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日本はやっぱり最下位。外国人が働きやすい国ランキング 


外国人が住み働きやすい国を順位付けしたランキングが、世界最大のエキスパット(海外駐在員)向け交流サイト「インターネーションズ(InterNations)」により発表されている。

毎年発表される同ランキングでは、世界各国で働く海外駐在員へのアンケート調査を基に、各国の就労環境、生活の質、生活費などの指標を分析。今年1位となったのはメキシコで、駐在員の91%が同国での生活に満足だと回答した。

指標別にみると、メキシコは社会への溶け込みやすさで1位となり、経済面での満足度も2位だった。ただ、短所もいくつかあり、特に治安は最も大きな問題とされた。

一方、最下位はクウェートで、ニュージーランド、香港が続いた。米国もワースト14位と低迷し、バーレーン(15位)、ブラジル(16位)、ロシア(17位)を下回った。駐在員は米国で働くことによるキャリアアップの可能性や就労の風土に満足していた一方で、医療費の高さを懸念していた。

インターネーションズはさらに、外国人女性が住み働きやすい国のランキングも発表。ただし、これは女性駐在員の日々の生活に対する主観的評価に基づいたもので、検閲や人権、生殖に関する権利などさまざまな面での政治的課題については加味されていないことを強調したい。

1〜3位はメキシコ、スペイン、アラブ首長国連邦(UAE)。一方、最下位は日本だった。理由としては、社会への溶け込みにくさと言葉の壁(日本語が堪能でない限り、現地に溶け込んで友人を作るのは難しい)のほか、キャリアの選択肢の少なさ、ワークライフバランスの悪さ、生活費の高さが挙げられた。

日本ほど教育制度の確立した国で英語が喋れない国はないだろう。大学入試の英語がかなりの程度なものの、一流大学を出ていても、英語でプレゼンさえできない人なんて、他の国にはいない

日本人の英語力の深さは以下の記事でも触れたが、外国から来た人が、英語が話せても日本語が話せないばっかりに、交流できないということはよく耳にする。


外国人が住み働きやすい国・地域


1位 メキシコ
2位 インドネシア
3位 台湾
4位 ポルトガル
5位 スペイン
6位 アラブ首長国連邦(UAE)
7位 ベトナム
8位 タイ
9位 オーストラリア
10位 シンガポール

外国人が住み働きにくい国・地域


1位 クウェート
2位 ニュージーランド
3位 香港
4位 キプロス
5位 ルクセンブルク
6位 日本
7位 南アフリカ
8位 トルコ
9位 イタリア
10位 マルタ

外国人女性が住み働きやすい国・地域


1位 メキシコ
2位 スペイン
3位 アラブ首長国連邦(UAE)
4位 シンガポール
5位 ポルトガル
6位 カタール
7位 タイ
8位 ポーランド
9位 オーストラリア
10位 米国

外国人女性が住み働きにくい国・地域


1位 日本
2位 香港
3位 ルクセンブルク
4位 ニュージーランド
5位 南アフリカ
6位 マルタ
7位 キプロス
8位 スウェーデン
9位 ドイツ
10位 イタリア

この外国人女性が働きやすい国のランキングとして、しかし1位のメキシコより日本が優れている点として、唯一の点がある。

それは治安が非常によいこと。

確かに治安がよいことは、素晴らしいことだが、それしか他に何もないのは、ちょっと悲しい。

日本はこれからどうなっていくのだろう。
そしてわたしたちには今、何ができるのだろうか。





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