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独立14年目に想うこと

こんにちは。

4月、新年度に昨日からなりましたね。

4月1日が、月曜日なのは、久しぶりな気が何となくして、スタートの日として、とてもキリがいいなと思います。

私は、組織に入ってないので、昨日もさほどかわらない日常でした。

独立して、14年。

長いような短いような。

そんな自分を少し振り替えりつつ、これから独立を考えている誰かの役に少しでも立てたら嬉しいなと思い、書きます。

あと、自分の未来のことも少しだけ。


●何故独立しようと思ったのか。

まず、この動機が一番重要かなと思います。

現在、私は、36歳の独身の男性です。

ELSOLという屋号で、プロデュース業、コーチング業、ライフサポート事業の3本の柱で活動しています。

独立するまでのプロセスを書くと、

18歳までサッカー少年で、大学に入ってから、経営学科、起業のゼミに入り、

経営や起業について学んできました。

ただ、起業したいからこのゼミや経営を学んだわけではなく、

「商学部」「経済学部」「経営学部」など、将来、仕事に活きる幅が広いかもなと思い、「何となく受けた」というのが正直です。

受かったのが、武蔵大学経済学部経営学科。

武蔵はゼミが強く、どうせなら楽しそうなところをというところで、「起業のゼミ」に入りました。

ここまでは、普通なのですが、高校まで勉強をほぼせずサッカーに明け暮れていた自分に、経営やマーケティング、などの分野は、とても面白く、大学4年間で経営関連の本は、1000冊近く読みました。

さらに、ゼミの友人から、会社の立ち上げに関わらせてもらい、経営者と直で仕事する機会をいただき、経営の楽しさ、大変さ、など様々なことを学びました。

●大学で経営、経営者に興味が出てきた

プロサッカー選手になるという夢が18歳でなくなった自分にとって、経営者という新しい道は、とても新鮮で、夢としても、心が高揚しました。

これは言い訳ですが、サッカーは身体能力が重要な面と技術、IQなど、様々な要因が必要です。

経営は、情熱が何よりで、身体能力や生まれ持ったことが関係ないというのも魅力だったなと今では思います。

そして、大学卒業後は、起業したい思いがむくむくと膨れてきたのですが、

資金、人脈、事業計画書、スキル、様々な面で、難しいと感じ、就活をしました。

そして、あるIT機器専門の最大手の会社に就職しました。

この会社員になった経験は、とても宝物で、今でも、この選択は、最高でベストだったと思います。

会社員になってからも、起業の夢は潰えず、

毎朝、一時間半前に出社し、会社のことと、経営についての勉強や読書など、様々なことをしていました。

社内の業務を誰よりもこなした自負もあります。

2年連続売上No.1の部署に配属されたのもあり、社内でも期待してくれたのかなと思います。

給料も申し分ない、休みも取れる、社内の人間関係は良好。

会社員の人生を歩むのならば、おそらくここが最適でした。

ですが、独立しました。

それは、東日本の大震災があったからです。

たくさん思いがあるのですが、一言でまとめるとしたら、

「明日死んでも悔いない人生を生きたい」

と決意した時に、会社員の人生の選択ではなく、失敗してもいいから、自分で事業を起こして挑戦する人生を歩むたいと思いました。

震災があった、翌出社日に、上司に退職届を出し、3月31日づけで退職させてもらい、4月1日から独立しました。

すごく動揺されましたし、驚かれましたが、快く受け止めてくれた上司には感謝です。

そして、そこから、予定外の速さでの独立。

●独立最初の人生を変えた仕事

は、当時所属というか何回かお手伝いに行っていた、NPOのイベント。

震災復興のチャリティーイベントをそのNPOがやることになり、一緒にジョイントさせていただき、リーダーの一人として関わらせてもらいました。

もちろん、ギャラはなし、むしろ交通費など考えたら、赤字でしたが、

最高のイベントでした。

参加者や、演者、そしてスタッフ、関わっている全員が幸せそうで、楽しく、ハッピーな空間になっていたんですね。

私は大感動し、そこから、「イベントプロデューサー」の道に入っていきます。

会社員の時は、営業マンで、仕事のやりがいは感じませんでした。

「目の前の人がダイレクトに喜んでもらえる」ことが私にとっては、大きなコアなのに、そうではない仕事をしていたからだなと思います。

また、イベントプロデュースは、2013年の後半から本格化し、映画監督と組ませてもらったり、様々な広がりをしましたが、ここでは割愛。

●自分を進化、成長させる必要性

を強く感じ、脱サラした、3ヶ月後に渡米し、心理学を学び、アメリカで教えるライセンスも取得し、そこから2年で6回ほど渡米し、自分を磨いてきました。

また、ご縁が繋がり、人生の師とも出会い、半年ほど、修行というか学ばせてもらい、

コーチングというメンタルのサポート技術を向上させました。

2年間で300万円以上はかけ、自己投資をし、

23、4の未熟な自分を一気にスケールアップするために、時間とお金を学びに費やしました。

何かの資格を取ったり、遊んだり、美味しいもの食べたり、旅行したり、なんて二の次で、

とにかく自分をいかに成長させるために学び続けるか、を軸に活動しました。

その2年間は、精神的にも経済的にも、非常にしんどい時期でもありましたが、

ここで、相当鍛えれました。

様々なことに挑戦し、心を鍛えたおかげで、

「何があっても大丈夫」というメンタルの状態になれたのが、最大の成果です。

自分が自分に自信を持つこと。

これが、私にとっては何より大事でした。

その後、ライフサポート事業をし、自分で稼げるようになり、14年も独立できています。

コーチングは、タイムマネジメントに特化したワークを自分で開発し、それを2019年から提供し、自己実現のサポートをしています。

●会社員と個人事業主を経験してわかったこと

会社員は、相当恵まれています。

まず、一番良かったのが、「社会の一員として認められた」感覚を得たこと。

自分のデスクがあり、仕事があり、給料をもらえる。

これが何よりありがたいことだと思います。

一番良くなかったのが、個人の努力がそこまで評価されないこと。

これは会社によりけりだと思いますが、営業で成果をバリバリ出しても、そこまで給料やボーナスに反映されず、社内の評価もそこまで変わらない。

そして、仕事をすればするほど、新しい仕事が増え、時間がなくなる。

逆に、与えられた仕事をそこそここなし、残業せずに帰る方が、時間の面で大きな豊かさがあり、これなんなんじゃという不公平感が出る。

この不公平感が、耐えられないとかいしゃないで頑張り続けるのは、結構しんどいのかなと思います。

1年しかいないのでわからないことは多いですが、かなり観察してきました。

「頑張る先」がないと、会社員の仕事面での充実はかなり難しいのかなと。

個人事業主になって、一番良かったのは、時間と選択の自由。

「やらなければいけないこと」が一切ないので、全部自分発信でやる必要性があります。

受け身の人には、100%向いてないです。

この自由な感覚は、やめられません。

いつ起きても、いつ寝てもいい。

そして、100%自分に責任があり、全て自分に返ってくる。

これが最高です。

誰かのせいにする暇なんてありませんし、誰かの悪口を言う暇もありません。

「自分」が看板になり、会社の看板はないので、自分を成長させることが一番です。

一番良くなかったのが、経済の不安定さ。

特に、最初の数年は、相当しんどかったです。

会社員のときに一年でできたのは、100万円ほどの貯金。

独立して、半年でなくなりました。

これは、渡米して学びに行ったのが大きな要因ですが、全てにお金がかかり、移動するのもストレスでした。

会社って、こんなに会社員を守ってくれてたのだと、Suicaの残高を見るたびに痛感しました。

ただ、この経済さえクリアできれば、独立は最高の生き方だと私は思います。

●これからのこと(独立15年、20年に向けて)

長くなってきたので、まとめも兼ねて未来のこと。

大学卒業→いきなり独立ではなく、会社員を挟めたのは本当に大きかったです。

もしこれから独立を考えてる学生がいたら、一度会社員になるのがおすすめです。

正直、私みたいな特別な才能がない凡人にとって、独立の世界はとても厳しいです。

だからこそ、周りとは違う学び、場所に行き、誰よりも人と会い、繋がり、

人のご縁で仕事をいただいてきました。

独立するには、ある程度覚悟が必要で、その覚悟ができていないで、するのはお勧めしません。

10数年前、フリーランス自体が少なかったのですが、それは厳しい世界だからでしょう。

委託型の独立は、あまり本当の意味での独立ではないので、それしか収入源ない人は、別の道も考えた方がいいと思います。

「やらなきゃいけないことがある」時点で、本当の意味で独立ではなく、半独立みたいな感じかなと思います。

独立して、3年くらいは経済も不安定でしたが、5年ほどしてからは、安定し、10年目からは、仕事量をかなりセーブしても食べていけるようになりました。

元々の私の人生設計として、

20代は、縦の成長(メンタルや夢の実現)と一つ収入源確保。

30代は、横の成長(プライベート、趣味の幅)と資産一億円。

40代は、社会貢献の箱をたくさん作る。

50代は、若い世代の物質と精神の支援。

60代は、人間の可能性への研究の時間

70代は、人生最後の起業。

という10年単位でプランを持っています。

20代前半に思い描いた通りに生きれており、30代も描いた以上の人生を歩んでいます。

資産はまだまだなので、ここから30代後半、また事業を拡大させていきます。

がむしゃらに、自分を変えたい、もっと仕事ができるようになりたい、様々相談に乗れる器を作りたい、学びたいと言う、自分でも異常だなと思っていた、

成長欲はこの数年で落ち着きました。

今は、作品創り、クリエイティブな世界にとても興味があります。

一つは、小説。

一つは、写真。

最後に、ショートムービーの作成。

どれも、20代からある程度準備をしてきました。

30代のうちに、一つでも成果として残せるようにしていきたいなと思います。

人生をゆっくりとまったりと、満喫しながら、プロセス自体を楽しみたい。


それが、今の36歳、独立14年目の私の思いです。

今まで出会った人とも、

そして、これから出会う人とも、

この人生を共に楽しみ、満喫したいなと思います。

お読みいただき、ありがとうございました。

皆様にとっても、素晴らしい今年度になりますように。


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