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Angeneux zoomで撮るSIGMA fpのW. GLD

いつもフィルムを現像に持ち込む店舗に今日はフォトアルバムを買いに出掛けた。
あと1回現像を依頼すればポイントが貯まって現像代が少し割り引かれるんだけど、今は撮り切ったフィルムが手元にない。わざわざ出かけるのに何ともタイミングが悪い。

今日持ち出したのはSIGMAfpとAngeneux zoom 35mm−70mm。
カラーモードはウォームゴールド −2。

写りすぎないオールドレンズの描写は春の街によく似合う。
ウォームゴールドやシネマはやや演出過剰な雰囲気になるけれど、黄砂に霞む空を表現するには丁度良いかもしれない。


設定をミスってISOが12500とかになってしまっていた。
逆にノイズ(よく言えば粒状感)の影響でフィルム感が出て良い。
立体感も十分。f値やボケの量だけで写真の質は語れない。


fpには散々(愛ある)文句を言っているけれど、こういう写真を見るとやはりフルサイズ機だなと感心する。












大口径ではないけれど周辺減光は強めに出る。
ボケは素直でぐるぐる巻く傾向はない。
周辺部の解像感はガクッと落ちるけれど、それでも嫌な感じにならないのはシネレンズを源流に持つAngeneuxだからかもしれない。


フリッカー。fpだから仕方ないけど。







ワイド端ではかなり樽型の歪曲が目立つ。
このレンズは50mm〜70mくらいの焦点距離が美味しいところ。


こういう雰囲気の写真を撮りたくてfpとAngeneuxを手に入れた。
LeicaやGRでは撮れないアンニュイな空気感。ぼーっとしている視界に現れる残したい一瞬。

fpと同様に使いやすい物ではないので常用ズームとはいかないけれど、たまに使うと心の隙間が埋まる落ち着きのあるレンズ。良き。



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