイッチ直撃だったと思った。 この時に思いとどまることができたのは、 インナーズームではなかったこと、 似たようなレンジのズームレンズを所有していること、 花形フードであることが理由だったと思う。 そして先日SIGMA

        寿司の写真をChatGPTに批評してもらった話

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        • Monochrome Act
          12本

        記事

          たくさん撮って、たくさんプリントした1か月

          5月に入ってから家にいる時間が長くなり、写真をたくさん撮った。 新しく手に入れたSIGMA 35mm f2 DG DN | Contemporaryは、適度に広い画角と室内でも安心して使える明るいf値で、この1か月の間の室内撮りは殆どこのレンズ1本で済ませてしまったくらいだ。 GWは最近構ってあげられなかった息子と遊園地に出掛けた。 遊園地での撮影は息子用にと買い増したOLYMPUS OM-D E-M1 mkⅡに完全に勢いで買ってしまったM.ZUIKO DIGITAL ED

          たくさん撮って、たくさんプリントした1か月

          輪掛本青鸚哥の鳴く公園

          それはまるで隠し絵を見ているようだった。 息子が公園で緑色の大きな鳥を見たと言うのでカメラを持って行ってみた。 OM-D E-M1Ⅱには100-300mm(換算200-600mm)のレンズが着けっぱなしにしてある。“ちょっとそこまで”と望遠レンズを持って出掛けられるマイクロフォーサーズの手軽さに感動せざるを得ない。 公園に着くとオナガの群れに混ざって見慣れない鳥影が見えた。 近付くと木の実を齧るボリボリという音が聞こえた。 いた。 ワカケホンセイインコ。 漢字表記で「輪

          輪掛本青鸚哥の鳴く公園

          言葉と写真

          「タイトル未設定」 という記事の下書きが数え切れないくらい存在する。 僕の目を通して心に結像した情景を切り撮った写真たち。 添えるべき言葉が見つからず、インターネットの海に放流する直前でお預けを食らった写真たち。 閑話: 一人で釣りをしている時は水中のルアーの動きをイメージすることに集中している。リールを巻くトルク、ロッドから伝わるトラウトのバイト、吹く風や太陽の日差し、まるで自分がその場の一部になったような感覚。 一人で写真を撮る時も同じような感覚がある。 撮りたい景色

          言葉と写真

          昼下がり公園で聞く雀鷹の声

          遅めの昼食に出かけた帰り道、公園の木の上から特徴的な鳥の鳴き声が聞こえた。 ツミが鳴いていた。 この公園でツミを見かけるのは2回目だ。 以前見た個体と同じかどうかは分からない。 もしツミに縄張りがあるならば、きっと同じ子だろう。 ツミがどれくらい珍しい鳥か分からない。けれども家の近くに猛禽類が生息しているというのはなかなか刺激的な環境だ。僕のベッドから数十メートルの場所で寝起きしているかもしれない。 ツミのバックショット。 600mmの望遠レンズで顔にピントを合わせるの

          昼下がり公園で聞く雀鷹の声

          単焦点レンズが好きだけどズームレンズも良いよねという話

          風もなく晴れ渡った日だった。 明鏡止水。晴天白日。 池の水面に映った空が夏を予感させる5月後半。 僕の心はSIGMAから新しく発売されるレンズに心が乱れていた。 そうですか、Ⅱ型ですか。 初期型のレンズの評判はすこぶる高く、何度か手持ちのレンズの下取り価格と比べては買おうかどうか迷っていた。 ズームレンズは便利だけれど写りは単焦点レンズの方が良い。とされていたのは一昔前の話で、今では余程大口径でない限り描写性能に大きな違いは見られなくなってきている。 数値だけで見れ

          単焦点レンズが好きだけどズームレンズも良いよねという話

          モノクロ写真とスズメとカワセミの子育て

          夜が明け始めた頃、僕はまたベッドから起き上がって家の中を歩き回っている。 生まれたばかりの娘に昼夜の区別はないようで、何時であろうと空腹や暑さ寒さなど自身の不快を泣いて主張する。 真夜中に2回、そして早朝に起こされた僕は眠い。とても眠い。 必要な作業を終えるとすっかり目が覚めてしまった。 妻がもう一眠りするというので、許可を得て外出することにした。 先月チョウゲンボウを撮りに行った場所まで行ってみた。 残念ながらイイ感じの写真は撮れなかったので、目についた景色を望遠レンズ

          モノクロ写真とスズメとカワセミの子育て

          久しぶりにカワセミと再会した話

          4月になってからカワセミに会えない日が続いていた。 季節的にはメスが産卵し子育てが始まるタイミングだった。オスもメスも巣穴に籠っている時間が長くなったんだろう。 この日もあまり期待せずに川沿いを歩いていた。 オスのカワセミに会えた。 約1か月ぶりの再会。 少し育児疲れが感じられるような気がする? もう半月もすれば雛の姿も見られるかもしれない。 親鳥が雛に餌の獲り方を見せる姿を目にすることを楽しみにしている。 カワセミの巣は川の護岸の隙間に作られる。 何度かその隙間から

          久しぶりにカワセミと再会した話

          早朝に望遠レンズで撮る野鳥

          毎晩3時間毎に起こされる生活にも慣れてきた。 睡眠というのはまとめて取らなくても大丈夫なようで、長時間睡眠と分割睡眠の差はよく寝た感じが味わえるかどうかの違いらしい。 夜間3度目の寝かしつけが終わると時刻は午前4時を回り、夜明けが近づいてくる。 うっすらと明るくなり始めると、外から様々な鳥の鳴き声が聞こえる。 鳥を撮り始めるまでは「鳥の鳴き声」でしかなかった音も、今ではスズメ、カラス、キジバトはもちろん、シジュウカラ、チヨドリ、ムクドリ、セグロセキレイ、オナガなど、その種類

          早朝に望遠レンズで撮る野鳥

          35mmのレンズ -SIGMA DG DN Contemporary-

          僕の中では50mmは標準レンズ。 35mmはやや広角の部類に入る。 というのも主に街中スナップ撮影を中心に写真を楽しんでいたから、画角が狭く、ファインダーに写る風景がある程度整理されている方が主題が明確になって使いやすいと考えていた。 35mmは「ぼーっとしている時の人間の視野」に近いと言われ、これを標準レンズとする人も多いけれど、どこか少し落ち着きがないというか、ファインダーに取り込むものをしっかり意識しないと散らかった写真になってしまう気がしていた。 以前、Voigt

          35mmのレンズ -SIGMA DG DN Contemporary-

          振り返る視点 多摩川の風景

          多摩川を越えて少し行くと多摩ニュータウンまで続く多摩丘陵がある。 最近ではよみうりランド付近の宅地化が進み、多摩川から見える景色が変わりつつある。 多摩丘陵には防人の見返りの峠という場所がある。 東国から防人として太宰府へ送られる兵士は、多摩川を越えて多摩丘陵を越えると来た道を振り返っても自らの故郷を見ることができなくなる。 関東平野の西側に横たわる最初の高地が多摩丘陵であり、歌に詠まれる多摩の横山だ。 多摩川を眺める時、僕は川の西側から東京を眺めることが多い。 川を隔て

          振り返る視点 多摩川の風景

          雨上がりの朝に時間を掛けて近所を歩いている

          昨日は一日中雨が降っていた。 傘をさして出かければ済むんだけれど、荷物があるとそれも億劫なので車を使ってしまう。 車を走らせていると少し気になった景色があってもわざわざ駐車してシャッターを切ろうとは思わない。そういうときに限って撮りたいと思う景色に出会うものだったりする。 雨も上がっていたので、息子を学校に送り出すついでにカメラを提げて近所を歩いた。 息子の友だちからは「また写真撮っているの?」と言われた。 朝露よりもはっきりと残る雨粒。 朝日に照らされた水滴が乱反射して

          雨上がりの朝に時間を掛けて近所を歩いている

          Angeneux zoomで撮るSIGMA fpのW. GLD

          いつもフィルムを現像に持ち込む店舗に今日はフォトアルバムを買いに出掛けた。 あと1回現像を依頼すればポイントが貯まって現像代が少し割り引かれるんだけど、今は撮り切ったフィルムが手元にない。わざわざ出かけるのに何ともタイミングが悪い。 今日持ち出したのはSIGMAfpとAngeneux zoom 35mm−70mm。 カラーモードはウォームゴールド −2。 写りすぎないオールドレンズの描写は春の街によく似合う。 ウォームゴールドやシネマはやや演出過剰な雰囲気になるけれど、黄

          Angeneux zoomで撮るSIGMA fpのW. GLD