いまさらという気もしますが、比喩についてすこーしだけ考えてみることにしました。とは言っても、あくまで詩人として、というより、自分がどのように詩のなかで比喩を使っ…
ーーーーーーー 渇いているーー内側が そして体も水を欲し 秋の焼けた大地を見つめる 光が、言葉を潤していく ーーーーーーー ・日本語には長短と強弱のふたつのリズムが…
4.霊域の魔女(2013年) 私はもちろん短詩も作るが、基本的には長編詩を主として作っている。だからこのシリーズでも、取り上げる作品は長編詩に限定している(長編…
3.恩恵と収穫(2014年) この作品については、すでに連続講義形式の解説が存在するのでそちらを参考にして頂ければと思う。「輪転」に次ぐ、全90編からなる長編詩…
2.輪転(2011年) まずこの作品には、致命的なミスがある。作品形式を思考する段階において、私自身があるミスをしてしまっており、それゆえ、この作品は正確性を欠…
これは、私の作品を広く知ってもらうためのものではありません。私の詩は、公開していない作品のほうが多いのですが、たまにネット上に挙げたり製本して売ったりしています…
突然この曲のサビ部分が脳内に流れ始めて、最初はメロディラインだけで歌詞はおぼろげだった。確か「time なんとかなんとか」だったなと必死に思い出そうとして、「time go…
武田三月
2023年1月3日 17:27
いまさらという気もしますが、比喩についてすこーしだけ考えてみることにしました。とは言っても、あくまで詩人として、というより、自分がどのように詩のなかで比喩を使っているか、という、自分と比喩の関係性についてです。まず比喩には、直喩、隠喩、換喩、提喩がありますが、今回は直喩と隠喩について。詩において私が使う比喩は、もちろんこれら全てがありますが、換喩と提喩は日常生活でもよく使われますし、どこか慣用
2022年10月23日 18:06
ーーーーーーー渇いているーー内側がそして体も水を欲し秋の焼けた大地を見つめる光が、言葉を潤していくーーーーーーー・日本語には長短と強弱のふたつのリズムが存在する。上記の詩を長短で見てみると、ーーーーーーー短短|短休|休短|短短長短短|長短短長長|短短|短短|長短|短短|短短|短短ーーーーーーー・1行目は短のリズムのみで、スピーディーにイメージが展開し(真ん中に入る休
2022年6月29日 17:49
4.霊域の魔女(2013年) 私はもちろん短詩も作るが、基本的には長編詩を主として作っている。だからこのシリーズでも、取り上げる作品は長編詩に限定している(長編詩の定義が明確にあるわけではないので、どれくらいのものから長編詩になるかは曖昧であるが)。 今回取り上げる作品は、前回の「恩恵と収穫」よりも前に作られたものとなり、作風も古風で硬い印象がある。キリスト教を基盤にして作られた「霊域の魔女
2022年6月26日 08:49
3.恩恵と収穫(2014年) この作品については、すでに連続講義形式の解説が存在するのでそちらを参考にして頂ければと思う。「輪転」に次ぐ、全90編からなる長編詩として作られたこの作品は、私自身の言葉の割合が増えており、今からいうと8年ほど前の作品ではあるが、いまだに「代表作」のひとつだと思っている。 とは言え、作品そのものの技術的な面だけを見てみると、韻律の破綻も多く、決して「上手い」詩とは
2022年6月22日 19:55
2.輪転(2011年) まずこの作品には、致命的なミスがある。作品形式を思考する段階において、私自身があるミスをしてしまっており、それゆえ、この作品は正確性を欠いている。本来であれば、キリスト降誕からはるか未来の地球までを黙示録的に描く予定であったが、残念ながらその試みは失敗に終わってしまった。とは言え、全30編からなる「輪転」の全てが間違っているというわけではない。はるか過去から未来に向かっ
2022年6月19日 22:47
これは、私の作品を広く知ってもらうためのものではありません。私の詩は、公開していない作品のほうが多いのですが、たまにネット上に挙げたり製本して売ったりしています。そのような作品は不特定多数の方々に読まれるわけですが、その際、できる限り正確に読んでいただくための(つまりは誤解なく読んで頂くための)指針としてこれを作成することにしました。また、私の作品の多くは非常に危険なものでもあります。読み方を間違
2022年2月19日 08:30
2021年11月10日 16:59
突然この曲のサビ部分が脳内に流れ始めて、最初はメロディラインだけで歌詞はおぼろげだった。確か「time なんとかなんとか」だったなと必死に思い出そうとして、「time goes by?」などと寄り道をしながらも、最後にはすとんと正解の「time after time」に辿り着くことができた。いやそれにしても、いったいどうして、急にこの曲を思い出したのだろうか。はじめてこの曲を聴いたのは、THE