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新興宗教入会しかけた話-面接合宿-
就活塾へ入会し、徐々に塾長の本性が現れた頃に、大イベント面接合宿の時期がやってきた。
既に7年ほど前の話だが、記憶はかなり鮮明でインパクトの強い出来事。
ここまでの経緯に関しては、下記記事を参照頂けると話の流れがスムーズに入ると思うから参照してほしい。
〜就活開始▶︎入会まで〜
https://note.com/seazer_sabosales/n/nedd1e5b2ebb6
〜塾長本性編〜
https://note.com/seazer_sabosales/n/n3269f745d348
ついに2014年1月頃就活塾の大イベント『面接合宿』がやってきた。
面接合宿に入る前に、塾長のオススメで以下準備を整えた。
<事前準備>
☑︎オーダーメイドスーツの作成▶︎塾長手配
☑︎髪型を就活スタイルに▶︎塾長お勧め美容院にて
☑︎女性は就活メイク▶︎アーティスト紹介
☑︎履歴書用写真を写真館▶︎塾長のススメ
上記ススメに関しては、僕はやりすぎかな〜?と思ったが、今思うと非常に大事な心構えだと思う。就活は言い換えれば自分という商材を売り込む営業。身だしなみを整えるのは、変なネガチェックで落とされずに済むからコスパよしだ。
さて、面接合宿当日場所は都内のホテル。
塾生は、2人〜3人一部屋で宿泊。
日中は大広間に籠り広間の4済みにクラス毎に分かれ、チューターと集団面接を実施。
<面接内容>
①ガクチカ&自己PR
②志望動機(会社を指定)
流れは、集団面接なので常に10人近くが椅子で並んでおり一人づつ発表。
チューターからフィードバックorダメ出し。
それをみんな、録音もしくは書き込み。
自分で用意した材料をブラッシュアップ▶︎発表 の無限ループ。
最初は、みんな緊張でうまく話せてなかったがこの面接を数時間に渡って行った。
昼も夕方も夜も・・・・
そして、チューターのさじ加減で良いと見なされた人は、クラスを上げてもらう。
僕は、数時間苦戦したのちクラスCに上がることが出来た。
クラスCのチューターは青木さん(仮名)
この時の喜びを今でも覚えている。
競争社会・資本主義社会の日本で育った身としてはこのクラス分け制度による無慈悲なヒエラルキーの可視化はかなり燃えた。
そんなクラスCに上がり、周りからも
『こいつDからきたんやな』と見られながらも、戦友のような感覚。
そんなクラスCにいた女性でものすごくガッツのある子がいた。
その子は、立教大学出身のはるか(仮名)。
自己PRの発表の時。
青木さん 『はるかさん自己PRをお願いします』
はるかさん『はい。私は(個の力)を重視し在学時代を過ごしてきました。
本田圭佑のような0or100なアイデアを出せる人間になるべく学生時代は、イベントサークルを発足。
BPO法人との連携により、集客をXXXX』
ちょっと、内容はうろ覚えですが、本田圭佑のような0or100のアイデアというキーワードが忘れられない。
面接の際に、如何に他者との差別化を図るか?という点で、目立つことに関しては成功していた気がする。
そこからはみんな、はるかさんに影響されたのか大喜利大会のようになった。
塾生A 『私の強みは"結果を出し切るために多角的な視点で取り組む力"です。このエピソードとしてXXXXX。』
塾生B 『私の強みは、"国境を超えて心を通じ合わせること"ができることです。このエピソードとしてXXXX。出川哲朗のように、人間同士が話す上での本質を捉えることで、手段である言語を使わずにコミュニケーションを取ることができます。』
青木さん 『ほうほう・・そうか・・・
ちょっと待って!!!みんななんか違う方向へ行ってない???』
もう面接開始から10時間近く経っている。
何が正解で、何が不正解か。
何が普通で、何が異常か。
正常な判断はできていなかった。
しかし、PR内容はともかくみんな話すことに関しての緊張もなくなり。
『えっと・・・』とか『あの・・・』とかもない。
『〜と思います。』もない
PREP法にのっとって、結論ファーストに話してわかりやすい。
多分成長していたと思う。
そして、夕食は大きい食堂で行われた。
ここで、事件が起きる。
その前にあるひとの説明が抜けていた。
チューターで唯一の女性 うん 仮名をななおとしよう。
ななおさんは、普段胸がざっくり見えるくらいの露出を真冬で行う変わった人だった。アイメイクもがっつりしているような人。もしムチを持ってたら完全にあっちの人だ。それくらい典型的な・・
前回特段触れなかったが、塾長の秘書的なポジションをしており、とにかく話す声が大きい。部屋中に響き渡っていた。ポールポッツ並みに響き渡る。
集団でいるさいに集端まで声が聞こえるように話す人は、権威性を出したいタイプ。だけど、一対一の時は優しい・・みたいな。
話を戻すと面接合宿の夕食の際に、塾長からみんなに話があった。
塾長 『お前ら、お疲れ様。夕食終わった後に大広間を空けておくから、面接練習したい奴は特別俺が相手しよう。』
『誰か、やりたい奴はいるか??』
みんな 『・・・・』
いや、多分何人かやりたいと思ってたけど集団の前で手を上げづらいあれだと思う。
塾長 『お前ら、やる気あんのかよ・・・』
ここでななおさんがついに出てくる!!!!
ななお 『男ども!!!!!!!お前ら、○んこついてんのかよ
ああ??忙しい塾長が時間貸してやるつってんだからよ。
根性見せろやああああああああああ』
絶叫である。
いやはや、びっくり。
この時ばかりは自分に○んこがついてなくともいいかもと思ったくらいだ。
あのそこそこいいホテルの食堂での歴史上最もでかい怒号だったと思う。
とはいえ
面接合宿に来てるのであって、みんな仲良しこよしが目的ではない。
その時声はあげれなかったけど、夕食後に大広間へ行く生徒もちらほらいた。全体の15%くらいかな?
その夜も徹夜で面接を練習するもの。
部屋に帰って、ESを作成するもの。
生徒同士で、面接練習しあったりするもの。
僕は、大広間に行って面接練習をしていた。
ななおさんと塾長がいた。
二人共日中鬼のような、怒号をあげたりしていた。
けど、この時はものすごく優しくみんな和気藹々としていた。
なんだか、すごくいいひとに思えた。
めちゃめちゃ理不尽なことを言う時と、やけに優しい態度を繰り返されると
最後に受けた態度の感情で保存されるなあと。
そんな感じで、徐々に洗脳され始めた生徒一同。
ただ、そんな中違和感ゲージが溜まっている生徒も多くいた。
その違和感が的中するのもそう遠くない・・・
次回、最終章。塾長の末路と後日談。
ここまで読んでいただいた方がもし仮にいたら本当に感謝します
引き続き散文駄文ですが精進します!
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