感情を味方に~人との出会いがくれる成長~
自己肯定感、自尊心ゼロだった人間が約2年前に12年勤めた会社を退職し、自分らしくありのままに生きる道を模索中の日々を綴っています。
この1週間の間に、また自分を成長させてくれる出来事がありました。
上手く文章にできるかという不安と、自分の気持ちを無理やりにポジティブ変換しているのではないか?という心もとなさもありつつ、でも書いてみたいと思ったので、書いてみます。
今年の3月に創業したばかりで、まだまだ試行錯誤している段階で、かつ私自身の自信を持ちきれない立ち振る舞いも影響してか、周りの方からアドバイスをいただく機会が多いです。
自分の新しい気付きにつながったり、見識を深めてくれるアドバイスから既に実践済みのことなど既知のアドバイスをいただくこともあります。
最近もそれぞれ別の方から、そのようなアドバイスを頂く機会がありました。
アドバイスの内容は似たものでしたが、アドバイスをもらった後の自分の感情が全く違うものでした。
1つは、アドバイスを聞いた後に感じた感情は、深い感謝でした。
内容は既に知っている内容でしたが、もちろんその事は相手の方には伝えずに感謝の気持ちを伝えました。
その方とお話した後に感じた気持ちは『あぁ、なんだか温かい気持ちになったなぁ。いつか何か恩返しがしたいな。』というものでした。
もう一つは、頂いたアドバイスは前の方と同じく既知のもので、相手の方には、最後に同じように「ありがとうございます。」とお礼を伝えました。お話しぶりから、この方に悪意は全く感じられませんでした。
ただ、なぜかその後に感じた自分の感情は、モヤモヤと不快感の残るものでした。
アドバイスの内容が有益かそうでないかということでもなく、自分のとった行動も同じなので、この二つのアドバイスの違いは何だったんだろうと考えてみました。
自分なりに出した答えが、アドバイスをくれた方のベクトルの向きだったのではないかということでした。
おそらく前者の方の、ベクトルは聞き手に向いていて、聞き手にとって役立つアドバイスを伝えたいという思いだったのではないか、と推察しました。
逆に、後者の方のベクトルは話し手である自分に向いていたのではないかと思います。
例えば、自分の知識や能力を誰かに伝えたい、といった感じです。
感じたことは多分に私の劣等感も反映されていると思いますが(笑)
たしかに後者の方とお話した後には、『知識が足りないと思われたのかな。自分の考え方ややり方を信頼されていないのかな。』といった考えが少し浮かびました。
同時に、今まで自分も同じようなことを人にやってしまっていなかっただろうか、と不安になりました。
また逆に、自分の成長を少し感じられたこともありました。
かつての自分だと不快な感情を抱くと、ネガティブにばかり目を向けがちだったのですが、今回はそのような出来事を経験できたおかげで、『同じようなことを、自分は人にやらずに済む。』と思えて、その不快な感情に気付かせてくれた方に感謝の気持ちを感じることができました。
人間関係はときに大きなストレスにもなり得るものですが、その分、人との出会いは、自分の心や感情を動かし成長させてくれる貴重な機会だと思いました。
その時々の心に向き合いながら、どんな感情も成長の種にできるよう、未来への力に変えていきたいと思います。
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