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マッチングアプリ -予想外だった彼の提案②-

マッチングサイトで出会った6才年上のT氏。

この日は3回目のデートだった。

『次に会う時、お祝いをしよう』


数ヶ月ぶりの外食、お誕生日デート

そんな私のウキウキ妄想は悉く外れ、

またもT氏の自宅でのおうちご飯になった。


たまたま通りがかった中華系食材店で

T氏の視線を釘付けにした冷凍餃子。


どっちが良いか選んでとT氏から言われて

味の素食品に興味がない私は

韓国製冷凍餃子をあえて選んだ。


この時のT氏の嬉しそうな顔を見て思った。


(この人は・・

     私が日本食を恋しがっていると

 勘違いしている)




この時既にT氏へ気持ちが傾いていたので、

彼が嬉しいなら、私も嬉しい

相手に合わせる都合の良い女予備軍になっていた。


今日は門限に間に合うように

スマホのタイマーをON。


熱したフライパンに餃子を並べ、

枝豆をレンジで温める

買ってきた日本のビールとグラスをテーブルに並べる。

居酒屋おつかれメニューの出来上がり。


結局この日は、

お誕生日の言葉を彼の口から聞くこと無く、

前回同様に 

指一本触れられることもないまま、

帰宅することになった。


『次に会う時、お祝いをしよう』


T氏のメールのやりとり

何のお祝いを意味していたのか、

彼の行動とメールのギャップに

私は混乱した


そして、

既にT氏に気持ちが傾いていた私は、

この日を境に、

T氏に振り回されることになる。



惚れたもん勝ち?

先に惚れた方が負け?












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