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経験不足

こんにちは。

本日は、雨。

ここからまた一段と涼しくなりそうです。

バルサがCL、ホームのカンプノウでのインテル戦、

まさかのドロー、3−3で、CL予選敗退が超濃厚になってしまいました。

大型補強を敢行し、シャビバルサ体制、昨年と同じCLの結果になぜなっているのか。

まだ確定ではありませんが、力不足であることは否めません。

それを今日は、考察、分析していきます。

①シャビ監督の経験値不足

まずは、これを第一に挙げようと思います。

バルサの監督になってからは、ちょうど1年、昨年は、ボロボロでバラバラで、

メッシが抜けた年で、戦力的にも、モチベーション的にも難しい状況を、

冬の補強も活用し、なんとか立て直し、リーグ戦ではCL圏確保に至りました。

CLの予選敗退は、シャビバルサまだ始動数ヶ月なので、立て直すには時間がなさすぎました。

元々、カタールで数シーズン監督として経験し、カタールでは確固たるチームを作れましたが、所詮カタールリーグで、ヨーロッパのトップリーグとの差は大きくあります。

その中で、バルサのレジェンドによる立て直しをお願いしたわけで、

そもそもまだまだ新米監督な訳です。

シャビには、プレーヤー時代は、バルサの象徴と呼ばれる頭脳を持ち、類稀なるセンスで、ヨーロッパを制しました。

監督としては、ポゼッションにはさほど拘らず、

「即時奪回、前線からのプレス、両WGの崩し」

をメインに、現代サッカーに合うようなスタイルを踏襲しています。

守備では、バルサは大きく改善しました。

バイエルン戦は、昨年と違い、内容自体はそれなりに戦えたと思います。

メッシがいた時は、彼は守備免除の特権があり、そうなると、九人体制での守備で、穴をつかれて失点が重なりました。

メッシなき今、全員が守備をする意識を持てたので、大幅に崩れることは無くなりました。

攻撃でのシャビは、4−3−3の両WGをワイドに張らして、

中央のスペースを空ける意図と、サイドでドリブルで崩すのを第一にし、

CFか、MFが飛び出し、崩すというのが基本の攻撃パターンです。

昨年は、デンベレやトラオレを中心に、フィニッシュにオーバメヤンやルークが活躍し、結果をある程度残せました。

今季は、ハフィーニャの補強で、デンベレ、ハフィーニャで崩す流れなのですが、

昨日の試合でも、ハフィーニャは1対1でもドリブルで抜けない、

デンベレは、1対2だとスペースがなく抜けないのがバレており、

サイドからの個での崩しが沈黙。

レバンドフスキは中央で待てずにサイドに流れますが、そうなると中央が空く。

サイドからの崩しを防がれると、シャビ監督の攻撃の引き出しがないのです。

手詰まりになり、サイドバックからのアーリークロスや両WGが抜く前にクロス。

そうなると確率が下がります。

また、今季の大きな課題はセットプレーで、昨日もC K10本以上ありましたが、

得点の匂いゼロ。

ハフィーニャは蹴るべきでは無い、精度の低さです。

こういうセットプレーの崩しをもっと練習でバリエーション増やさないと、

厳しいです。

攻撃のバリエーション不足、これがシャビバルサの大きな欠陥であり、

今後増やさなれければいけない課題です。

これは監督だけでなく、選手の責任もあるので、②はそこを書いていきます。

②選手の質の不足

今季は、大量放出、大量補強で、選手の量はある程度確保できました。

前線に、レヴィ、ハフィーニャ、

中央に、ケシエ、パブロトーレ

後ろに、クンデ、クリステンセン、マルコスアロンソ、ベジェリン。

代表week前は、シャビ監督の序列も明確で、結果も出ていました。

リーガでも最多得点、最小失点で、1位。

が、代表weekで、主力DFのアラウホ、クンデが離脱、

中盤のデヨング、ケシエも離脱、前線はメンフィスが離脱。

W杯イヤーの過密日程に、この大量の怪我人続出は、予定外でしょう。

これには、シャビ監督に同情します。

ベジェリンもなぜか、代表でないのに、練習で離脱という空気読めないことをしました。
さらに、クリステンセンも離脱で、CBが5枚から2枚に。

右SBが、セルジロベルトのみ。左SBのバルデを右で起用し、リーガは乗り越えました。

が、CLのインテル戦では、その選手の質の低さが露呈。

守備面では、怪我人なき時は、序列が一番下だった、ピケが今回も先発でしたが、

1失点目のラインを一人下げて失点の大きな原因となり、

3失点目の守備対応も棒見たいな対応で、簡単に崩され失点。

2失点目は、ブスケツのパスミスが大きいですが、その後、エリガルがラウタロに最も容易く交わされ、失点。

CB2名の実力不足での3失点というのが明白でした。

このレベルの守備だと、勝てるものも勝てません。

ピケは、ここ数シーズン、CLで大敗した時に先発しており、彼の守備の質は、大きく下がっています。

たまに素晴らしい試合も出しますが、強度高い試合だと、もう出せないでしょう。

来季はもうクラブから出ていくべきの質でした。

エリガルは、足元は素晴らしいですが、高さもスピードもなく、DFとしては、まだ2流でしょう。

あの対応のレベルは、はっきり言ってありえない質です。

マンCでも4番手、5番手でしたが、そこが彼の定席かもしれません。

しかし、キャプテンシーは各年代で素晴らしいものを発揮していたみたいなので、

応援はしたいのですが、プレーが軽さが目立ちます。

厳しいですね。。。。。

前線の質は、ハフィーニャは、個人で突破できず、デンベレも対応されると、プレーの幅が狭まる、相手はレヴィを徹底マークすれば、得点の匂いは減ります。

ハフィーニャは期待しすぎたかもしれませんね、攻撃で違いを作れなさすぎる。

昨年まで、降格争いのリーズでなんとか活躍していた選手でしたから、移籍金ももっと低くあるべきだったかもしれません。

デンベレは、良いプレーこそ少なかったですが、1対2は厳しいが、1対1は崩せる選手なので、期待が持てます。

そして、何より得点を今回し、結果を出したので、そこは大きな評価ポイントです。

レバンドフスキはここ数試合は沈黙していて、連戦の疲労も遥かと思います。

が、終盤に、2得点。彼の意地を見ました。やはりワールドクラスの選手です。

後半途中から、アンスが入りましたが、全く違いを出せずに、なんだか彼らしくないプレーに終始し、残念でした。

フィジカルなのか、プレー時間が今季は少ないので調整不足なのか、連携不足なのか。

彼は、恐ろしいくらい、正確で冷静なシュート、簡単に相手をかわすドリブルが魅力なので、昔の彼に戻ってほしいなと思います。

中盤は、ガビ、ペドリ、ブスケツ。

途中にデヨングとケシエが離脱から復帰し、出場しました。

ブスケツはあのミスは、大きな大きな引き分けの原因でしょう。

ガビは、インテルの守備に四苦八苦し、良さが出せませんでした。

ペドリは、時たまスーパーなプレーでゴールまで迫っていましたが、

得点の匂いが薄く、まだ怖さが足りない気がします。

ガビは18歳、ペドリは19歳。

今、世界最高のMFはデ・ブライネだと思いますが、彼は29歳とかなので、彼と比べること自体酷ですが、

中盤で世界のトップの選手は、「得点の匂いの有無」だと思います。

ミドルシュート、スルーパース、前線への飛び出し。

この3つがどれだけあるかが、質だと思います。

総合的な部分で、ガビもペドリも世界トップの中盤といえるは思いますが、

上記3つは、他のチームの選手と比べると足りません。

モドリッチやブルーノフェルナンデス、ベルナルドシウバ、

そういったトップに並ぶには、経験値が圧倒的に足りません。

そりゃそうで、昨年にデビューしたようなもので、フィジカル面もまだまだです。

彼らに年齢で並ぶにも10年はいるわけで、もっと成長していくと思います。

その中で、成長を加速させるために、チームプレーヤーで背中を見せる選手が必要で、

ベルナルドシウバは最高のお手本になるのだと思います。

来季、どんなにお金をかけても、彼を獲得し、

バルサの若手たちの生きるお手本として、ぜひ一緒にプレーをさせてほしいなと思います。

昨日、唯一良かったのが、デヨング。

カウンター重視で、守備にブロックを置く相手には、彼の推進力はかなり役立つなと思います。

長くなったので、まとめると、

守備は、今回怪我で出れなかった三人、クンデ、アラウホ、クリステンセンがメインに。

両サイドバックも補強する必要があり。

中盤は、ブスケツから、デヨングやニコなど、フィジカルにも優れたプレーヤーを起用できるように、

また、中堅〜ベテランの最高峰の選手を補強し、ペドリ、ガビのお手本を入れ、彼らの引き出しを増やしてあげる。

前線は、フェランとハフィーニャは引き出しが少なすぎなので、どちらかを来季放出し、移籍金確保し、強力なWGを一人入れる。

アンスのフィジカルを上げ、ジョーカーとして確立させるか、先発の核に育てる。

レヴィがいるうちにそばで学ばせてあげてほしい。

とても悔しいドローでしたが、まだ続きます。

今週末のクラシコは、悔しさを爆発させましょう!

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