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人事トラブル相談所㉛「リファレンスチェックこっそりやったのがバレた?」 ~「偶然×偶然=必然」という飛田新地理論を適用してひっくり返しましょう~



「小◎田圭吾(ミュージシャン)」




「伊◎谷友介(俳優)」




「小林賢◎郎(元お笑い芸人)」







彼らに共通して言える事・・・・



それは・・・



「過去に色々やっていた」



ということ。



オリンピックで随分盛り上がって知名度上げちゃった方もいますけど・・・


個人的には叩きすぎじゃないのーって感じですが・・・。


程度の差はあれ、誰でも叩けばホコリくらいでますって・・・。






隣に住んでる女性、いつも違う若い男連れ込んでません?



妻子持ちイケメン営業部長がアプリの「パト」使ってパパ活してません?



部下の子が仕事帰りにメンズエステでオッサンの尻にオイル塗ってません?





いいじゃないですか・・・・

別にそのくらい。。。




だって・・・・



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「人間だもの」  (∩´∀`)∩




はい・・・・人事はこれを知っておかないとねw


偉大なる相田みつを先生のお言葉を恐縮ですが、拝借したところで・・・


本日のネタは・・・(あ、じゃなくて・・・相談事項は・・・)


リファレンスチェック


もうだいぶ人事の業界では浸透してますよね・・・?



本当にザックリいうと・・・

「過去に色々やってたんじゃないのー?」
「パフォーマンスは良かったの―?」
「実質クビ(干され)たんじゃないのー?」 

など、当事者の過去をチェックすること。

欧米では転職の際に「リファレンスチェック」と呼ばれる身元調査が行われることが一般的です。

日本でも、一昔前に比べて転職市場が活性化しているため、「リファレンスチェック」を導入するケースが増えています。

「リファレンスチェック」という名称の他、実務ではバックグラウンド調査、前職調査、経歴調査などと言われるケースもあります。

今では会社に代わって、代理で調査を行うケースやHRテックなどを活用して求職者が指定したリファラー(紹介者)に質問事項を自動で送る方法などもあります。

「リファレンスチェック」を行うことで、エントリーシートや面接だけでは見抜くことが難しい経歴のチェックを行うことができ、事前に人材の適正性を確認し、採用のミスマッチを減らすことができるのです。

ただし、このリファレンスチェックの実施についても、採用活動を進める上では個人情報が密接に絡むため注意が必要です。


まぁ、こんなとこでしょうか。

今のご時世は非常に「個人情報保護」というものが強く認識されているので・・・勝手に調査とか情報出しちゃダメよっ、ていうものと絡みます。

そのため、行き過ぎた行為でちょっとしたトラブルになるというもの・・


なんかワクワクしますよねーーーー!? (*‘∀‘)


リファレンスチェックがバレた?!



はい、ということで・・・

今回は、note視聴者の方からきた質問に回答する形式で進めまーす。



ペンネーム「中野坂上田村麻呂」さんからいただきました。



◆質問内容

プラダを着た悪魔の人事さん、こんにちは。
いつも下品で有用な記事を拝読させてもらっています。

今回は、リファレンスチェックに関するトラブルがあったので相談も兼ねて質問のメールをお送りさせていただきました。

1時間5万円のタイムチャージで結構ですので、プラ悪さんのご意見と法律論に留まらない対応方法をお教えいただけますと幸いです。

【相談内容】
現在、あるポジションでの中途採用候補者Aの選考を進めている中で、内々で外部業者を使い、本人からの同意書等は取らないまま前職などにリファレンスチェックを実施いたしました。

調査結果は、前職で「鬱病による休職が6ヶ月」あったようなのですが、Aはその事実を隠しており、面接時にそれらの質問をしても「健康状態については特に問題なかった」と回答していました。

調査内容を踏まえ社内で検討した結果、採用見送りと判断をしていたのですが、念のためAに対して「共通の知り合い経由で休職されていたという情報をお聞きしたため、事実確認をさせてください」と電話で伝えました。
(リファレンスチェック実施については言及していません)

その後、Aから「先ほどはお電話にて、私の前職の同僚に中野坂上田村麻呂さんのお知り合いが居て、私の個人情報に関して雑談ベースで調査を行ったとお伺いしましたが、お相手の方の名前をご教示頂けませんか?」と言われ、また「前職調査の同意なしに知人という理由で個人情報を収集するという貴社の採用方法は法律にも抵触するのではないか」と連絡がありました。

なにか弊社側で対応しておくべき事柄や再度連絡が来た場合の対応の仕方はありますでしょうか?


はい、というわけで・・・

具体的にはリファレンスチェックに触れてはいないものの、ポロっとお話で調査したっぽいことを言ってしまった中野坂上田村麻呂さん。


これに対して・・・どのように考えますか?


続きはWEBで!






とか、言ったら逃げてるようなので、プラ悪案を書きますよ、はい(;´・ω・)


プラダを着た悪魔の人事案

推測の範疇ですが・・・

本人にも「鬱病で休職していた」という隠ぺい事実があるわけなので、個人情報だのなんだの言っていますが、争いに時間をかけ何かをしてくるかというと、その可能性はかなり低いと思います。
(どっちにしても、採用不可になるのは事実なので)

そのため、敢えてアクションは必要なく様子見がよいと考えます。
(会話の中で然るべき手段取りますとか言っているなら厄介ですが)

仮に電話などで問い合わせが来たら、あくまでも知人との雑談で出てきて、中野坂上田村麻呂さんが、情報を無理に引き出したのではなく、話の流れで出てきてたまたま知ったとか、多少論点をすり替えてしまうのも1つです。
(だって人事業界って狭いから人の移動とかすぐに情報とれますし)

また「それは誰か?」の問に答える義務など存在しません。

複数人で勝手に会話をしていて、結果的に名前が出てきて知った場合は、特定も困難かと思います。

ただし、調査とか個人情報とかのワードにうるさいようであれば、誤解を招く言い方だったので改めてお詫びをしておくのがよいでしょう。

採用担当としても、気になる部分ではあるので、伺った次第です。という形でなるべく穏便、下手に出るイメージです。

上記のように論点をすり替えても噛み付くなら、開き直って「そもそも面接時に怪しいと思ったので、人事の勘でカマかけただけですが?」っていうのも、ありですね。
(鬱病で休職していた事実だけは確実に握っているので、こちらではどういうストーリーにしようが、結果は変わりません)

もちろんヒアリングした人が黙っていること前提ですが、その証拠など掴みようがないですし、少しタチが悪い対応ですが、相手の出方に依ってパターンを変えるのも1つかなと思います。

今後は、ある程度制限はかかりますが、本人同意以外に面接時にメンヘラ系を炙り出す質問を取り入れ、入社前の提出書類に健康状態告知の同意書を混ぜ込むなど複数のフィルターを用意してれば、リスクは随分ヘッジできるとおもいます。


こんな感じで・・・
想像の世界をお楽しみいただけましたでしょうか(*‘∀‘)



「偶然×偶然×偶然=必然」(=飛田ルール)


今回のような情報管理の仕方でこういうケースになることはそれなりにあるとは思います。

ただし・・・

「偶然×偶然×偶然」で「必然」を作れることもあります



◆偶然①
たまたま、中野坂上田村麻呂が参加した飲み会にAの同僚やAをよく知る人物がいた

◆偶然②
飲み会中、中途採用などの話が盛り上がる中で、Aについてのネガティブな情報が周囲のメンバーから、勝手に共有された
(意図的に個人情報の調査・取得はしていない)

◆偶然③
Aという人物が、中途採用候補者で選考中、かつ、リファレンスチェックによりネガティブ要素については、事前に把握できていた


上記より・・・


☆必然
Aが前職では鬱病により休職しており、その事実を隠していたことから、採用は見送りとなった。


Aにとって偶然①②③の内容がリアルかフェイクかなどは、もはや知る余地はなく、本人へ採用不可について伝え方の問題だけになるという「必然」が生まれました。



これが俗にいう・・・


「飛田ルール」(=飛田新地理論)


【参考】飛田新地


◆偶然①
大阪のとある地区に素敵な料亭街がありました。

◆偶然②
料亭街を通りかかった兄ちゃんに番頭のバーチャンが声をかけて「中にはキレイな子もいるから、ちょっとお茶していかない?」と声をかけました。

◆偶然③
兄ちゃんは「それもいいな」と思い、ちょっと高めの料金を支払い、2階にあがって、キレイな子からお茶菓子とお茶を出されました。

◆偶然④
兄ちゃんとキレイな子は、一瞬で恋に落ちて、わずか20分の間で大人の関係を結び、その後兄ちゃんは夢から醒めて家に帰っていきました。






☆必然
風営法の網をかいくぐるためのチョンの間

兄ちゃんは料亭だと思い込んで入って、たまたまそういうシチュエーションになりましたとさ・・・♪♪









めでたし、めでたし。 (*‘∀‘)


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