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考える脳 vs. 感じる脳

思考、感情、行動をコントロールするためにしばしば競合する2つの対照的なシステムとして、「考える脳」と「感じる脳」の概念がある。

考える脳と感じる脳


考える脳=思考脳  は私たちの理性的、論理的、分析的な側面を表している。論理と理性に基づいて計画を立て、評価し、戦略を立てる部分だ。

一方、感情脳は感情、欲望、衝動によって動かされる。感情、本能、刺激に対する即時的な反応の源である。

「考える脳」は私たちの高次の認知機能に関連していることが多いが、「感じる脳」は私たちの行動や意思決定プロセスを導く上で重要な役割を果たしている。この2つの脳が対立すると、心の動揺や優柔不断、内的葛藤につながる。

たとえば、あなたの「考える脳」は、新しいビジネスを始めることはより大きな報酬が得られる可能性があるため、論理的な決断だと言うかもしれない。一方あなたの「感じる脳」は、失敗を恐れ、居心地の良い場所から離れることをためらい、圧倒されるかもしれない。

幻想としての自制心


感情脳は理性脳(思考脳)の意図を上書きする傾向がある。自制心は現実的でなくむしろ幻想であることが多いと言われるのはそのせいだ。これを説明するために、いくつかの例を挙げよう:

ダイエット:

ダイエット:ジャンクフードを避け、健康的な食生活を送ることを目標に掲げても、おいしいケーキを食べればすぐに満足できるという状況に直面すると、「感情脳」が勝ってしまい、理性的な意図とは裏腹に甘やかされてしまうことがよくある。

先延ばし:


重要なプロジェクトに取り組もうと計画していても、いざその時が来ると、感情脳はソーシャルメディアをスクロールしたり、テレビを見たりすることですぐに満足することを好み、生産的になりたいという理性的な欲求に負けてしまう。

依存症:


依存症に苦しんでいる人は、有害な習慣をやめたいという強い願望を持っていることが多いが、感情脳は物質によってもたらされる一時的な安心感や快楽を切望し、自制心を発揮することを難しくしている。

対処するには:


自制心だけに頼るのではなく、自分の感情や欲望を理解することからはじめる。。感情のトリガー(引き金になるもの)に気づき、それを効果的に操る術を身につけることで、私たちはより優れた意思決定能力を培い、より充実した人生を送ることができる。詳しくは次回に。



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