ツインソウル 魂の矛盾

ツインを「愛する」こと。

それは、不可能にみえる。

ツインを「愛する」状況や環境といった

条件が皆無だからだ。

ましてや分離期間では

ツインはまるで

はじめから存在しなかったかのように

無関係になる。

心に深い爪痕を残したまま

嘘か幻のように

去って行ってしまう。

姿を見ること

声をきくこと

触れること

その全てが叶わない。

嘘か真か

存在を確かめることができない。

恋い焦がれる対象でも

夢中になる対象でも

憧れ慕う対象でも、ない。

ただただ摩訶不思議な体験。

忘れることもできず

亡霊のように

四六時中、まとわりつく。

未練も執着も

こちらから願い下げなのに

いつ何時も

ツインの面影が

脳裏に浮かんでくる。

心の視界には

常にツインがいて

一日として

消えて離れてくれたことはない。


そして、気づく。

実体のないツインを愛するいうことは

この世界のすべてを愛することなのだと。


傍にいるわけでもない

見えない、聞こえない、触れられない

なんの関わりもない

ツインを愛することができるとしたら

自分を取り巻くこの世のすべてを

愛することができるということ。


いつしか世界が

愛のみとなる。

生きることは

愛すること。

命と愛は同義語であること。

すべての生命は

ただ愛の変容した姿であること。


ツインと向き合ったとき

ツインと心が繋がったとき

目覚めが始まる。

見る世界が変わり

世界は美しさで溢れてくる。

生きるもの

すべての命が

ただ愛しい。


この心に残る

愛しさだけが

ツインと出会った証。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?