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日々のほんの片隅

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なんでもない日の、なんてことない哲学。
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#オトナのいろは

近所の温泉のサウナの砂時計の数分

近所の温泉のサウナの砂時計の数分

ひたむきなのだ、砂時計っていうのは。

たとえば、”I'm a driver" "I just keep driving" なんて、ドイツに出稼ぎに来ているトルコ人が言うとしたなら、私はパンの修行中だから、「僕はパン職人、ただ、パンを、美味しいパンを作るだけ。」なんて言いたくなるに決まっている。

砂時計って言うのは、ひっくり返されて、ただ、砂が落ちるのを待つのがシゴトであり、全てである。そうして

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本格派のオトナの振る舞い。

本格派のオトナの振る舞い。

親戚の集まりにもなると、本格派オトナと、その逆、軟投派とでも言うのか、決してピッチャーではないが、真似したくない系オトナとに分かれる。

この言い方では、変化球を武器にするピッチャーに大変失礼である。
何かいい言い方は、ないものか。

さて。
たとえば、女性陣にコトを任せ、どっかり腰を下ろすオヤジたちは、まったくもってお話にならない。こういうオヤジが語る説教、自慢ほど、役に立たない、すごくもないの

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かくの如き憂鬱。

かくの如き憂鬱。

5月半ばにしてこの暑さであるなら、いやはや、夏真っ盛りともなれば、どうなってしまうのか。考えただけで憂鬱である。

窓全開でドライブなんかをしていると、黒に覆われた装いのだれそれが歩いている。車内も車外もアチチで、まいってしまう。

のだけど、中にはさながら英国版「寅さん」のような、タキシード、いや、タクシード(のようなもの)をまとったおじいちゃんなんかもいる。ハット帽と、杖、いや、ステッキがいや

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