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昼下がり公園で聞く雀鷹の声
遅めの昼食に出かけた帰り道、公園の木の上から特徴的な鳥の鳴き声が聞こえた。
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ツミが鳴いていた。
この公園でツミを見かけるのは2回目だ。
以前見た個体と同じかどうかは分からない。
もしツミに縄張りがあるならば、きっと同じ子だろう。
ツミがどれくらい珍しい鳥か分からない。けれども家の近くに猛禽類が生息しているというのはなかなか刺激的な環境だ。僕のベッドから数十メートルの場所で寝起きしているかもしれない。
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ツミのバックショット。
600mmの望遠レンズで顔にピントを合わせるのは難しい。
マニュアルフォーカスがとても使いづらいレンズを使っているので、AFの合焦点からの微調整が上手くいかない。バックショットはいつだってお尻にピントが合う。カメラの鳥認識オートフォーカスはどういうアルゴリズムをしているんだろう。
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足元を見ると何やら獲物を掴んでいるのが分かる。
小鳥のようにも見える。
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どこかで捕まえた餌を食べている最中のようだった。
奇遇にも僕も遅めの昼食を済ませたところだ。
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一見するとその大きさから鳩のようにも見えるツミ。
ツミは漢字で「雀鷹」と書く。
大きさは鳩くらいだけどタカの仲間。しっかりと猛禽類の食事をしている。
猛禽類の都市化が進んでいるという話を聞いたことがある。
カワセミも今や住宅街を流れる川に生息している。
何となく自然豊かな場所にいるイメージの鳥たちが近頃は身近に暮らし始めているようだ。こう聞くと自然破壊が進んで野生動物の生息域が減っているという話に結びつきやすいけれど、人はカワセミやツミを襲わないし、住宅街にも生きていくのに十分な餌がある。雨風が当たらない場所も多いし野良猫や蛇も少ないので案外暮らしやすいのかもしれない。清流や山奥が似合う鳥が住宅街に住んではいけないルールもない。
生き物として住みやすい環境は人も鳥も似たようなものだったり。
ツミはカラスを追い払うので、その性質を利用してオナガがツミの巣の近くに巣を作ることがあるらしい。確かに家の近くでオナガをよく見かける。
でも、早朝から寝室の前の電線に止まったオナガが大きな声で騒ぐのはちょっと遠慮して欲しいと思ったりしている。
オナガ、可愛いんだけど鳴き声がなあ・・・。
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