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エド・シーラン "Happier" 歌詞解説①〜分詞構文〜

エド・シーランの “Happier” という曲があります。

こんな感じの曲ですね↓

英語の勉強にはとても良い歌詞だと思うので、
何回かに分けて重要なところを解説してみます♪
冒頭の歌詞はこうです↓

Walking down 29th and Park
I saw you in another's arms
Only a month we've been apart
You look happier

最初の2行が一文です。つなげて書くと、

Walking down 29th and Park, I saw you in another’s arms.

これはいわゆる「分詞構文」です。
「分詞構文」と聞いただけで虫唾が走る人もいるかもしれませんが笑、
ものすごく簡単に言うと…

「主語+動詞+〜」から成る1つの文があって
(ここでは後ろの部分のI saw you in another’s arms)、
その前か後ろに、「,(コンマ)+ ~ing形」もしくは「,(コンマ)+ ~ ed形」が付いている構文のことです。

I saw you in another’s arms の前に、コンマ(,)があって、Walking (〜ing形)が付いていますよね。


そういうものが分詞構文で、「,(コンマ)+ ~ing形」「,(コンマ)+ ~ ed形」の部分の意味は、その時々によって異なります。
「〜なので」「〜だから」「〜して」「〜だけれども」「〜時」などなど、接続詞の意味ならば何でもあり得ます。
例えば…

Having a cold, I didn’t go to work.
(風邪をひいていたので、私は仕事にいかなかった)


Having dinner, we talked a lot.
(夕食を食べながら、私たちはたくさん話した)


Built in 1986, the building looked new.
(1986年に建てられたけれど、その建物は新しく見えた)

「~ed形」の場合には、「〜される」「〜された」という受け身の意味になります(最後の例では「建てられた」)。

なので、冒頭の2行の歌詞はどういう意味になるかと言うと…


Walking down 29th and Park
(29th and Park を歩いていたら)
I saw you in another’s arms
(他の人の腕に抱かれている君を見た)

“29th and Park”は、
ニューヨークに29th Streetと Park Avenue が交差するところがあるので、
その辺のことかなあと思います(もしかしたら違うかもしれませんが)。
要するに、通りを歩いていたら、ということですね。

そして、Walking down の downですが、「下に」の意味ではありません。
なので、下り坂の通りを歩いているわけではありません笑

こういう時の “down〜” は、「〜に沿って」とか
「〜をちょっと(ずっと)行ったところに」とかいうような意味です。


walk down the street
(通りを歩いていって)

go down the hall
(廊下をずっと行って)

というわけで、冒頭の歌詞の意味をもう一度確認すると。

Walking down 29th and Park
(29番ストリートとパークアヴェニューを歩いていたら)
I saw you in another’s arms
(他の人の腕に抱かれている君を見た)

さて、どんなストーリーになっていくのでしょうか笑

次回に続きます(^ ^)

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