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メレンゲ愛を語らせて。人生が変わるほどおいしいスイーツのご紹介

ヨーロッパで当たり前に食べてて、日本ではあまり食べないものっていろいろある。


マジパン、ビーツ、ひよこ豆、チアシード、アボカド、


そして、メレンゲ。



今回はメレンゲが主役のお話。人生が変わる!?と噂のメレンゲを最高においしく食べられるレシピも紹介しちゃいます。


メレンゲって?



メレンゲは卵白をあわだてて、砂糖を加えたもの。
ヨーロッパだとそれをオーブンで焼いたメレンゲクッキーなるものが市民権を得ていて、どこのスーパーでも置いている。

スイスのメレンゲ



メレンゲそのものは日本だと甘ったるくて味が単調なせいか、そんなに人気がない。


でもブッセやダックワースの独特の軽いさっくり感はメレンゲによるものだったり、マシュマロはメレンゲを固めたものだったりする。


メレンゲをお菓子に入ると、食感が楽しくなる。

スイス生活でいちばん感動したスイーツ「ダブルクリーム&メレンゲ」



わたしは3月までスイスのチューリッヒで暮らしていた。
ジャガイモとウインナーばかりのドイツのお隣の国であるスイスは、なにを食べても素朴すぎてあんまりおいしいとは思わなかった。


すっかり「アルプスの少女ハイジ」を想像していたわたしは、パンやチーズが美味しすぎて太っちゃったらどうしよう?と心配していた。杞憂にもほどがあった。



おいしいものを求めて、スイス生活者のブログを狂ったように見ていた日々、


「ダブルクリーム&メレンゲ」


というスイスの伝統的なスイーツを見つけた。


お店でも食べられるが、スーパーでメレンゲを買って、ダブルクリームという脂肪分48%のクリーム(一般的な生クリームは脂肪分は18%以上のもの)をかければ完成するらしい。

めちゃくちゃ太りそうだけど、こわいもの見たさに食べてみたい。

メレンゲはスイスのどこのスーパーにもある。


ダブルクリーム。
脂肪分が倍だから、ダブルクリーム。




レシピ(?)どおり、メレンゲにダブルクリームをかけてみる。カロリー凄そうな悪魔のスイーツ。



あっ、これはおいしい!!



単体では甘ったるいだけで、そんなにおいしくないメレンゲに、これまた単体ではあんまりおいしくないコッテリしたクリームをかけると、
魅惑的な化学反応がおきた。


さくさくのメレンゲが口の中で一瞬でクリームにとけて、しゅわんとなくなるのだ。


しゅわんの甘みの余韻がたまらない。



スイスでは定番すぎて、アイスのフレーバーにもなっているほどだ。


ちなみに日本では、ダブルクリームは売っていない。そしてメレンゲもあんまり見かけない。
ケーキ屋さんやパン屋さんで置いてあるところには、置いてあるみたい。






じわじわ来てると思いきや、来なかったメレンゲブーム




ある日、サイゼリヤでメレンゲが入ったアイスケーキを見つけた。イタリアのお菓子、「メリンガータ」というもので、これがとっても美味しくて、行くたびに必ず頼んだ。



いつのまにかサイゼリヤのメニューから消えてしまって、そのまま復活することはなかった。


一時期はコンビニ、カルディにもメリンガータはあったのになぁ。あんまり日本人受けしないんだろうか。


めっちゃ探したらイオンの冷凍コーナーで見つけた。人気がないのか20%オフ。味は美味しかった。



でも、やっぱりサイゼリヤのあのメリンガータが忘れられない。

「人生が変わるおいしさ」と噂のメレンゲのおかし「パブロバ」




「パブロバ、作ろうよ!」



いつものように母からお菓子作りに誘われた。けど、なに?その「パブロバ」って。


海外お菓子マスターのこのわたしが知らないなんて、それ何者?



マカロン作りにようやく飽きてきた母は、卵白つながりで今度はメレンゲに興味をもったようだ。


▼マカロンに取り憑かれた母


「人生がかわっちゃうくらい、おいしいんだって!しかもめっちゃ簡単なの。」



そんなこと言われちゃ、作るしかないじゃない?




調べてみると、「パブロバ」とは、焼いたメレンゲにクリームやフルーツを乗せて食べるデザートだった。
小麦粉やバターを使わないので、材料費が安く、カロリーも控えめ。うれしい!

作り方やレシピはネコノメさんを参考にしました。

【材料】

・メレンゲ
卵白 卵2つ分
粉砂糖 100g
グラニュー糖 100g


・クリーム
生クリーム 100ml
グラニュー糖 大さじ1


・ソース
パッションフルーツ 好きなだけ
※今回は2人分なのでパッションフルーツは2つ
※パイナップルやベリーでも可


レシピ

1.卵白を泡立てる


2.途中でグラニュー糖を入れる



3.ボールをひっくり返しても落ちないくらいになったら、粉糖をいれてさらに混ぜる。
けっこう時間がかかった。

卵白に砂糖をいれると、
ツヤンツヤンになるのが不思議かわいい。


4.余熱しておいたオーブンで、2時間100度で焼く。
参考にしたネコノメさんは3~4時間焼いていたけど、2時間で十分に感じたので、それで行っちゃいました。

▼焼き上がり

初めて作るから、試しにいろんな形で焼いてみた
この形がぽってりしてて、1番かわいい。


5.メレンゲにかける用の生クリームをつくる。生クリームに砂糖をいれて、泡立てておく。


6.メレンゲに泡立てた生クリームとパッションフルーツをかけて、出来上がり。

このブツブツはパッションフルーツの種。
種も食べられるよ〜!
コストコでパッションフルーツが10個1500円なのを発見。
半分に切って、実の中身をかける。


パッションフルーツの種がカエルのたまごみたい。エイリアンみたいな風貌。果たしてどんな味?


しゅわっ
さくっ。


不思議な食感に、雲のようにほんのりとした甘さ。そこにパッションフルーツそのままの甘酸っぱいソースがクセになる美味しさ。
メレンゲの甘さが口の中に残るから、もう一口だけ、あと一口だけと、止まらなくなる。


パッションフルーツをかけると、外国っぽい味が加速する気がする。ほかにもパイナップルソースとかベリーのソースとかさわやかなソースならなんでも合いそう!

メレンゲに生クリームとパッションフルーツをかけただけなのに、うーん、これはすごくおいしい!


なかなかお店で売ってるのを見かけないから、家でしか食べられないというプレミアム感もある。


おわりに


この「パプロバ」なるお菓子は、オーストラリアやニュージーランドのメレンゲのお菓子なんだけど、


スイスでは「ダブルクリーム&メレンゲ」
フランスでは「ムラングシャンティ」
イギリスではイートンメス
イタリアでは「メレンガータ」


調べてみると世界中で似たようなメレンゲのお菓子がたくさんあることがわかった。日本にいるとわからなかったけど、メレンゲってこんなに世界中から愛されてるんだ...!!

残念でならないのが、メレンゲスイーツは日本(しかもわたしが住む地方都市ではとくに)ではあまり見かけないこと。



見つからないなら作ればいい。
マカロンの次はメレンゲに取り憑かれそうな予感がする。

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