写真を撮るのではなく自分の眼で感じること
先日のとある撮影でのこと。
暗いうちに小高い山に登り、夜明けを待つ。刻々と表情が変化していくなか決定的瞬間を撮り漏らさぬよう粛々とシャッターを切ってゆく。
明るくなり始めてから日が昇るまで30分あまり、「夜明けのショータイム」はあっという間に終わった。
私は仕事として写真を撮っている、読者(クライアント)に最高に感動的なシーンを見てもらうべく、とにかく仕上がった写真がベストになるようカメラ操作に全神経を集中するので、じっくり自分の眼で見てそのときの感動を味わう余裕は正直あまり