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日本人はみんなとの違いに悩み、フランス人はみんなと同じで悩む。

ひきこもりフューチャーセッション庵での話。
前回のnoteで、ひきこもりの方が抱えているのは大きな大きな罪悪感だとお伝えした。

では、その罪悪感はどこからくるのか?

セッションで、それを一言で表現した方がいた。
「日本人はみんなとの違いに悩み、フランス人はみんなと同じで悩む」

多くのひきこもり経験者や現ひきこもりの方々は、
「なんで、自分はみんなと同じことができないんだろう」
「どうして浮いてしまうんだろう」
「自分だけ、何で違うんだろう」

と悩み、自分を追い込んでいる。

人との違いに悩み、苦しみ、同一化を図るような学校や職場に通えなくなってしまうのだ。そして、また、みんなと同じように通えない自分に対して、罪悪感を抱いてしまう。

これに対して、ひきこもり経験者の方は冒頭のように言った。
「日本人はみんなとの違いに悩み、フランス人はみんなと同じで悩む」

彼いわく、フランス人はカウンセリングなどに行くと、
「自分は、みんなと同じになってしまった! どうしたらいいんだ!」
と悩みを吐露するのだという。

最近、フランスの老後の過ごし方についての書籍をブックライティングした。「あぁ、こんな過ごし方ができれば日本でも年をとるのは悪くないという価値観になるかもなぁ」と、思った。
ヨーロッパの文化がすべて優れているとはまったく思わないが、日本人の心が楽になるヒントがあるのであれば、どんどん紹介をしていきたい。

「なんで、自分はみんなと同じにできないんだろう」
そんなふうに追い詰められてしまうのが、日本特有の価値観であるならば、もっともっと「違いこそ価値だ」という認識が広がっていけばいいと思う。
そうしたら、「どう? 私こんなに人と違うのよ!」と誇りを持って、闊歩できるかもしれない。

実際に、自分でビジネスをし始めると、”人との違い”はそれだけでチャンスになる。
「人と同じがいい」という価値観、日本でもそろそろ手放しませんか?

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