必ず人に悪い顔を見せんように
昔から、親が鏡二つ買うて持たして嫁入りをさせるのはなにゆえか。これは顔をきれいにするばかりではない。第一、その家を治めに行くのである。心につらい悲しいと思う時に鏡を立て、必ず人に悪い顔を見せんようにし、その一家を治めよということである。
太古、天照皇大神より、しだいしだいに鏡を持ちてこの国を治めたまうこと、人民が見て、なにほどの貧乏人でも鏡は持たしてもらうようになりておるのである。他家へつかわしてからは、実の親が子の顔を見て毎日言い聞かすことができぬから、鏡を見て、その家のきげんのよいようにせよということである。
金光教教典
371頁
山本定次郎の伝え
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おはようございます。
「不機嫌は伝染する」と言われます。確かにその通りです。不機嫌な顔の人を見ると、何か怒っているのかと心配したり、そんな顔をしなくてもいいだろうにと、こちらまで不機嫌になったりします。
逆も真なりで、ニコニコとしている人の回りは明るくて、時々笑い声が起きたりして、空気がとてもよくなります。
鏡を見て、シワが増えたなとか、化粧ののりがよくないとか、そんなことを見るのも大事ですが、自分が穏やかなニコニコ顔かどうか、そこを点検したいものです。
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施設に行って教誨の御用します。
わたしが教室に入ると、みなさんがニコニコします。
そうなると、とても話がしやすいです。
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