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私の中の私が覚えてる冷たい冬の空気。④
私は当時、精神的にかなり参っていた。
仕事ばかり懸命にやった10年。目の前には仕事しか立ちはだかっていなかった毎日。
それが、お店を手放さないといけなくなって、その途端、目の目に立ちはだかったのは、私自身になった。
あれだけ楽観的でポジティブとなんとかなるの神様とだけが仲良しだった私は、ある出来事で心が折れる音を聞いた途端、神様が私のこころの中から消えていなくなった。
そんな時に元彼と出会った。
好きになってはいけない人へ。③
最初に飲みに行った時は、あれだけの罪悪感があったのに、彼の家に泊まったあの日は、全く何も感じなかった。
それより、もしかして。。。まさかね。
そんな気持ちで、わたしの心は浮ついていた。
いつも長蛇の列を作っている手相占いの小屋に誰も並んでいなくて、軽い気持ちで見てもらった年末、
“来年、結婚に繋がる縁があるよ。その人ともう出会ってるか間もなく縁があるか。”
そう言われたのだ。
ゲッターズ飯田さん
ありがとう。それだけ言えたら良かったのに。①
『会う気分じゃない。
また、いつかどこかで。』
そう言われ、
『わかった。今までありがとう』
そう、言って永遠の別れだと悟って受け止められる女性ってどれくらいいるんだろう。
彼は、私のどんなめちゃくちゃな部分も受け止めてくれる人だった。
どんなに酔っ払って迷惑をかけても拒否をする事は一度もなかった。
だから、
『会う気分じゃない。またいつかどこかで』
それが、あの時の私には、永