見出し画像

衛生管理者資格取得の動機

衛生管理者資格取得への動機は、私自身の体調不良や所属する小さな会社における組織制度やメンバーの体調不良といった問題に対する解決策を見つけるために生まれました。

WHY<どんな問題があるか>

私は小さなIT企業で総務として働いています。

2017年7月に転籍して以来、2022年9月に後輩ができるまで1人で総務を担当してきました。
2019年3月に遅刻が連発し、うつ病と診断されました。
ですが、うつとして治療を続けても睡眠障害は一向に良くなりませんでした。
2022年11月、グループ会社の人事部長とお話させて頂く機会を得て、主治医を変えることを決意しました。
2023年1月から睡眠障害の専門医に転院し、新たな指導の元、改善取組中です。

また、所属する会社は組織制度やシステムが未整備な小さな会社であり、経営者である社長も未熟な部分がありました。
社長は結果にコミットできるメンバーを求めており、体調不良のメンバーへの配慮や理解には欠けていると感じました。

私だけでなく、複数のメンバーが体調不良に陥っており、足の痛みで週2日の出社を在宅勤務に切り替えるリーダーや、さまざまな理由で出社日が3割に減るリーダー、2023年1月からはうつで休職するメンバーも出ています。

HOW<どのように解決したいか>

2023年1月、これらの問題を解決するためには、まず産業医の契約が最善の方法であると考えました。
しかし、売上が過去最低を更新し続けている現状で節約志向に陥っている社長から、体調不良のメンバーへ配慮してる余裕はないと却下されてしまいました。

2023年2月、次に考えたのは、産業医さんに一時的なスポット契約をするという案でした。
現状50人未満の我が社なので、平常運転できているならば産業医契約の義務はないからです。
しかし、「メンタル休職者の復職判断のためスポットで契約」といった依頼はできるものか、地域産業保健センターの産業医さんにヒアリングしてみたところ「訴訟リスクのあるところにわざわざ入ってくれる先生はいないと思いますよ」と言われ撃沈してしまいました。

このような状況を打開するために、私自身が衛生管理者資格を取得することを決意したのです。
当然、現場でのスキルアップにもつながり、新たな業務にも挑戦できるでしょう。

WHAT<何をやるか>

2023年3月に簿記3級を取得できたので、次の目標として衛生管理者の学習に取り組むことにしました。
第二種衛生管理者試験に合格し、会社の衛生管理者としてメンバーの健康を守っていきたいと思います。

また、一度は撃沈した産業医契約でしたが、メンタル休職が発生したと聞いたグループの大ボスから指示が降り、産業医契約が実現しました。
正式に社内側の担当者として先生と連携していくためにも、資格取得を目指します。

産業医契約にかかる費用は福利厚生費になるでしょう。
しかし「コーヒー無料」「昼食代補助」といった「社内サービス」「単なる消費」「従業員に対するご機嫌取り」とは毛色が違います。
直接部門のメンバーの健康状態は売上にも直接影響します。
産業医契約費用は、単なる「浪費」というより「投資」として損益計算書上の収益の増加に寄与する費用であるはずです。
これを節約志向になっている社長に理解してもらい、会社の業績向上に貢献していきたいです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?