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傷つく心の力(The Power of Vulnerability)

大学院生だった頃、折に触れて見ていた動画がありました。
こちら↓の動画です。

研究者としての彼女に共感するのと同時に、私も研究することと、生きることとの狭間で葛藤していたのだろうなと、今となっては思います。そして、感情も麻痺していたのだろうな、と。

今見ると、また別の思いもありますが、昔に書いた文章を以下にアップしてみます。


人は何か辛いこと、悲しいことがあった時、その辛さから逃げたくて、その苦しさ、悲しさを感じないように、感情を麻痺させようとしてしまう。

そして、ヤケ食いやお酒などの逃避行動に走る。

でも、人は感情を「選択的に」麻痺させることはできない。

だから、苦しさ、悲しさ、怒りなどのネガティブな感情を麻痺させて感じなくなる人は、嬉しさ、楽しさ、幸福感などのポジティブな感情も感じられなくなってしまう。

こうして、不幸な人生の連鎖へと入っていく。

でも、それは逆に考えれば、こういうことにもなる。

辛い感情、悲しい感情を受け入れて、そのまま感じることができるなら、そんな大変なことができるなら、きっとその人は、その何倍も、嬉しい感情を、楽しい感情を、幸福を感じられるようになるのだろうということ。

誰よりも傷つきやすい人は、誰よりも幸せを感じられる人でもあるのかもしれない。

傷つきやすさ(vulnerability)を大切にして、生きていこう。


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