[小児科医ママが解説] 子どもの水分補給。なにを・どれくらい飲むのがベスト?
5月とは思えない暑さ。
と言われても。
水分ひとつとっても、
など、お悩みポイント満載ですよね。
必要な水分の量は「体重」で決まる!
お子さんが飲んだほうがいい水分の量は、
お子さんの体重で決まります。
ものすごいザックリいうと、こんな感じです。
1歳半のお子さんだと、10kg超えるお子さんも多くなりますが、
そうすると、1日 1000mL、つまり1L近くは必要!ということですね。
結構多いな〜と思いますよね。
もちろん、これより少し少ないからといって、
すぐに脱水になったり、おおごとになったりするわけではないです。
一つの目安として、とらえていただければと思います。
もう少し詳しく、正確に知りたい方は、
過去noteをご覧ください。
イオン飲料・スポーツドリンクは、飲みすぎに注意!
暑い日の水分補給!となると、
イオン飲料やスポーツドリンクが思い浮かびますよね。
0歳から飲めるイオン飲料も、売ってます。
もちろん、これらは飲んでOKですが、飲みすぎに注意です。
理由としては…
の3つが挙げられます。
1日○mL以上、飲んだらダメ!
という明確な基準はありませんが、
飲み物が毎回全部イオン飲料!というのは、避けるべきです。
こちらについても、詳しくは過去noteを参照ください。
母乳やミルクも、立派な水分補給。
特に生後5ヶ月未満など、まだ母乳やミルクしか飲んでいないお子さんにとっては、母乳やミルクも立派な水分補給になります。
むしろ、母乳やミルクは大事な栄養源。
他の水分をとることでお腹がいっぱいになり、
母乳やミルクを飲む量が減ってしまっては、元も子もありません。
どうしても心配なら、麦茶など、
母乳やミルク以外の飲み物を追加してもOKです。
が、いつもの母乳やミルクの量が減らない程度に、
あくまで「おまけ」として追加しましょう。
飲んでくれない!→「脱水のサイン」がなければ、あせらなくてOK!
飲んでほしいのに、飲んでくれない!
そんなときは、無理やりお子さんに飲ませたり、
必要以上に心配になったりするよりは、
脱水のチェックをしてみましょう。
これに当てはまっていなければ、ひとまずは安心です。
ちなみに「くちびるが、カサカサしている」というのは、
それだけでは、脱水のサインにはなりません。
ただ空気が乾燥しているだけでも、カサカサします。
また食事中の飲み物なら、飲んでくれる!
というお子さんも多いです。
特に塩分の入った、スープやお味噌汁はGOODです。
いかがでしょうか。
少しでも安心・安全に、暑い季節を乗り越えられるような、
お守り情報になれば幸いです。
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