あれから数日後 こうすけが、友達のだいきと、いつもと違うお店で飲みに出ていた。 「んで、この前のデートはどうだったんだよ。」 笑みを浮かべながら、だいきが、こうす…
ランチを食べ終え、2人はお店の外へ出た。 「この後は、どうしよっか?」 こうすけがそう聞くと。 「近くの公園で、少し散歩しませんか?」 「いいね。行こう。行こう…
土曜日 待ち合わせ時間 駅前であちこちをキョロキョロと見回すとしや。 そこに遠くから小走りで大男が近寄ってきた。 「としやくん。久しぶり。待たせちゃったかな?」 …
あれから数日、 としやは、こうすけからの連絡を待っていた。 自分の部屋のソファーの上で横になり、スマホの画面を眺めた。 「はぁ」 静かな部屋に大きなため息が響い…
としやは、店を出た後、 ため息をつきながら、トボトボと駅に向かって歩いていた。 その後ろ姿を見つけ、息を切らしながこうすけが駆け寄る。 「としやくん。」 としや…
乾杯後、こうすけが話し始めた。 「だいき、この前話してた彼とは、会えたのか?」 少し残念そうな顔しながらだいきが 「それが、仕事が忙しいだの、予定があるだので、…
~再会~ 【数日後】 あの日の出会いが忘れられず また、あのお店のドアを開けた。 「こんばんは。」 としやが挨拶をすると 「としやくん、いらっしゃい。」 店主の…
30歳を迎え「恋」とはなんなのか。 その答えを求めて、とある夜の街へ足を踏み入れた。 ここは、会社員が仕事を終え、1日の疲れを癒しに通う飲屋街。 薄暗いビルの2階…
さとん
2024年4月8日 10:40
あれから数日後こうすけが、友達のだいきと、いつもと違うお店で飲みに出ていた。「んで、この前のデートはどうだったんだよ。」笑みを浮かべながら、だいきが、こうすけに尋ねた。「どうだったって。一緒にご飯行っただけだよ。」「はぁ…そうじゃないだろ。手とか繋ぐとかは?」「してない・・・」「え!?なにもしてないのかよ?」「それは、としやくんもちょっとがっかりしてるんじゃないか?」
2024年4月2日 19:33
ランチを食べ終え、2人はお店の外へ出た。「この後は、どうしよっか?」こうすけがそう聞くと。「近くの公園で、少し散歩しませんか?」「いいね。行こう。行こう。」そう言って、2人は歩き出した。公園へ向かう途中、自動販売機の前に立ち止まった。「としやくん、飲み物いる?」こうすけが聞いた。「はい!」「どれにしようかな…。」としやが悩んでいると、こうすけが先にブラックコーヒ
2024年3月12日 09:12
土曜日待ち合わせ時間駅前であちこちをキョロキョロと見回すとしや。そこに遠くから小走りで大男が近寄ってきた。「としやくん。久しぶり。待たせちゃったかな?」としやは落ち着いた感じを装い「大丈夫ですよ。僕もいま、来たばかりです。」「今日は誘ってくれてありがとう。嬉しいよ。」「俺のほうから誘えなくてごめんね。ゆうじさんにも叱られちゃったよ。」「ぼ、僕の方こそ…」そう言いな
2024年3月3日 07:13
あれから数日、としやは、こうすけからの連絡を待っていた。自分の部屋のソファーの上で横になり、スマホの画面を眺めた。「はぁ」静かな部屋に大きなため息が響いた。「こっちから連絡してもいいのかな。でも…なんて送ったらいいんだろう」そう言いながら、こうすけを想い、スマホを胸に抱いた。その夜、寂しさを抑えきれずとしやは、あのお店の前にいた。期待と不安でいっぱいの気持ちを抱えな
2024年2月26日 19:52
としやは、店を出た後、ため息をつきながら、トボトボと駅に向かって歩いていた。その後ろ姿を見つけ、息を切らしながこうすけが駆け寄る。「としやくん。」としやは、その声に驚き、振り向いた。「え!?こうすけさん?どういたんですか?」こうすけは、としやにキーケースを見せた。「としやくん、忘れ物だよ。」「す、すみません、ありがとうございます。としやが、キーケースを受け取ると
2024年2月20日 19:36
乾杯後、こうすけが話し始めた。「だいき、この前話してた彼とは、会えたのか?」少し残念そうな顔しながらだいきが「それが、仕事が忙しいだの、予定があるだので、全然会ってくれないんだ。」店主のゆうじが、少し怪訝そうな顔で、「だいきぃ、それはあんた。脈なしよ?さっさと諦めて次の男を探しなさい!」だいきは少し考えて「ゆうじさんもそう思う?やっぱりそうだよな・・・。」「もう、次に
2024年2月15日 14:31
~再会~【数日後】あの日の出会いが忘れられずまた、あのお店のドアを開けた。「こんばんは。」としやが挨拶をすると「としやくん、いらっしゃい。」店主のゆうじが挨拶をした。お店の中に入るとそこには、見覚えのある大男が1人。ドアの開く音で、振り向いた大男と目が合った。「あ、こんばんは。としやくん、この前はありがと。」大男のこうすけが、笑顔で挨拶をしながらとし
2024年2月13日 11:50
30歳を迎え「恋」とはなんなのか。その答えを求めて、とある夜の街へ足を踏み入れた。ここは、会社員が仕事を終え、1日の疲れを癒しに通う飲屋街。薄暗いビルの2階。とあるお店のドアの前で、唾を一度飲み込み重い扉を開けた。ー 出会い ー「こ、こんばんは。初めて来たのですが…」「あら、いらっしゃい。はじめて?こちらの席にどーぞっ。」ちらっと店内を見ると、誰かと目が合った。軽