ツインソウル　魂の降伏

きっと同じ星から来たに違いない。

ツインソウルはそう思わせる不思議な相手。

これまでに出会ったことがない

特異なエネルギーの磁場をもった人間。

目と目が合うと

「あなたは宇宙人ですね」

という声がテレパシーで伝わる、

ということはないが

言葉を超えたエネルギーの交流が起きることは

確かだ。

そして、エネルギーのボルテックスが昇りきると

ハートチャクラが全開になる。

この現象は自分の意思とは

全く関係せずに起きる。

ハートがこじ開けられていく過程に

文字通り痛みが伴うため

心疾患を疑うほどだ。

ツインソウルと今生のどこかで巡り会うと

世界が反転する。

自分を取り囲んでいた幕に

一点の孔が開けられ

その一点から捲れてひっくり返されるように

景色が裏返しになる。

自分というエゴは

ツインソウルという

そのたった一点に執着したいのだが

宇宙がそうはさせてくれない。

たった一点が許されないものだから

その一点以外の全てが許される。

無条件降伏。

なんてことだ。

たったわずかな出会いだったのに

異次元に放り出され

後戻りすることができない。

ハートチャクラが開くと

見えなかったものが見え

聞こえなかったものが聞こえてくる。

もうひと昔前の生き方ができない。

自分の魂に嘘がつけなくなる。

幕のあちら側に放り出されてしまったまま

ごまかしができない自分に変えられ

天の采配にひれ伏すしかない。

ツインソウルは

姿形、年齢、国籍

アイデンティティを形作る

全ての条件の放棄を余儀なくされる。

ハートの奥の奥

純粋な魂の領域だけが

ツインソウルにゆるされる磁場。