見出し画像

子供の教育と食育『家庭料理を知らない現代の子供達の体と心の成長』【公式】料理研究家 指宿さゆり

『主人特製こども焼きそば関西定食』



主人が今日は子供のご飯を作ってくれて。

以前、お酒を夜に飲む時にシンプルな焼きそばを私が作りました。
それを主人が横で見ていて覚えたそう。

色々なマーケットに出向くと(仕事上)、焼きそばを買う人が多いなという印象です。
もちろん焼きそばの粉末や焼きそばのソース付きや。


すぐさまできるので需要が高いのと物価高騰でなおさら増加しているようです。

けれど、麺と家にあるものでパパッと実は美味しい焼きそばってできるんですよね。
麺だって汁麺などにも使えますし、お値段もお手頃でお安いものでも探せば抜群に美味しい食材って同等価格であるんです。

私は一切、粉末ソース付きの焼きそば麺や焼きそばソースは買わないので、家でブレンドして仕上げます。麺もちゃんとへたらない麺を選んでこれはお値段以上の美味しさだわという、一般的に流通しているものを使います。

若い頃は、友人の家や家で出てくるいわゆる『家庭で作る焼きそば』が嫌いで苦手だったのは、関西の環境的にも美味しいお好み焼き屋が(鉄板焼き屋)が多かったので、外食で美味しいものをいただくものだと思っておりましたし(笑)
火力や麺の状態も家庭ではかなわない仕上がりだったので、苦手な料理の一つでした。

ですが仕事で料理をしており、なんでも幅広く取り扱う料理の数々で、これにはこれという美味しいさと調理法と食材選択も得意も得意にならざるおえなかったわけです。

結果的にはこれは家族にとってもプラスになりますし、生活の質が料理という知恵と工夫で向上します。子供の精神的余裕に関しましてもやはり親から一番、身近に感じられるのは普段のいつもの食事です。

やはり子供に大切な時期でもある成長期こそ栄養ある食事を日々普通に食べさせるのも大事ですよね。

これらを続けていて間違いなく、子供の心のゆとりや優しさや意欲や興味が大きく良い方向へ向かっており、やはりこれは大事なのだと思うのです。
私自身が、同じくの我が子の子供の時期ぐらいは、経済的にも豊かなこともありまして外食外食中食も頻繁でした。

その反面、ご近所のお友達や友人宅は、外食にいくことの方が本当に少なく家族で毎日、そちらのご家庭のお母様が作られる手作りのお料理をいただくのが普通でしたし、招かれることもよくありました。

私たちの世代は、経済的裕福な時代であって、女性も社会へどんどんという動きを見せており家事への負担も減っていって習い事もあまりにも多いほどしていて、家族で過ごす時間も少なく。外食時ぐらいや食事の時間ぐらいが家族団欒の時間はなかったように今でも振り返ると思うのです。

だからこそ家庭でおける手作り料理は大切だと思いますし、今現在でも食べることに困らないほど安くて十分な量の食べ物は手に入ります。

それらは手を加える必要もなく置いておくだけでも、食べることはできます。貧困において行政の支援も手厚いです。実際は。それらはあまりにも現状では深い事実がございますので、置いといて。

家族で共有できる何気ない普段の生活の一つの共有できる時間こそ、やはり『食事の時間』ぐらいだと考えられます。

睡眠は一人ですし(寝れば意識は人一人)、入浴に関してもそれぞれですね。衣食住と考えましても部屋も別々にあるので自由です。勉強の時間も習い事の時間も読書の時間も個人個人。趣味もあるのでそれでいいのですが。

それを考えましても食事の時間こそ、家族の何気ないけど実際は大切な時間にあたると思うのです。

だからこそ大事にしておりますのがお家で作る家庭料理。
母が父が作るとかどうでもよく、愛情でパパッと作れる知恵と工夫をもつ努力を

主人はコストもかけなくてもさほど時間もかけなくとも
冷蔵庫にあるものだけでも作れるのは、それらを実証していると考えます。

こども自身の性格にもそれは表れており、こう育つとこうなるのねというほんとに驚きです。いじめの問題や影に隠れてすでに大人のような冷めた子供も多く、私たち夫婦はその現状と関わっております。

多くの複雑な問題をスマホやゲームやテレビやアニメや自分時間に費やす親が増えており、仕事で忙しいから料理はできないと言いますが、スマホをやる時間はあるそうな。テレビも(苦笑)
娯楽は楽しむ時間はあっても、子供に割く時間はないそうなので、そんなお子さんは、親の見ていないところで憂さ晴らしをしているのを結構の確率で見ます。

そんな子供が私たち夫婦に相手して欲しいときてくれるので我が子のように接しております。子供はみんな愛を持って。

どうせ子供は大きくなれば一人でなんだってしないといけないんです。

食事だって外食だって手が離れる時期になれば自ら選び、もしくは作れるかもしれません。ほんの少しの人生の時期だけ親と共に過ごすのです。
たった1日数回の食事作りを子供の成長を考えても、子供の心の成長を考えて少しの時間と少しの労力ぐらい割くぐらいはできそうと実践して思うわけなのです。。。。

せっかくですので、お台所で親から習得できるものを見て育てば、きっと生活に少しプラスになるような知恵を習得して楽しめる気がします。

私自身は、子供は何もしなくて良いのよと違う意味で大切に蝶や花よと育てられていましたが、今となれば、その味を再現できるようにみせてもらい、手伝えた方が良かったと思います。

味は思い出です。大切な人たちと過ごした記憶のもお料理と共に思い出しますし。亡くなった父との思い出だって、料理がたくさん浮かぶのですから。。。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?