月路夕夏

そこらへんにいる人で、何も特筆すべき自己紹介などありません。

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最近の記事

ツインソウル 魂の輪舞

ツイン女性にとって ツイン男性は 目で見て 肌に触れられる この物質世界そのもの 陽の光で 照らされた この世界。 空を舞う鳥。 木々、花々。 岩、海。 ツイン女性にとって この地上世界のすべてが ツイン男性。 ツイン男性を愛すること それは この目覚めた先の 世界を愛すること。 ツイン男性にとって ツイン女性は 目を閉じて 耳を澄まし聴き 鼻の先で香る その精神世界そのもの。 夜の闇で 包み込む その世界。 夜空の星。 頬を撫でる風。 夢。空想、幻。 ツ

    • ツインソウル 魂の帰還

      はじめから ツインなんてものはなかった。 私たちはもともと 一つだったのだから。 あるとすれば コインの裏と表。 鏡に映らない限り 自分の姿を自分の目で観ることができないように。 貴方に出逢わなければ 自分の真の姿を思い出すことはなかった。 今、この時、この瞬間、この場所で。 わたしは、還る。 貴方といたあの星に。 時間も空間も無い。 星の光が届く限り。 姿も形も、名前も無い。 わたしは、還る。 大いなる源へ。 たとえ、わたしとあなたが

      • ツインソウル 魂の交合

        ツインとの魂のつながりは 切ることができない。 それは残酷な事実。 もう、おしまい と心に決めると 夢に現れ 終了がゆるされない 拷問のプログラム。 突如 胸の奥の奥に あたたかくこみ上げる ツインのエネルギー。 思い込みでも 気のせいでもなく 体で感じる 強烈な波動。 距離と時間が どんなに離れていたとしても まるで今この瞬間 恋に落ちたかのように 胸の奥がえぐられる。 ほんとうのところは 恋なんてとっくに 超えている。 ツイ

        • ツインソウル 魂の振動

          胸に響く美しい旋律の音楽 目の前に広がる圧倒的な自然の景色 優しい気持ちにしてくれる風の香り 口にするあたたく懐かしい落ち着く味 柔らかなぬくもりの血の通った肌の感覚 魂が揺さぶられる感覚 ツインソウルの振動。 ツインソウルの存在は 心を 魂を 揺さぶる。 命の振動数が増して 込み上げてくる。 振えは激しさを増して 虚構と真実の壁を 内側から突き破る。 感動を通り越えて 体が 心が 魂が 震えてくる。 悲しく 嬉しく 苦しく 楽し

        ツインソウル 魂の輪舞

          ツインソウル 魂の至福

          人生の折り返し地点 残り半分あるかないか このまま静かに役割を全うできればいい 人生の後半戦は 多くを望まず 誰かや何かの役に立てるなら 淡々と過ごしていよう そう思っていた矢先 ツインに巡り会う。 そして ハートが容赦なく開かれていく。 いきなり 別の世界に投げ出され 恋や愛という言葉では とてもじゃないけど片付けられなくて 行き着くところは 魂、使命、宇宙、本来の自分。 なぜ、人生のこの時期に こんな化学反応のような 出会いが起きるの

          ツインソウル 魂の至福

          ツインソウル 魂の言語

          ツインとの間には 言葉はあまり必要なかった。 お互いに少し特殊な環境で育ったせいか 言葉はあまり得意でなかった。 うまく喋れないところまで 自分の嫌なところを 見せつけられているようで ツインのことははじめ避けていた。 しかし 話さないかわりに 目を見れば 心が通じていた。 ツインはわたしを真っ直ぐに見る。 もともと人を真っ直ぐに見る人なんだろう と思っていた。 わたしが遠くにいても 何をしていても 真っ直ぐに見てくる。 お互いに大切な人が

          ツインソウル 魂の言語

          ツインソウル 魂の矛盾

          ツインを「愛する」こと。 それは、不可能にみえる。 ツインを「愛する」状況や環境といった 条件が皆無だからだ。 ましてや分離期間では ツインはまるで はじめから存在しなかったかのように 無関係になる。 心に深い爪痕を残したまま 嘘か幻のように 去って行ってしまう。 姿を見ること 声をきくこと 触れること その全てが叶わない。 嘘か真か 存在を確かめることができない。 恋い焦がれる対象でも 夢中になる対象でも 憧れ慕う対象でも、ない。 た

          ツインソウル 魂の矛盾

          ツインソウル 魂の符号

          ツインソウルの手は似ている。 同じ手をしているのではないかと 錯覚するくらい。 手が似ているせいか 手にとるもの 手に入れるもの 手にすること が同じだったりする。 同じタイミングで 同じものを触れていたりする。 同じものを選んでいたりする。 真似をされているのかと 驚いてしまうくらいに。 手の組み方、腕の組み方も同じ。 腕を組むタイミングまで似てる。 考え方は真反対なのに 感覚はとても似ていて 兄弟や姉妹より 共通の感性がある。 そして

          ツインソウル 魂の符号

          ツインソウル 魂の融解

          水と炎。 交差すると爆発する。 次元の壁も貫いて。 立ち昇る。 ツインソウルは裏と表。 背中合わせでこの世界を体験している。 普段はお互いを見ることはない。 運命の歪みで 巡り合い、交差すると 爆発が起きる。 常識も、信念も 過去も、未来も、 現実と自分自身でさえ 木っ端微塵に爆破する。 何も残らない。 空と無に戻る。 それなりに 生きてきた。 泣いて笑って 時に苦しみ、悲しみ 喜びや楽しみも経験しながら。 まっとうな人間として 社

          ツインソウル 魂の融解

          ツインソウル 魂の切望

          ツインソウルは彗星のように現れる。 ほんの一瞬、かすめて、去っていく。 しかし、もう元の軌道には戻らない。 時は止まる。 あの一瞬から、時間は意味を持たなくなる。 どれくらい時間が経ったのだろう。 夢か幻だったのだろうか。 一番辛いときに、現れ 気づいたら、目が開かれたら もう、いない。 ツインソウルとの出会いは 魂の覚醒のためだと言う。 目醒めたら最後 もう同じ生き方には戻れないのだ。 世界がどんどん変わっていく。 展開していく。 まるで映画

          ツインソウル 魂の切望

          ツインソウル 魂の使命

          ツインソウルへ きっとこの時のために 生まれてきたのが分かった。 これまで生きた軌跡の 全ての点が今この時につながる。 ツインソウルとして 生まれてきたのは この時のためだった。 1111の数字ばかり見始めたころ ツインソウルは 気づかないうちに傍にいた。 魂が闇を彷徨っていたとき ツインソウルは天から遣わされた。 目覚めよ、と。 ありのままの本来の魂に戻れよ、と。 911の数字を見るようになったころ ツインソウルは去った。 それぞれの場所で

          ツインソウル 魂の使命

          ツインソウル 魂の要求

          ツインソウルはわたしに 手放すことを求めてくる。 容赦なく無慈悲なまでに 手放すことが求められる。 ありとあらゆるもの。 この「わたし」を形作っていた すべてを手放せと言う。 まず、怖れや不安を手放せと そして 手放すことそのものに怖れるなと。 怖れや不安はもう わたしを守る必要はない。 怖れなくとも わたしはすでに守られている。 不安にならずとも わたしはすでに安心を与えられている。 つぎに 執着と期待を手放せと言う。 手放すことそのもの

          ツインソウル 魂の要求

          ツインソウル 魂の覚悟

          愛とは他者のなかに自己を見つけること。 ツインソウルは、愛という言葉に命を吹き込む。 愛は言葉や概念を超えて はじめて生き始める。 愛することとは何か 内に眠っていた魂が思い出す。 それは まるで輝きを放ちながら 静かに流れる川のように 穏やかに「わたし」を運んでいく。 大いなる源から生まれ 大いなる源に還る。 ツインソウルに未練なし。 あるのは、静謐を湛えた覚悟のみ。 覚悟により ツインソウルは 魂が翼を得たかのように どこまでも解き放たれ

          ツインソウル 魂の覚悟

          重男とポン太 寝室編

          <前回までのあらすじ> 弱ったスズメの雛を保護した重男。定年退職後、細々と運営する民宿業の傍ら、スズメをポン太と名付け甲斐甲斐しく世話をやいていた。 「ポ、ポン太っ。」 胸のあたりがキューっとした感じがして 重男は目を覚ましてしまった。 また、あの夢だ。 あの日の夢をみるのは、二回目だ。 時計に目をやると、まだ明け方の3時だった。 少しばかり起きるには早い。 ポン太にエサをやるために 毎日早く起きていた。 しかし、重男はもうその必要もないことを思い出し

          重男とポン太 寝室編

          ツインソウル 魂の降伏

          きっと同じ星から来たに違いない。 ツインソウルはそう思わせる不思議な相手。 これまでに出会ったことがない 特異なエネルギーの磁場をもった人間。 目と目が合うと 「あなたは宇宙人ですね」 という声がテレパシーで伝わる、 ということはないが 言葉を超えたエネルギーの交流が起きることは 確かだ。 そして、エネルギーのボルテックスが昇りきると ハートチャクラが全開になる。 この現象は自分の意思とは 全く関係せずに起きる。 ハートがこじ開けられていく過程に

          ツインソウル 魂の降伏

          重男とポン太 居間編

          <前回までのあらすじ> 弱ったスズメの雛を保護した重男。お気に入りにの珈琲店の女将さんから、野鳥の雛の保護は誘拐であり拉致であると咎められるが、気を取り直してスズメの世話を続行する。 テレビがつけっぱなしだった。 妻を亡くしてから 家の中が静か過ぎて ついついずっとテレビをつけてしまう。 もともとテレビは好きじゃないのに 重男は今やテレビをつけていないと 落ち着かなくなっていた。 重男の懸命な世話の甲斐あって スズメはすっかり元気になっていた。 野生の暮ら

          重男とポン太 居間編