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御教え

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金光大神(こんこうだいじん、金光教の教祖)の御教えを,毎日頂きます。
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2021年4月の記事一覧

必ず人に悪い顔を見せんように

必ず人に悪い顔を見せんように

昔から、親が鏡二つ買うて持たして嫁入りをさせるのはなにゆえか。これは顔をきれいにするばかりではない。第一、その家を治めに行くのである。心につらい悲しいと思う時に鏡を立て、必ず人に悪い顔を見せんようにし、その一家を治めよということである。

太古、天照皇大神より、しだいしだいに鏡を持ちてこの国を治めたまうこと、人民が見て、なにほどの貧乏人でも鏡は持たしてもらうようになりておるのである。他家へつかわし

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日々懇意にしておれば、直々に頼むことを聞いてもらわれる

人の地の上を無沙汰に、または留守をねらい勝手に支配しておる人を、その地主が帰り、取り調べた時、それなら取りのけると言うても、地主が承知するか。断りは申しあげねばなるまい。ただ断りを言うたばかりでは、安心はできまい。その地主と日々懇意にしておれば、直々に頼むことを聞いてもらわれる。

いつも、あの人は悪い人であると思い、親切をせずにおり、また勝手のよいことばかりして取り調べを受けるようではつまらん。

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何事にも信心に油断をせんように

何事にも信心に油断をせんように

第一、心をとめておらねばどうならん。

田に水をためる時に、落とし(水の落とし口)をとめておらねば、水はたまらんてやなあ。

金持ちになるのも、心を締め、とめておらねば、金はたくさんにはならん。

物にたとえればきりはない。何事にも信心に油断をせんようにしなさい。

 金光教教典
 369頁
 山本定次郎の伝え
 16

おはようございます。

昨日頂いた御教えをまとめてみます。

正直
実意

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何事にも信心になりて

何事にも信心になりて

人間でも汚いと思う大小便所を定めるのに、方角を見て、金神の留守の間に普請を調え、自侭勝手な行いをしており、病苦災難にかかると、金神の障りと言う人がだんだんあるが、

此方の話を聞いて正直な心になり、実意をもって天地金乃神様を頼み、何事にも信心になりて、悪いことは先に断りを言い、親切な心を持っておれば、だれでも親切にしてくれるなあ。

医師にでも平日親切にしておれば、痛い時に早う親切にして来てくだ

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神様と氏子との間に悪いことをはさまんような信心

神様と氏子との間に悪いことをはさまんような信心

神や仏に数々頼む人は、何神様のおかげを受けたやらわからん。天地金乃神へ一心に頼み、全快すれば、ありがたいことがすぐに知れる。金神の障りもないようになる。

神様と氏子との間に悪いことをはさまんような信心をしなさい。

 金光教教典
 369頁
 山本定次郎の伝え
 15

おはようございます。

一心とは、あちこちの神様や仏様に頼むのではなく、天地金乃神様一筋となることです。
一心にはそういう意味

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神様へ氏子がすがるのに、お見捨てにはなるまい

神様へ氏子がすがるのに、お見捨てにはなるまい

神様へ氏子がすがるのに、お見捨てにはなるまいではないか。わが子が難儀な時に、親へ正直な頼みをするのに、見捨てはすまい。神様も親も同じことぞよう。一心に信心しなさい。

 金光教教典
 368頁
 山本定次郎の伝え
 14

おはようございます。

これまでの神様は願いっぱなしで、おかげがあるかないか分からなかったが、この神様は、すがれば助けてくださる神様である。
それは、難儀な子どもが正直に気持ち

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目に見えん障りと思うことは取り払うてくださる

目に見えん障りと思うことは取り払うてくださる

盗人その他、悪いことをする者には、上(かみ)の役人からそれぞれの罰をつけて、正直な者に安心さしてくださるようなもので、

天地の親神様を敬い、一心に信心しておれば、目に見えん障りと思うことは取り払うてくださろうではないか。

 金光教教典
 368頁
 山本定次郎の伝え
 14

おはようございます。

教祖様の当時、目に見えない神や霊と衝突することによって、突然、悪寒や失神に見舞われることを、

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気楽なだけでもありがたい

気楽なだけでもありがたい

非常の事のある時、天地金乃神を心で頼みつつ手伝いし、働きを十分にすれば、心が大丈夫でできるではないか。

それを、方角の悪い方へ来ておると思い、心配し恐れつつ手伝いする仕事は、十分にできまいではないか。

仕事はとにかく、神様頼みて安心に勤めさしてもらえば、気楽なだけでもありがたいではないか。

 金光教教典
 368頁
 山本定次郎の伝え
 12

おはようございます。

火事・大水・病気などの

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行かずにはおれまい

行かずにはおれまい

日柄方角のことを言うておる人でも、火事とか大水とか病気とか死去とかいう時に、日柄方角が悪いからと言うて、見舞い手伝いの勤めに行かずにはおれまい。

わが身の上のことだけではなく、他人の災難を助けに行かねばなるまい。

 金光教教典
 368頁
 山本定次郎の伝え
 12

おはようございます。

日柄方角を徹底して守ることが難しいということを、具体的におっしゃっています。

それが生きるということ

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親子のごとく信心しなさい

親子のごとく信心しなさい

方角を用いるとすれば、一つの井戸の水ではむつかしい。

一つ所のくどで煮て、食べ物調えていても、方角の悪い年、月、日に、心持ちが悪いであろう。

厳重に方角行えば、むつかしい。

人間の勝手で方角のことを言うて、金神の留守をねらうより、天地金乃神様を氏子みずから頼む心に改め、親子のごとく信心しなさい。

 金光教教典
 367頁
 山本定次郎の伝え
 11

おはようございます。

神様は親で、わ

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毎日朝、拝礼し

毎日朝、拝礼し

毎日朝、拝礼し、先祖より代々の知らず知らずのご無礼をお断りし、今日(こんにち)都合よろしくおくり合わせくださるようにと願い、

夜にお礼申しあげ、今夜も安全に休ませてくださるよう願うがよろしい。

 金光教教典
 367頁
 山本定次郎の伝え
 10

おはようございます。

朝夕のご祈念のことを教えてくださっています。

皆さまそれぞれに、すでに毎日、ご祈念しておられることと存じます。

*

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万事頼むという心になりて信心する

万事頼むという心になりて信心する

暦の表に、金神が回るとして、円い図(暦の方位図)に割りをして筋をつけ、この間には金神、または明き方と言うたりする。

縁談縁組み、普請作事、旅立ちなどの吉凶を、中段下段(日柄の吉凶の欄)を見て行おうとしてみなさい。行われはせん。

ただ正月三日の間ばかりではなく、一か年三百六十五日についての日柄方位方角ということは、昔の人間がこしらえたもので、日柄方角を言うたばかりでは、あまり勝手すぎるではないか

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心を改め信心するがよろしい

心を改め信心するがよろしい

我欲になりて悪いことをしておると人が戒める。人は見んと思うておりても、天地の神様の鏡に映るから、心を改め信心するがよろしいなあ。

 金光教教典
 366頁
 山本定次郎の伝え
 9

おはようございます。

「信心してまめで働けば、わが身の得」になることを教えてくださった後、その裏を語っておられます。

目の前の小さな欲望を満たそうとする我欲な自分から、信心する自分へと改まる。
この「改まり」こ

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天地の神様がお守りくだされてある

天地の神様がお守りくだされてある

畳の上に寝起きしておるが、畳の藁(わら)や藺(い)の生長したもとを考えてみよ。

百姓は藁や藺をはじめいろいろ作りおるから、人間の力ばかりでなく、四季を天地の神様がお守りくだされてあることはわかりましょう。

 金光教教典
 366頁
 山本定次郎の伝え
 8

おはようございます。

綿、水、鍋釜、かやと色んな事例を出して、四季を通じて天地の神様がお守り下さってあることをお話ししてこられました。

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