なかなか秋の格好ができない
暑い。もう９月も後半なのに、毎日気温が30℃を超えている。
秋の格好をしたい。
ベロアとか着たい。
重ね着とかしたい。
アパレルの世界はもうガッツリ秋である。
なんならダウンの予約などは８月から行なっているし、店頭には薄手のニットを着た店員さんだっている。
おしゃれは我慢…が必要な時もあるけれど、暑がりな私はどう頑張っても秋の格好などできない。
ノースリーブワンピースにファーのベストを合わせた秋ファッション、ものすごく可愛いと思う。
しかしそんな格好で外を歩こうものならば、全身汗まみれで不機嫌になってしまうだろう。
自分自身はまだまだ重ね着も長袖も「暖かそうな素材」も身につけられない。
でももう９月。暑くても秋のおしゃれをしたい。
そんな時は小物に頼る。
できるだけモノを増やさずに、秋のファッションを取り入れたい
服の数は常に最小限、けれどその時の旬のファッションを最大限に楽しみたい。
私はファッションを捨てられないミニマリストである。
そんな私が複数個（枚）持っているのが、スカーフである。
通年使えるけれど、その時々で「その季節らしい」雰囲気を作り出せる。
コンパクトで場所を取らない。
季節の変わり目に「季節を先取り」したい時はもちろん、夏は冷房対策用に、冬は防寒用にと本当によく使っている。
・エルメス カレ90 ベージュ基調
・エルメス カレ90 ブルー基調
・manipuri 65 イエロー基調
・manipuri 65 グリーン基調
一番気に入っているのは、ベージュ基調のエルメスのカレ。
ベージュはどんな季節にも使いやすく、服装も選ばない。
季節の先取りでよく使うのは、manipuriの２枚。
冬から春にかけては鮮やかなイエローで春を先取り。
今の時期、夏から秋への切り替わりはmanipuriの落ち着いたグリーンのスカーフを「秋冬色のアイテム」として活用する。
落ち着いたグリーンなので他の色とも合わせやすく、色合いが季節を感じさせてくれる。
しかしこれを首に巻いてはいけない。汗だくに拍車をかけてしまう。
バッグに結びつけるのである。
ポイントを押さえた、秋の先取り
昔の私は、夏の終わりにワインカラーや深いブラウンなど「明らかに秋色」のノースリーブやTシャツを買い足していた。
生地は薄めだけれど色は秋冬のスカート、素材は夏物だけれど柄は秋っぽいシャツ、ふわもこ素材のバッグなど、アイテムを増やして「暑い秋」を乗り越えていた。
けれど今の私は、モノを買い足さなくてもファッションは楽しめる、ということを知っている。
ベースの服装は、まだ夏のまま
暑がりなので、半袖を着るのも億劫である。
なのでまだノースリーブは主力アイテムだ。アメリカンスリーブのワンピースも週に２回３回と着用している。
服は夏のままだが、それ以外のところを秋に切り替えている。
足元
サンダルではなく、革靴に切り替え。
秋冬カラーの靴下を履く。
手入れして長く履いているベロアのバレエシューズは、今の時期一番着用するアイテム。
バッグ・小物
革のバッグをメインに。
グリーン基調のスカーフを結び、秋のカラーをプラスする。
スカーフをベルトループに、頭に、などといった使い方もあるけれど、シンプルにバッグに結びつけるのが一番ファッションに馴染みやすい。
私は髪の毛が短いので使わないが、ヘアアレンジで使うゴムやピンに秋冬の色や素材を取り入れるのも素敵だと思う。
メイク
落ち着きのある色に切り替える。
特にリップはファッション全体の雰囲気を大きく左右するパーツだ。
まだノースリーブだけれど、リップを明るい色からトーンを落とした色にしてみただけで全身の雰囲気まで変わって見える。
メイクって、やっぱり魔法だなぁと思う。
秋色のTシャツより、秋冬色のスカーフを
もしミニマルでシンプルな生活に憧れているのであれば、秋色のTシャツを買い足すのではなくスカーフを検討してみてはいかがだろうか。
Tシャツは丈や形に流行があるが、スカーフはそこまで流行に左右されないアイテムだ。ベーシックで落ち着いたデザインを選べば、長く愛用できる。
折り畳めばコンパクトで持ち運びもしやすく、しまう場所も省スペースですむ。
雑誌の世界はもうしっかり秋だけれど、現実世界はまだまだ残暑が厳しい。
しばらくは小物で秋を楽しむしかできなそうだ。
10月になったら予約しているニットが届くだろうけれど、いつ着られることやら。
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