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英語力はキャリアアップの可能性を高めてくれる

若者からベテランまで、我々日本人はいつの時代も「英語を勉強しないと」、または「もっと上達したい」と思いながら日々過ごしている気がします。

私自身、30代前半に外資系企業に転職し、その会社で20年以上過ごし、外人の上司、同僚、部下に囲まれ毎日のように英語は使っていました。留学経験もあるくせに、実は、常に「あー、こういう言い方をすれば良かった」と反省の毎日でした。

ただ、前向きに考えると、英語の勉強は誰にとっても終わりが無く成長の余地があります。最近英語の勉強して無いなぁという人も、いつ再開しても遅く無いし、損はないです。

今日はご参考までに、英語が出来ると仕事やキャリア開発上、どんなポジティブな可能性が出てくるのかを、自身の経験も交えながらお話しします。

Why English?

  1. 海外駐在や転職の機会が数倍に広がる。
    日本企業の社員で英語が出来れば、海外事業部への異動や、海外駐在への道が開けます。私も日系企業で毎日の仕事に少し飽きてきた頃、手を上げて香港駐在の機会を得たことがあります。(余談ですが海外駐在経験はその後、外資系企業への転職の時に他の候補者との差別化になったようです。)

    また、英語ができれば、国内の外資系企業への転職の可能性がぐっと上がります。もしも日本国内の外資系に飽き足らず、海外での仕事に興味があれば、例えば東南アジアで日英のバイリンガルを求める企業に応募するチャンスも出てきます。

  2. 高い確率で報酬が上がる
    日系企業の場合、海外に駐在する場合、現地での住居費が企業負担になったり、海外駐在手当がつくため、日本で働くよりも実質の年収が上がることが多いようです。

    また、日系企業から外資への転職の場合、外資系企業は労働分配率、すなわち利益を労務費として従業員に還元する比率が日本企業よりも高いため、同じ業種、職種でも給与水準が高い傾向にあります。その分、求められる結果や解雇のリスクも出てきますが、チャレンジしたい人には報酬のアップは魅力でしょう。

    なお、IT、法務、財務などの経験があり専門性が高い場合、英語が出来ると転職市場での希少性が累乗で高まります。希少性が高まれば、おのずと報酬のレベルも高くなります。

  3. 情報量が数倍に広がる。
    日本語のサイトだけでなく、英語のサイトの情報にもアクセスできれば、数十倍、数百倍の情報が対象になり、探している情報を見つけられる確率が高くなります。

    例えば、資料作りの際に情報集めに行き詰まったこと、ありませんか? 国内のサイトを超えて、全世界の英語のサイトも検索の対象になれば、成果物の質も業務効率も上がる可能性大です。

  4. 加工されていない生の情報をタイムリーに得られる。
    今はツイッターなどで著名人が新聞やテレビなどの媒体を通さず直接情報を発信してくれるので、個人でもタイムリーに情報にアクセスできます。
    トランプやイーロンマスクが良い例です。新聞記者や評論家の視点や解釈といったバイアスを通さず、本人からの生の情報を自分で思考し解釈することができます。

    例:ある日イーロンマスクがApp Storeから彼が買収したツイッターのアプリが削除されるであろうことをツイートしていたが、翌日にアップル社とは誤解が解けたことツイートした。
    https://twitter.com/elonmusk/status/1598090996281413638?s=61&t=jJLlIyZQuLvxGkx7UrxA4Q

  5. 自分次第で多様性を取り入れられる。
    多様な経験、文化的背景を持つ海外の人々から、まったく違った発想の考えを聞くチャンスが増えます。以前、南米の友人にキャリアの悩みを共有したら、彼も過去に同じような課題に直面し、解決策を共有してくれたことがあります。そういった意味では英語力とちょっとした勇気があれば、誰もが世界のベストプラクティスを知るチャンスありです。

いかがでしょうか。

では「どのレベルまでの英語力が必要?」というのが次の質問かと思います。また次の機会に共有させていただければと思います。

以下に予告として外資系企業で求められる「英語レベル感」を箇条書きしておきますね。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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外資系企業で求められる英語レベル感

  1. 読み書きは問題なし。

  2. 対面であれば説明できるし、相手の話も理解できる。

  3. 電話会議ができる。

  4. オンライン会議ができる。(顔みせ)

  5. 経営陣や大人数を相手にプレゼンができる。

  6. 経営陣の外人とランチやディナーができる。

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