さゆりのへや

誰にも相談できない私の恋愛事情

さゆりのへや

誰にも相談できない私の恋愛事情

マガジン

最近の記事

様々な気持ちが交差する

いまだに気持ちの整理ができない自分がいた。 ある日はふとしたことで彼のことが思い出され、 悲しくなって講義の途中なのに涙が出てしまった。 「こんなんじゃダメだ。考えるのをやめなきゃ・・」 忘れようと思うと余計に悲しくなって どう気持ちを整えて良いのかわからなくなる。 涙を抑えて、周りに気づかれないよう 目に埃が入ったくらいのシチュエーションにしておかないと。 お昼の時間になり、悲しい気持ちを隠せないまま席を立つと 斜め前の同僚が一緒に食べに行こう! と元気よく誘っ

    • マッチングアプリ ひとまわり年下の男性 ③

      マッチングアプリで出会った年下の男性L。 次はピクニックに行こうという話になっていた。 彼が飲み物とフルーツを用意し、 私がお料理を持ち寄る。 私は料理は得意では無いけど、 話の流れでそうなってしまった。 後には引けないので、 ネットで無難な持ち寄りを検索し、 準備するのに費やした時間は半日。 よく晴れた日曜日。 Lの用意してくれた 冷えたビールで乾杯し、 日陰のベンチで二人並んで用意した 料理を食べながら、 お互いのこと、家族や旅先の思い出、 文化の違いなど、

      • あれは何だったのだろうか

        T氏の提案でウーバーを頼む流れになり、 2人でPCを一緒に覗く。 以前の冷凍餃子の件で、期待はしていなかった。 ここはどう? T氏が選んだのは有名な大御所シェフのお店だった。 一品一品が結構な値段で、私ひとりで利用することはない価格設定の店だった。 彼の提案通りに前菜、メイン、デザート 色々頼むと かなり豪華な夕食になった。 ワイン代が含まれない分、 レストランで食べるより安くあがっているとはいえ やはり物価の高い国である。 届いた商品に付着したレシー

        • 埋め合わせ?

          T氏からのお土産は私の期待以上だった。 T氏の母国で有名なもの。 私が指定した二つのお店のもの。 食べてみたいという私の言葉を彼はちゃんと覚えていた。 お礼のメールを送ると、 その翌週に彼の家で夕食を 一緒に食べないかと提案が届いた。 同僚が勧めてくれたレストランへ行こうという 提案だった。 ところがその日は大雨、 駅の出口を出た時点で靴の中が びしょびしょになるくらいのどしゃぶりだった。 とりあえず、T氏の自宅へ向かう。 この大雨では無理と判断。 レストラ

        様々な気持ちが交差する

        マガジン

        • マッチングアプリで出会ったひとまわり年下男性
          3本
        • マッチングアプリで出会った年上の彼
          18本

        記事

          T氏との待ち合わせ

          T氏が買ってきたお土産を 受け取りに出向いた。 彼が指定した場所は、彼の自宅から数分の最寄り駅だった。 私の自宅では無く、T氏の自宅の最寄り駅。 お土産を受け取りに片道40分かけて 私は受け取りに行くのである。 「どうしてもやらなければならない事があって 家から離れることができないんだ」 お詫びの言葉と共に、待ち合わせの希望日時が書いてあったT氏からのメール。 何の事情かは分からないが、 私はあえて何も聞かなかった。 聞いたところで、 それが事実なのか嘘

          T氏との待ち合わせ

          マッチングアプリ -ひとまわり年下男性-②

          マッチングアプリで出会ったかなり年下のフランス人、 Lの指定したカフェで待ち合わせをした。 すでに彼はテラス席にいて笑顔で迎えてくれた。 かなりの年下であっても歳の差は全く感じなかった。 場を盛り上げようと笑って和ませようとする 彼の気遣い感じにも好感が持てた。 笑顔が可愛く印象的で、一生懸命話を聞こうとしてくれる。 下心は勿論あるのだろうけど、 それをあからさまに出さない感じもいい。 この日の私は午後用事があったのでお茶は早めに切り

          マッチングアプリ -ひとまわり年下男性-②

          見慣れない番号からの連絡

          T氏宛のメールは、一向に既読にならないまま 月曜日が終わり、 もう連絡は来ないなと思い始めた火曜日の夜、 見慣れない国番号からメッセージが入っていた。 音信普通になっていたT氏だった。 「お土産があるから渡したい。会えるかな?」 T氏は私の住む国に既に帰国していた。 見慣れない番号に変えた理由など 何があったかなどは特に書かれていなかった。 T氏から連絡が途絶えた週末を挟んだ4日間、 私は何をしていたかというと、 T氏が何故私に連絡をよこさないのかを

          見慣れない番号からの連絡

          音信不通

          マッチングアプリで知り合った 6才年上のT氏。 最後に私が連絡を入れてから2日が経った。 私から連絡を入れてみることにした。 さり気ない内容のメッセージ。 でも、一向に既読にはならなかった。

          そして連絡が途絶える

          マッチングアプリで出会った年上のT氏。 恋愛下手なわたしは、 彼の行動を理解できずにいた。 マッチングアプリで知り合って1ヶ月半、 初めての公園デート、おうちご飯、 さりげないプレゼント。 一番楽しいはずの期間なのに 私は不安を抱えていた。 T氏から連絡が来ない。 私からのメールを最後に、彼からの連絡は途絶えた。 来ないなら自分から連絡を入れればいいのに、 相手がどう思っているのか 様子をみたい気もする。 T氏が仕事で他国へ行くと聞いてはいたが、

          そして連絡が途絶える

          マッチングアプリ -予想外だった彼の提案②-

          マッチングサイトで出会った6才年上のT氏。 この日は3回目のデートだった。 『次に会う時、お祝いをしよう』 数ヶ月ぶりの外食、お誕生日デート そんな私のウキウキ妄想は悉く外れ、 またもT氏の自宅でのおうちご飯になった。 たまたま通りがかった中華系食材店で T氏の視線を釘付けにした冷凍餃子。 どっちが良いか選んでとT氏から言われて 味の素食品に興味がない私は 韓国製冷凍餃子をあえて選んだ。 この時のT氏の嬉しそうな顔を見て思った。 (この人は・・   

          マッチングアプリ -予想外だった彼の提案②-

          マッチングアプリ -ひとまわり年下の男性-①

          一番最初にリアルで会ったのは6才年上の外国人T氏。 私にはその他に 同時進行で連絡を取り合っている人が4人いる 4人の外国人。 私よりひとまわり年下のフランス1人と 他3人は、私と同じ年くらいか、少し年上。 みんなヨーロッパ国籍だ。 日本でもそうだったが、 10 才以上も離れている年下男性から アプローチが来ることがよくある。 いかにも怪しそうな人は置いといて、 そんなに嫌な感じがしないなら 何目的なのか観察してみるのも面白いかもしれない。 身体なの

          マッチングアプリ -ひとまわり年下の男性-①

          マッチングアプリ -予想外だった彼の提案①-

          プレゼントですっかり浮かれている私に 年上の彼から メッセージが届いた。 「次に会う時に、一緒にお祝いをしよう」 ちょうど飲食店も再開し、 街は少しづつ以前の雰囲気を取り戻している。 ちなみに、ブログ上で”彼”と書いているだけで 付き合っているわけではない。 (以下、T氏と呼ぶことにする) ちなみに私が現在住む国は日本と違って、 告白の文化はない。 T氏はここでは外国人。 告白の文化があるのかどうか、気になるところだ。 私はT氏との次のデートで、

          マッチングアプリ -予想外だった彼の提案①-

          だから辛くなってゆく

          帰りの電車で、 6つ年上の彼から貰った紙袋を開けてみた。 中には小さな箱がひとつ。 チョコレートの詰め合わせが入っていた。 フランスといえば、チョコレート。 彼から御馳走になってばかりなのに お土産を貰うとは予想外だった。 家に着くと、彼からメールが届いていた。 無事に着いたかどうか、 楽しかったの決まり文句 そして、その後に続くメッセージ 『もしかして、   もう過ぎてしまったかもしれないけれど     お誕生日おめでとう』 私は誕生日を翌週に控

          だから辛くなってゆく

          こうなることを彼は予想していたの?

          門限まであと10分。 私の住む国は日本と違い、 外出制限という政府からの規則があった。 運悪く警察に捕まれば、 罰金の支払いを要求される。 日本円で約15,000円のペナルティ。 「コーヒーだけでも飲んでいったら?」 急いで帰ろうとする私に キッチンから戻ってきた彼が呼び止める。 「ううん、もう帰らなきゃ・・」 ケーキやコーヒーなんてどうでも良かった。 (これから電車に乗るわけでもない   あなたにとっては 罰金だって、 大したこと無い金額かもしれ

          こうなることを彼は予想していたの?

          なんてこと…

          彼の住む建物はモダンで、私の住む古典的な造りとは全く違う外観だった どんなインテリアなのか、 拘りはあるのか、 その人の性格や嗜好が部屋に現れるので、 お部屋訪問は楽しい。 部屋に入ると彼がスリッパを出してくれた。 何処かのホテルに置いてある白いスリッパ。 「こんな簡易的なもので申し訳ないけど…」 出張の際に持ち帰ったのだと彼は言った。 私はそれを履き、手を洗いたいと伝える。 広々としたバスルームへ彼が誘導してくれた。 透明なガラスで仕切られたバスタブと

          なんてこと…

          マッチングアプリで出会った人とおうちごはん

          「マッチングアプリで知り合ったばかりの人の部屋に行く」 そんな話を親友から聞いたなら、 私は断固として反対するだろう。 いや、親友でなくても反対する。 「そうなんだ!良かったね!頑張ってね!」 なんて言う人がいたら、 常識から大きくズレているか、 それは、もれなくフレネミー*(*親友のフリをした敵) そんな浅はかなことを自分がやろうとしている。 あり得ない。 なんて馬鹿な女なんだろう。 このブログを見た人からは、 そう思われるに決まっている。 でもこ

          マッチングアプリで出会った人とおうちごはん