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SDGs目標12「つくる責任 つかう責任」の取り組み事例を中心にご紹介します!

今回は、以前ご紹介したSDGs目標12「つくる責任 つかう責任」に貢献している企業の取り組み事例をご紹介します★

目標12のターゲットと合わせてご覧ください!

■SDGs目標12の意味とターゲット

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現代では、地球環境の保全や資源の無駄遣いを無くすといった考えから、これまでの大量生産・大量消費・大量廃棄を止め、循環型社会の構築を目指す方向にシフトしています。

今多くの企業が取り組んでいる3Rも循環型社会に必要な取り組みのひとつ。

【3Rとは】
・Reduce(リデュース):製品に使用する資源や廃棄物を少なくすること。
・Reuse(リユース):修理やメンテナンスなどでひとつのものを長く使用すること。
・Recycle(リサイクル):廃棄物を再利用して新しい製品にすること。

スウェーデンは、3Rに根差した世界初のショッピングモール「レトゥーナ」ができたことで話題にもなりましたね♪

目標12のターゲットを見てみましょう!

【目標12ターゲット一覧】
12.1)開発途上国の開発状況や能力を勘案しつつ、持続可能な消費と生産に関する10年計画枠組み(10YFP)を実施し、先進国主導の下、全ての国々が対策を講じる。

12.2)2030年までに天然資源の持続可能な管理及び効率的な利用を達成する。

12.3)2030年までに小売・消費レベルにおける世界全体の一人当たりの食料の廃棄を半減させ、収穫後損失などの生産・サプライチェーンにおける食品ロスを減少させる。

12.4)2020年までに、合意された国際的な枠組みに従い、製品ライフサイクルを通じ、環境上適正な化学物質や全ての廃棄物の管理を実現し、人の健康や環境への悪影響を最小化するため、化学物質や廃棄物の大気、水、土壌への放出を大幅に削減する。

12.5)2030年までに、廃棄物の発生防止、削減、再生利用及び再利用により、廃棄物の発生を大幅に削減する。

12.6)特に大企業や多国籍企業などの企業に対し、持続可能な取り組みを導入し、持続可能性に関する情報を定期報告に盛り込むよう奨励する。

12.7)国内の政策や優先事項に従って持続可能な公共調達の慣行を促進する。

12.8)2030年までに、人々があらゆる場所において、持続可能な開発及び自然と調和したライフスタイルに関する情報と意識を持つようにする。

12.a)開発途上国に対し、より持続可能な消費・生産形態の促進のための科学的・技術的能力の強化を支援する。

12.b)雇用創出、地方の文化振興・産品販促につながる持続可能な観光業に対して持続可能な開発がもたらす影響を測定する手法を開発・導入する。

12.c)開発途上国の特別なニーズや状況を十分考慮し、貧困層やコミュニティを保護する形で開発に関する悪影響を最小限に留めつつ、税制改正や、有害な補助金が存在する場合はその環境への影響を考慮してその段階的廃止などを通じ、各国の状況に応じて、市場のひずみを除去することで、浪費的な消費を奨励する、化石燃料に対する非効率な補助金を合理化する。

目標12が必要とされている理由や、国際社会が抱える問題については以下にまとめましたので、参考にしてみてください★

■企業の取り組み事例①「ユニクロ」

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ユニクロでは、先程ご紹介した3Rを推進するプロジェクト「RE.UNIQLO」を通して循環型社会の実現に取り組んでいるんだそう!

RE.UNIQLOは、購入者が不要になった洋服は店舗に設置している回収ボックスで回収した後に、担当者がサイズや性別、素材などを分けてリサイクルやリユースをしているとのこと。

例えば、リユースするものは世界各地の難民や避難民に。リサイクルするものは、自社工場でダウン用フェザーや代替え燃料として利用されています。

これらのユニクロの取り組みは、次世代を担う子ども達に体験学習として伝えるプロジェクト「届けよう,服のチカラ”プロジェクト」にも発展しているんですよ♪

▼他にもたくさん!ユニクロの取り組み事例

■企業の取り組み事例②「ネスレ」

日本でもプラスチック削減が進められているのは皆さんもご存知の通り。

日本では、年間約900万トンものプラスチックごみが発生しており、その約半数に当たる47.4%は、食品トレー、包装といった使い捨てのものが占めているそうです。

ネスレでは、世界中で対策が必要とされるプラスチック問題を解消・改善することも目標に2025年までに製品の包装を100%リサイクル・リユースできる素材にシフトすることを発表。

2019年には、世界100カ国以上で親しまれている看板商品「キットカット」の外装をプラスチックから紙素材に変更しました。

「最近キットカットを食べてないなぁ」という方は、ぜひ店頭で紙の外装になったキットカットを手に取ってみてください★

■企業の取り組み事例③「H&M」

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2030年までに自社製品に使用する素材を全てサスティナブルなものに変えるという目標を掲げているH&Mでは、ユーザーが気軽に環境保全に貢献できるライン「bottle2fashion(ボトル・トゥ・ファッション)」の販売を開始★

bottle2fashionは、海洋プラスチックゴミの多くに見られるペットボトルをポリエステルに再生して作られたキッズウェアのラインです。

リサイクルで生まれたポリエステルのほか、繊維にはオーガニックコットンを使用していて肌にも優しそう♪

環境保全への貢献と着心地の良さを兼ね備えていますね!

■企業の取り組み事例④「消費者庁」

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料理を作る人にはお馴染みのCOOKPAD。
実は消費者庁の公式アカウントがあるのをご存知ですか?

消費者庁のCOOKPADは、主に食品ロスを無くすことをテーマにしたレシピを掲載しています。

食品ロスは日本で年間約612万トン!
一般家庭から発生するものは284万トンとされています。

食べられるものを捨ててしまうのってもったいないですよね・・・

消費者庁が紹介するレシピは、食材を余すところなく使用する栄養も見た目もバッチリなものばかり!

インスタントラーメンの余ったスープの素を使用したチャーハンや、多くの栄養を摂取できる野菜の皮を使った餃子など、「なるほど~!」と感心してしまう料理の数々は味もとっても美味しいですよ♪

■SDGs目標12「つくる責任 つかう責任」まとめ|身近なところからチャレンジしてみよう!

今回はSDGs目標12「つくる責任 つかう責任」に貢献している企業の取り組み事例を中心にご紹介しました。

【今回ご紹介した内容】
・目標12「つくる責任 つかう責任」意味とターゲット
・ユニクロの取り組み
・ネスレの取り組み
・H&Mの取り組み
・消費者庁の取り組み

目標12は、私たちにもできることがたくさんあります。リサイクル回収ボックスを積極的に利用したり、料理を工夫や余分な買い物を減らしたり。ちょっとしたことが、大きな貢献に繋がるはず!

3Rや食品ロス削減など、できそうなところから生活に取り入れてみることで、新しい発見や楽しみが見つかるかもしれません♬

▼参考サイト
目標12 持続可能な消費と生産のパターンを確保する(Global Compact Network JAPAN)
12.つくる責任とつかう責任(Edu Town SDGs)
SDGs|目標12 つくる責任つかう責任|食糧が余っているのに飢餓!?(SDGs JOURNAL)

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