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SDGsの目標7「エネルギーをみんなにそしてクリーンに」|再生可能エネルギーのメリット・デメリット

現在世界中で使われているエネルギーのほとんどは有限資源。
このまま使い続けるといずれかはエネルギーが使用不可に・・・!

未来でも快適な生活を送りたいですよね。
そのためには、SDGs目標7「エネルギーをみんなにそしてクリーンに」達成に向け、再生可能エネルギーへの切り替えを早急に進める必要があります。

今回は目標7について見ていきましょう♪

■SDGs目標7「エネルギーをみんなにそしてクリーンに」に求められていること|ターゲット一覧

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”すべての人々の、安価かつ信頼できる持続可能な近代的エネルギーへのアクセスを確保する”ことを目指すSDGs目標7の重要なキーポイントとなるのが、クリーンエネルギーです。

クリーンエネルギー=再生可能エネルギー

有限資源を使わず地球環境にも優しいクリーンエネルギーを普及させるためには、なにを実現する必要があるのでしょうか?

ターゲットをまとめましたのでご覧ください★

【目標7ターゲット一覧】
7.1)2030年までに、安価かつ信頼できる現代的エネルギーサービスへの普遍的アクセスを確保する。

7.2)2030年までに、世界のエネルギーミックスにおける再生可能エネルギーの割合を大幅に拡大させる。

7.3)2030年までに、世界全体のエネルギー効率の改善率を倍増させる

7.a)2030年までに、再生可能エネルギー、エネルギー効率及び先進的かつ環境負荷の低い化石燃料技術などのクリーンエネルギーの研究及び技術へのアクセスを促進するための国際協力を強化し、エネルギー関連インフラとクリーンエネルギー技術への投資を促進する。

7.b)2030年までに、各々の支援プログラムに沿って開発途上国、特に後発開発途上国及び小島嶼開発途上国、内陸開発途上国の全ての人々に現代的で持続可能なエネルギーサービスを供給できるよう、インフラ拡大と技術向上を行う。

ターゲットを見た上で目標7が目指す社会を考えると以下になります。

・再生可能エネルギーが一般的に使われている
・途上国のインフラ整備が整っている
・エネルギーが効率よく使われている

再生可能エネルギーとはどのようななのかを次項でご紹介します。
合わせて、解決しなければならない問題も見ていきましょう。

■再生可能エネルギーの種類と問題点

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再生可能エネルギーと聞くと、「なにを再生するのと?」と疑問に思ってしまいますが、これは繰り返し利用することを指しているんですよ♪

有限資源を使わず、地球で繰り返し使えるものと言えば自然エネルギー!

風や太陽をはじめとする自然の力を利用する再生可能エネルギーは、地球の有限資源を減らすことはなく、また、地球温暖化の原因となる温室効果ガスの排出も抑えることが可能です。

【主なクリーンエネルギー(再生利用可能なエネルギー)】
風力発電:風力で回る風車の回転数を利用して発電するシステムのこと。

水力発電:
水が高いところから低いところに流れる位置エネルギーを利用し、その勢いを発電用ポンプの水車を回し発電するシステム。

太陽光発電:
太陽の光を電力に変換するシステム。

地熱発電:
マグマの熱によって蒸気となっている場所近辺を掘って高温の蒸気を取り出しタービンを回すことで発電するシステム。

バイオマス発電:
化石燃料を除く、動植物などのから作られる有機性エネルギー源を燃焼するなどしてタービンを回し発電機を動かすシステム。

日本でも太陽光は一般的に使われていたり、東京電力がデンマークの洋上風力発電所を世界で初めて建設したエルステッドと共同で風力発電所を作り商用化するなど、再生可能エネルギー市場は先進国で活発化しています。

現在は先進国を中心に、世界の最終エネルギー消費の約18%が再生可能エネルギーで賄われているとの報告もされているんですよ♪

しかし、再生可能エネルギーは天気に左右されやすいというデメリットも。

安定した供給に欠かせない蓄電池は、安いものでも日本円にして5万円/kWhと高額なため、国には莫大な資金力が必要です。

途上国においては、先進国以上に困難な道のりが待っています。
インフラ整備や再生可能エネルギーの発電所など、資金面や技術面で先進国からのサポートが無ければ、目標7の実現が難しいのが現状です。

■あと50年で有限資源が無くなる!?再生可能エネルギーに切り替えなければならない理由

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有限資源がなにから作られているのかご存知でしょうか?

有限資源は「化石資源」とも呼ばれるように、微生物の死骸や枯れた植物が何億年も掛かって資源化した地球の宝のようなもの。
限りがある資源というのがなんとなくイメージできますよね!

日本原子力文化財団のデータをまとめた関西電力によると、エネルギー資源確認埋蔵量は、石炭は132年分、天然ガスは51年分、石油は50年分しか残っていないとのこと。

人口増加に伴ってエネルギー需要も比例して多くなるため、実際は上記よりも短い期間で無くなってしまう可能性も不定できません。

車もエネルギー源をガソリンから電気や水素へと移行しているように、私たちが日常的に使用するエネルギーも再生可能エネルギーに切り替えていくことが求められています。

■いちごECOエナジー株式会社の取り組み事例|太陽光発電で地域に貢献!

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太陽光発電はソーラーパネルを設置することができれば発電できるため、一般家庭用にも普及している再生可能エネルギーのひとつ。

最近では、キャンプ用ランタンやスマートフォンの外出用充電器として販売されるなど、アイテムも充実していますよね♪
みなさんの中にも使っている人がいるのではないでしょうか?

「いちごECOエナジー株式会社」は、大規模な太陽光発電所「メガソーラー」の建設事業をメインとしている企業です。

メガソーラーに必要な土地は、使われなくなってしまった土地や畑などを使用しており、土地の有効利用や雇用創出による地域活性にも繋がっているほか、災害時には急速充電施設としても役立っているんですよ♪

2020年現在のデータによると、メガソーラーは全国に46ヶ所、合計で約4万6000世帯分の電気量に当たる140メガワット以上の発電をし、地域の人々にエネルギーを供給しています。

■目標7への取り組みは地球を守ることに繋がる!

今回はSDGs目標7「エネルギーをみんなにそしてクリーンに」について、そのキーポイントとなる再生可能エネルギーを中心にご紹介しました。

【今回ご紹介した内容】
・目標7「エネルギーをみんなにそしてクリーンに」のターゲット
・再生可能エネルギーの種類とデメリット
・有限資源について
・再生可能エネルギーに切り替えなければいけない理由
・いちごECOエナジー株式会社の取り組み事例

地球環境や有限資源のことを考えると、早急に切替える必要があるものの、普及させるためには多くの問題があることが分かりましたね。
しかし、着実に切り替えが進められています。

再生可能エネルギーへの切り替えが進めば、地球環境の保全に貢献し、未来でも快適な生活が送れるようになるはずです。

▼参考サイト
SDGs|目標7 エネルギーをみんなにそしてクリーンに|新規事業のチャンス(SDGs JOURNAL)
持続可能な開発目標・SDGsの目標7「エネルギーをみんなに そしてクリーンに」のターゲットや現状は?(gooddo マガジン | 社会課題やSDGsに特化した情報メディア)
再生可能なクリーンエネルギー(Edu Town SDGsわたしたちが創る未来)


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