企業ランキング上位!セブンイレブンの取り組み事例
私たちの生活を便利にしてくれているコンビニエンスストア。
その中でも大手コンビニNo.1といっても過言ではないのが「セブンイレブン」ではないでしょうか。
セブンイレブンは店舗数が多いだけではなく、豊富なお弁当やスイーツなどもあることから多くの方から愛されているコンビニの一つです。
そこで、本日は「セブンイレブンのSDGsの取り組み」についてピックアップ!
・セブンイレブンについて
・SDGsとはなにか
・セブンイレブンが取り組んでいるSDGsへの活動事例
について解説をしていくので、ぜひ最後までチェックしていってくださいね♪
◆セブンイレブンって会社なの?セブン&アイ・ホールディングスとは別??
多くの方もご存知だとは思いますが、まずはセブンイレブンについて軽くおさらいをしていきましょう。
社名《株式会社セブン-イレブン・ジャパン》
設立:昭和48年11月20日
資本金:172億円
従業員数:8,990名
事業内容:コンビニエンスストア事業の展開
(参考:株式会社セブン-イレブン・ジャパン 会社概要 より)
セブンイレブンは、株式会社セブン-イレブン・ジャパンが経営しているコンビニエンスストアです。
ここで「あれ?セブン&アイ・ホールディングスなんじゃないの?」と感じる方も多いかもしれませんね。
セブン&アイ・ホールディングスは、国内・海外のコンビニエンスストア事業のほかにも、スーパーストア事業、百貨店・専門店事業、金融関連事業といった複数の事業を取り組んでいる企業です。
セブン-イレブン・ジャパンは、セブン&アイ・ホールディングスのグループ会社で、コンビニエンスストア事業に特化している企業という特徴があります。
たとえば「株式会社そごう・西武」「株式会社赤ちゃん本舗」などは、セブン&アイ・ホールディングスのグループ会社で、百貨店・専門店事業として分類されています。
セブン&アイ・ホールディングスでは、コンビニエンスストア事業を行なっていますが、実際にはグループ会社をまとめる役割をしているため、コンビニエンスストアの運営や事業展開を担っているのはセブン-イレブン・ジャパンということになります。
そのため、今回ご紹介する内容に関しては「セブンイレブンのコンビニエンスストア事業で行なっているSDGs活動」についてになるため、間違えないように整理をしておきましょう。
◆私たちの身の回りで起きていること|SDGsについて
ここでは、私たちの身の回りで起きている問題を考えながらSDGsの大切さについて、いま一度確認をしていきましょう。
◇プラスチックごみ・食品ロスの問題は軽視してはいけない◇
みなさんは、なぜレジ袋が有料化されたか理由をご存知でしょうか?
レジ袋だけに限らず、プラスチックごみは世界でも問題視されています。
たとえば、ウミガメの生態にレジ袋が大きな影響を与えているという話を耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。
教科書などでも取り上げられることが多いウミガメについての問題ですが、レジ袋はウミガメのエサであるクラゲと間違えやすくウミガメが誤食をしてしまうという悲しい事件が後を絶ちません。
「自分くらい大丈夫」と思っているかもしれませんが、レジ袋やプラスチックごみは海洋生物に大きな悪影響を与えています。
マイクロプラスチックとなったプラスチックごみは、海洋生物の住処を奪い、結果として私たちの食糧として捕獲できる魚も少なくなるといったサイクリに繋がってしまうんです…
ほかにも、私たちの身の回りで起きている問題では「食品ロス」というものもあります。
食品ロスとは、まだ食べられる状態の食べ物を廃棄することです。
たとえば、賞味期限が切れてしまったスナック菓子や鶏肉の皮、大根の葉っぱなど…
調理自体では食べられるものだったり、消費期限切れではなく賞味期限切れで無駄に廃棄されてしまう食べ物のことです。
私たちは、スーパーやコンビニへ足を運べば簡単に食料を手に入れられますが、その分簡単に食料を捨てています。
こういった行動を続けていくと、食べるものがあるはずなのに食料が足りないといったことになりかねません。
まずは、私たちの身近に「プラスチックごみの問題」「食品ロスの問題」といったものがあることを、改めて考えていかなければいけません。
◇持続可能な社会を目指してSDGsが採択された◇
先ほど紹介した「プラスチックごみ」や「食品ロス」といった問題は、日本だけのものではありません。世界各国でも問題視されています。
今後、持続可能な社会を実現するためには「プラスチックごみの削減」「食品ロスの削減」といった課題は解決しなければいけません。
そこで注目されたのが、2015年に国連サミットで採択された「SDGs」です。
SDGs(エス・ディー・ジーズ)は、Sustainable Development Goals(サスティナブル ディベロップメント ゴールズ)の略称。
日本では「持続可能な開発目標」といった意味で使用されている。
SDGsは、国連に加盟している国すべての「世界共通の目標」です。
そのため、国連加盟国はSDGsの目標達成のために取り組まなければいけません。
期間は採択された翌年の2016年〜2030年。
15年間で2015年の現状から、少しでも持続可能な社会を実現するために世界共通で取り組んでいこうと国連に加盟している各国が取り組んでいます。
SDGsには17個の目標と169個のターゲットが設置されているのが特徴です。
日本では、17個の目標をすべて達成できるように企業にも取り組むように協力を煽っています。
実際にセブンイレブンでは、自社の特徴や強みを活かしながらSDGsの目標を達成できるように取り組んでいるんですよ!
では、ここでSDGsの目標に目を通してみましょう。
《SDGsの目標》
テーマ 『誰も置き去りにしない世界』を目指して
目標1 「貧困をなくそう」
あらゆる場所で、あらゆる形態の貧困に終止符を打つ
目標2 「飢餓をゼロに」
飢餓に終止符を打ち、食料の安定確保と栄養状態の改善を達成するとともに、持続可能な農業を推進する
目標3 「すべての人に健康と福祉を」
あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する
目標4 「質の高い教育をみんなに 」
すべての人々への包摂的かつ公正な質の高い教育を提供し、生涯学習の機会を促進する
目標5 「ジェンダー平等を実現しよう」
ジェンダー平等を達成し、すべての女性及び女児のエンパワーメントを図る
目標6 「安全な水とトイレを世界中に」
すべての人々の水と衛生の利用可能性と持続可能な管理を確保する
目標7 「エネルギーをみんなに そしてクリーンに」
すべての人々の、安価かつ信頼できる持続可能な近代的エネルギーへのアクセスを確保する
目標8 「働きがいも経済成長も」
包摂的かつ持続可能な経済成長及びすべての人々の完全かつ生産的な雇用と働きがいのある人間らしい雇用(ディーセント・ワーク)を促進する
目標9 「産業と技術革新の基盤をつくろう」
強靱(レジリエント)なインフラ構築、包摂的かつ持続可能な産業化の促進及びイノベーションの推進を図る
目標10 「人や国の不平等をなくそう」
各国内及び各国間の不平等を是正する
目標11 「住み続けられるまちづくりを」
包摂的で安全かつ強靱(レジリエント)で持続可能な都市及び人間居住を実現する
目標12 「つくる責任 つかう責任」
持続可能な生産消費形態を確保する
目標13 「気候変動に具体的な対策を」
気候変動及びその影響を軽減するための緊急対策を講じる
目標14 「海の豊かさを守ろう」
持続可能な開発のために海洋・海洋資源を保全し、持続可能な形で利用する
目標15 「陸の豊かさも守ろう」
陸域生態系の保護、回復、持続可能な利用の推進、持続可能な森林の経営、砂漠化への対処、ならびに土地の劣化の阻止・回復及び生物多様性の損失を阻止する
目標16 「平和と公正をすべての人に」
持続可能な開発のための平和で包摂的な社会を促進し、すべての人々に司法へのアクセスを提供し、あらゆるレベルにおいて効果的で説明責任のある包摂的な制度を構築する
目標17 「パートナーシップで目標を達成しよう」
持続可能な開発のための実施手段を強化し、グローバル・パートナーシップを活性化する
SDGsの目標は多岐にわたるため、すべての企業がすべての目標を達成するために行動を起こすことは実際難しいです。
しかし、自社でできることは取り組むようにしている企業がほとんど。
では、SDGsの目標の中でセブンイレブンはどのようなところに注目して取り組んでいるのかについて考えていきましょう!
SDGsについてもっと詳しく知りたい!という方はこちらのサイトも参考にしてみてくださいね♪
◆セブンイレブンはどのようにSDGsに取り組んでいるの?
ここでは、実際にセブンイレブンがSDGsの目標達成に向けてどのような取り組みを行なっているのかについてみていきましょう。
◇セブンイレブンでは5つの重点課題に基づいて活動をしている◇
まずはじめに、セブンイレブンではセブン&アイ・ホールディングスがサスティナビリティの考え方として「5つの重点課題」を基盤にしているため、その「5つの基盤」に基づいてSDGsの目標達成のために取り組んでいます。
5つの課題には、
①高齢化、人口減少時代の社会インフラの提供
②商品や店舗を通じた安全・安心の提供
③商品、原材料、エネルギーのムダのない利用
④社内外の女性、若者、高齢者の活躍支援
⑤お客様、お取引先を巻き込んだエシカルな社会づくりと資源の持続可能性向上
といったものが挙げられています。
それでは、この5つの課題に対して具体的にどのような取り組みを行なっているのか見ていきましょう!
◇プラスチックゴミ削減への取り組み◇
プラスチックごみの削減は、日本だけではなく海外でも重視されているSDGsの活動の一環です。
セブンイレブンではプラスチックごみの削減のために、店舗前にペットボトルの回収機を設置しています。
全国925店舗に設置しており、本数はなんと約3億本!
足を運びやすいコンビニにペットボトルの回収機を設置することで気軽にペットボトルを捨てられるといったメリットがあります。
また、セブンイレブンではペットボトルを回収するためにnanacoをかざさなければいけないのですが、ペットボトルをリサイクルにまわすとその分ポイントとして還元されるのが特徴です。
お得にペットボトルを気軽に廃棄できることもあって、消費者も協力できるように工夫をしているのはセブンイレブンのSDGsへの取り組みの工夫の一つです。
また、ペットボトルの回収機を設置するだけではなくお店で回収したペットボトルで作った新しいペットボトルで飲料を販売しています。
完全循環型のペットボトルを採用することで、環境への負荷も減りSDGsの目標達成のためにも大きく貢献できるのが特徴です。
◇食品ロスに対する取り組みは消費者もお得に♪◇
セブンイレブンでは、廃棄されてしまう食品ロスを削減するために「エシカルプロジェクト」を実施しています。
目にしたことがある方も多いと思いますが「てまえどり」というポップが、セブンイレブンでは設置されています。
手前から商品を手にすることで、期限内に商品を購入してもらい食品ロスを減らそうという取り組みです。
また「消費期限が近いもの」の場合には、対象商品を購入することでnanacoのポイントが付与される取り組みも実施!
消費者が気持ちよく購入できるように工夫をされているのは、セブンイレブンのSDGsの取り組みの魅力のひとつです。
その他にも、セブンイレブンでは多くのSDGsへの取り組みを行なっています。もっと詳しく、具体的に、セブンイレブンの取り組みについて知りたい!という方は、公式が発表している報告レポートがおすすめです★
▷サスティナビリティ アクションブック 2021-2022
◆セブンイレブンのSDGsへの取り組みまとめ
いかがでしたか?
今回は「セブンイレブンのSDGsの取り組み」をピックアップして、
・セブンイレブンってどんな会社?
・SDGsってなに?
・セブンイレブンのSDGsへの考え方
・セブンイレブンのSDGsへの取り組み
以上の4つのポイントにわけて解説しました。
消費者も積極的にSDGsの目標達成に貢献できるような独自の取り組みが特徴のセブンイレブン。
私たちも利用するたびにペットボトル回収機へと持参して、少しでもSDGsの目標達成のために貢献していきたいですね♪
《参考サイト》
・サステナビリティアクションブック2021-2022
・【セブン-イレブン×SDGs】企業の取り組み事例を簡潔に解説!
・5つの重点課題
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