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グラキリスの種

我が家のグラキリスの種がもうすぐ弾けようとしている。

実生4年目のグラキリスが3株ある。
その内の2株が今年初めて花を咲かせた。


グラキリスは自家受粉ができないので、複数株を持っていても花が咲くタイミングが違うと受粉することは難しい。
偶然にも2株同じタイミングで花が咲いてくれたので、YouTubeで受粉の仕方を検索して挑戦したのが4月後半のことだった。
必要な知識はインターネットで手に入る。経験値は実際にやってみないと手に入らない。
素人の受粉作業いざ開始。

花弁を取り除き、爪楊枝の先をカッターで更に尖らせて、不器用なりに花粉を取り出して他方の雌しべに付けてみた。
花3つに対して受粉が成功して子房が膨らんだのは1つだけ。
1つの子房から2つ鞘ができ、その中にはそれぞれ10粒くらい種が入っているらしいので、上手く行けば20粒程度は採種できることになる。
再び実生するにはちょうど良い数だ。



長く育てていると言えば我が家のアガベ。
チタノタ・ブルーとレッドキャットウィーズル。
2株とも自由奔放に育ち過ぎて小ぶりのスイカくらいの大きさになってしまった。置き場所に困って胴切りしたのが、やはり今年の4月末。
水平に真っ二つにされたアガベ。どちらも天(根の無い上の部分)は枯れずに青々している。アガベは本当に生命力が強い。
そして地(根のある下の部分)からは子株が出てきている。子株がもう少し大きくなったら株分けしてまた一から育て始めよう。


と、ここまで朝の内に書いていて、帰宅後に部屋の明かりをつけると何と鞘が弾けていた。

綿毛を取って種の部分をビニールの小袋に入れる。
小ぶりだけど種が50粒ほど採れた。思っていたよりかなり多い。
果たして播種して発芽するものか。種が新鮮な内に実生に挑戦しよう。

我が家の(紫)オブツーザ。通称「ブドウちゃん」。
購入当時の紫色はどこかに消えてしまったけれど、今でも元気に子株を出している。
美しいハオルチアに癒されながら、週末のグラキリスの実生のための計画を練っている。

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