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テモテへの手紙第一5章3節ー8節
「弱い立場の方への配慮」
パウロは伴侶を失った身寄りのない女性について書くのです。手紙全体のバランスから実に長い文章なのは、当時の教会がこれらの女性に対して社会的奉仕に時間を惜しまなかったことが理由として挙げられるのでしょう。思い返すと最初のエルサレム教会でも身寄りのない女性に対する配慮は重要な奉仕と考えられていたことを思い出します。一方で、身寄りのない女性が時に教会で少なからず問題を引き起こして
テモテの手紙第一5章1節ー2節
「家族とされて」
教会は神の家族と呼ばれます。あらゆる年齢層が集う礼拝ですから、個々にふさわしい具体的な配慮が求められます。パウロは老人を叱るなと戒めます。年若いテモテが軽んじられていたことが背景にあります。年配の信徒がパウロと比べて年下のテモテの欠点や未熟を批判するのです。その声を一喝するだけで済ませてはいけません。
むしろ勧めるのです。教え諭すのです。忍耐強く尊敬を込めて祝福を祈る。間違いは